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【福岡・佐賀の家づくり】家族で暮らしを楽しむお家 15選

1. とっておきの色づかいでハッピーに暮らす家づくり/グリーンウッド

深いグリーンと白のツートーンに赤レンガのアプローチがドアまで続く家は、西洋のお伽話に出てくるような佇まい

機能もデザインも家事動線もすべてに大満足!

深い緑色と白壁のツートーンが可愛らしい家に住むのは、業種は異なるけれどそれぞれに“色”を使う仕事をしているSさん夫婦。「木の家に住みたいという主人の希望でグリーンウッドさんを見学しました。営業されている感じがまったくなく、とにかく私たちの話を丁寧に聞いてくださるアットホームな雰囲気に惹かれましたね」と奥さま。モデルハウスで自然素材の心地よさに触れ、小さな子どもたちが寛ぐ様子に安心感があったと話してくれた。家の間取りは奥さまが考えたもの。「共働きなので洗濯専用の部屋が絶対に欲しいと思っていました」。玄関横にはクローゼット、その奥に洗濯室、さらに洗面所、浴室と縦に長く続いている。洗濯物の移動が少なく家事動線は完璧だ。「家事動線を優先したらキッチンの隣が和室になりましたが、子どもたちが遊んでいる様子を見ながら料理できるので便利ですね」。自然素材にこだわる[グリーンウッド]の機能性や快適性はそのまま、自分たち好みの間取りにこだわれたことで大満足の住まいが完成した。

「カウンターで家飲みしたい」というご主人の要望を受け、カウンタースタイルのダイニングに。椅子や古時計を飾ってステキ空間の出来上がり


木の温もりに包まれる住まいに大満足のSさん夫婦。家具や照明などの小物も木の素材を中心に好きな力タチのものを取り揃えて、家族みんなが笑顔になれる最高の家が完成

 

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2. 家族の絆、家と自然すべて豊かにつながり合う/ベツダイ


アメリカンローカルハウスの平屋をイメージした開放的なリビング、L字デッキで庭を囲み、室内と屋外の一体感を演出。大空間の吹き抜けで上下階の閉塞をなくし、家族や仲間、自然とのゆるやかなつながりを生み出す空間をデザイン

家族同士や家の中と外にちょうどいい“つながり”を

ログハウスのように木の魅力をふんだんに取り入れた家と、機能性を重視したボックス型の家。Tさんが選んだのは、[ベツダイ]が提案する、どちらの魅力も併せ持つ『フリークスハウス』だった。ブラックと木の外壁が調和するスタイリッシュな住まいは立体的な構造で、見る角度によって異なる表情を見せる。中に入れば天井や床、壁にふんだんに無垢材が使われており、木のいい香りに包まれる。都会的であり、自然素材の優しさや温もりも感じられる「この家がいい!と夫婦で意見が一致しました」とご夫妻は話す。「フリークスハウス」のコンセプトは「SESSION」=「つながり」。つまり、家族や自然とのゆるやかなつながりを重視した家ということだ。リビングの窓を開け放つと、L字型のデッキに囲まれた庭とリビングがひとつながりに。またキッチン横に設けられた大きな吹き抜けは1階と2階をつなぐ大事なポイント。家族の絆を強くする家でもある。

 


リビングは天井の板張りや庭まで続く板壁、ウッドデッキへフラットに続く無垢床など、木の魅力に包まれている


ひさしのあるカウンターキッチンはショップのようなデザイン性の高さが魅力。タイル壁にアイアン製のカップボードも造作。オシャレな雰囲気に

 

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3. 子どもたちがスクスク育つ 愛しきマイホーム/へいせい

シックな色合いの外壁がモダンなMさんの住まい。宅地の奥に位置するので駐車スペースも広々

子育てママの希望を叶える 運命の出合い

4歳と2歳の男の子2人を育てるMさん夫婦が家づくりを考えたのは、1年半くらい前のこと。それまで、Mさんの勤務先に近い北九州市内のマンションで暮らしていた4人だが、長男が小学校にあがる前に環境を整えたいと奥さまの実家の近所に引っ越してきた。「会社(北九州)と妻の実家(糸島)の間の宗像なんてどうかなと勧めてみたけれど、やっぱり妻の実家の近くがいいと糸島になりました。ええ、もちろん毎日通勤していますよ(笑)」と驚きの告白。「家族が近いと何かと安心。ここから200メートル先には実家があり、170メートル離れたところに姉家族が住んでいるんですよ」と奥さまが続ける。

理想通りの土地を見つけてくれたのは、奥さまのお母様。まだ売りに出る前、宅地造成中の土地を見て問い合わせした先がへいせいだった。「さっそくモデルハウスの見学に行ってみると、雰囲気が良くてすぐに気に入りました!」と奥さま。そこから、家事動線や子どもたちの動きやすさにこだわった家づくりがスタート。家事をしながらでも子どもたちの様子がうかがえるような配置にこだわり、わんぱく盛りな男の子たちが家の中をぐるぐる回遊できるようキッチンの向こうにも通り道をつくるなどの工夫を重ねた。もともと持ち物が多いという奥さまの希望は、キッチンの壁一面を収納スペースにすること。また、家族みんなが一緒に過ごすことが多いリビングを心地よくしたいと、天井を高くして木張りにしてもらうことで、木の温もりに包まれるキッチンダイニングが誕生した。4人で囲むテーブルは、大川の有名な家具屋さんのもの。まるであつらえたようにぴったりと収まっている。「疑問に思ったことがあれば毎日のようにメールしていたので、へいせいの皆さんは大変だったかも知れません。でも、いつでも親身に対応していただけました」と奥さま。

 

アイランド風キッチンにこだわって大正解。ランプやタイル風のインテリアにもこだわった奥さまのお気に入りスペース

夫婦の寝室はインダストリアル系に憧れるMさんの希望で濃いグレーの壁紙をチョイス。仕上がりにも大満足だという

 

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4. 家族への想いをカタチに。100年先まで安心の木の家/棟生工務店


家族を迎えてくれるのはメンテナンスフリーの白い漆喰壁とトネリコの木。[棟生工務店]はエクステリアまでもプロデュースしてくれる

赤ちゃんにも安心な、オール自然素材の木の家

白い漆喰で塗られた外壁と木が調和した外観。室内も木と漆喰に包まれたAさん宅。「仕事から帰ってくる時に家が見えてくるのがいいんですよ。そしてリビングのソファに座ってのんびり・・・天井も床もきれいで360度いい感じの家ですね。休日も家から出なくなりました(笑)」とAさん夫妻。ご夫妻が満足している家は自然素材の家づくりを手がける[棟生工務店]がつくりあげた。設計から施工まですべてを行なう代表・吉富直生さんはこよなく木を愛する人。“自然素材”という言葉が一般的になるずっと前から無垢材などにこだわった家づくりをすすめてきた。Aさん宅も10種類以上の木が使われているが、同じ木の種類でも色味や表情で使う場所が考えられており、まさに“適材適所”。だが、既にストックしている木をあてがっているわけではない。どんな家を建てるかが決まってから、最適な木を探しているのだ。

無垢材、漆喰、セルロース断熱材など自然素材で作られた家は心地よさとともに機能性もいい。「夏は涼しくて冬はあたたかくて、部屋の中にいると季節感がわからなくなります(笑)。この冬も一度も暖房を使っていませんし、半袖で過ごしました。こたつを買ったのですが箱から出してません(笑)」

 

リビングの横に置かれたウッドデッキ。サッカーをする息子さんが、玄関を通らずウッドデッキを抜けてお風呂まで直行できる動線とのこと。

和室の壁も漆喰仕上げだが、LDKとは違うもの。ほんのり黄色味がかかっており、やわらかな雰囲気を醸し出す。

 

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5. 美しい漆喰による快適空間 子どもたちも愛犬もみんな元気/智建ホーム

奥行きのある土地にあわせて高さを変えた屋根が層をなす個性的な外観。春にはバラが周囲を彩る

欧州の家のような 漆喰の表情に惹かれて

コテムラのある漆喰の塗り壁が美しいH邸。アールのついたエントランスのくぐり戸の横ではユーカリの枝葉が風に揺れる。「あら、素敵な家ですねぇ!」。道行く人からそう声をかけられることもしばしば。Hさんご一家がこの家で暮らし始めてもう5年になる。

「実家の建て替えを考えていた7年ほど前に、智建ホームさんを知りました。最初に気に入ったのは見た目ですね。モデルハウスを見てここだ!と。天井や押入れの中まで漆喰塗りという標準仕様はもちろん、その塗り方…ヨーロッパの家のようなムラのつけ方など、まさに理想的でした」。その後、ご夫妻は[智建ホーム]の内覧会に20軒以上は参加。「どの家も造りがしっかりしていて、手を抜いていない感じが印象的。しかもそれぞれに違う個性があって、幅の広い設計力も気に入りました」。

「譲れないもの」を厳選し 理想の間取りが完成

「ご要望の中でどうしても譲れないものは何ですか?」。Hさんご夫妻が[智建ホーム]との打ち合わせの中で印象的だったのが、この質問。じつは、ここから建てたいイメージの整理につながったと、おふたりは振り返る。

「そう言われて改めて客観的に考えてみると、漠然としていたイメージがはっきりしてくるんですよ。私たちがどうしても譲れなかったのは、勾配天井とリビング階段、広い洗面化粧台とトイレ。この優先順位が見えると、家づくりは随分具体的になります」。こうして、おふたりが譲れない要素を土地の形状にあわせて効率よく取り入れ、生活動線にも配慮されたH邸の間取りが仕上がった。

「施工中はもう嬉しくて、何度も現場に来て途中経過を見学していました」とご主人。職人の仕事を見ているうちに「この造りならずっと住んでいても安心だ」と確信、改めて[智建ホーム]の家の魅力を実感したという。

 

吹き抜け天井や高い位置に設けた明り採りの開口部の効果でより広く感じられるLDK。2階の個室とは室内窓でゆるやかにつながる

 

ご夫妻こだわりのトイレ。塗り壁はあえてコテの跡を粗くし、照明も中央からずらしてアンティークな雰囲気に

 

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6. 愛着あるデニムのように 魅力を増す、家族の歴史/長崎材木店


広い敷地に並んで建つ2軒の邸宅。 1軒は息子さんご一家、もう1軒は ご両親の住まい。[長崎材木店]とIさんが 約3年かけて完成させたこの家で、 新しい家族の歴史が綴られています。

ひとつの敷地に2軒の家 親子2世帯で楽しむ暮らし

桜、ケヤキ、クヌギ、カエデ…広い敷地にはもう何十年も前に植えられた木々が雑木林のように茂っている。春はお花見、秋は紅葉を眺めながら過ごす。花が咲き、色づく木々の表情はⅠさんご一家だけでなく、ご近所の方々も楽しみになさっている。

この敷地に、今は2軒の家が建っている。道行く人が思わず足を止めて見入る2階建ての家はIさんご夫妻の住まい。その横に建つ平屋はIさんのご両親の住まいだ。  今から30年ほど前、ご両親はこの土地に小さな病院と住まいを構えた。若かったお2人が開業と同時に建てた家は最低限の間取りしかなかったが、懸命に働き、少しずつ増築をしながらそこで5人のお子さんを育て上げた。お子さんたちが独立し、ご夫婦ふたりで生活する中、医療の道に進んだ息子さんから「一緒に住もう」といううれしい提案が。それならいっそのこと、それぞれの家を建てようじゃないかという話がまとまった。

「私たちは老後、息子たち家族は子育て、と互いの人生のサイクルを考えて、気を遣わなくていいように家もそれぞれ1軒ずつ建てることに。どんな家にするかは、息子夫婦の考えを尊重しました。そうして息子を介して初めてお会いしたのが、長崎材木店さんだったんですよ」とご両親。今から3年ほど前の話である。

同じフィーリングを感じた ビーチサイドでの出会い

家を建てると決めたIさんの頭には、以前から気になっていた一軒の家があった。それは、サーフィンをしに訪れていた糸島半島の野北のビーチサイドに建つ、ごくごくシンプルな家。愛読しているサーフィン雑誌のサーファーズハウス特集にも、その家は載っていた。

「いつも外観を見ていてカッコいいなと感じていました。何がどうこうというよりも、フィーリングが合う感じがしたんです。雑誌を見たら、その家は長崎材木店が建てたと書いてあった。そこで古賀の展示場を見学、一目でここにお願いしようと決めました」。

天然の木をふんだんに使ったその家は、最初は綺麗すぎて気恥ずかしいかもしれない。けれど、住んでいくうちにどんどん経年美を増して格好良くなる確信がご主人にはあった。「デニムやブーツなどのレザーアイテムと一緒ですね。長い時間をかけて自分たちの好みのテイストに仕上げていける。そこが何よりも魅力的でした」。

 

ご主人が少しずつ植えた芝生はいい感じで成長中。奥さまが水やりに庭に出ると、息子さんも三輪車で出動!

 

年を重ねるほどに美しさを増す木の外壁が目を引くI邸。せり出したバルコニーが家の印象をひとまわり大きく見せている

 

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7. 人々が集う賑やかな休日を! 家族の夢と幸せがいっぱいの家/長崎材木店

「家族や仲間たちとわいわいバーベキューができる家にしたい!」 そんなご主人の想いがコンセプトになりました。 「家族の幸せ」と「男のロマン」がつまった家の完成です。

長年思い描いた理想の住まい あたたかな木の温もりを 感じる家

学生の頃に太宰府市内にあった「長崎材木店」のモデルハウスに足を運んで以来、「結婚したら庭でバーベキューができる一軒家を持ちたい!」と夢に描いていたご主人。結婚後、奥さまの夢も加わりさらに膨らむ気持ちと共にマイホーム購入へのスタートを切った。

「木の温もりを感じられる家に住みたい」と調べる中で、ふと思い出したのが学生時代に見た「長崎材木店」の家だった。すぐに古賀市にあるモデルハウス群「ウッドビレッジ」に足を運び、その場でここだ! と直感的に感じたというから、これは運命に違いない。そこから[長崎材木店]との二人三脚のマイホーム大作戦がはじまってゆく。

「庭でバーベキューがしたい、バンドの練習ができる離れが欲しい、独身時代に集めた広松木工や小石原焼の作品がしっくり馴染むといいなあetc…」そんな多趣味なご主人の要望をプロの視点で形にし、提案を重ねる担当者に対して「おおー! やるねー! と毎回驚かされていましたね」と嬉しそうに語るご主人。


大きなソファにごろりと横になって子どもたち一緒にお昼寝したり、テレビを見ながら奥さまと今日の出来事をはなしたり…そんなひとときに幸せを感じると話すご主人

 

多趣味なご主人の「男のロマン」が詰まった離れ。リビングにもテラスにも繋がっていて利便性も抜群

 

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8. 山間のログハウス 楽しく、のんびり、 たくましく/マルベリーハウス

緑深い山々がある。水清らかな川も流れる。 佐賀県・背振地区の山間に開かれた静かな住宅地の一角、 憧れのログハウスで暮らすYさんご一家を訪ねました。 冬でも薄着のまま野山を元気に駆け回る3人の子どもたち。 ウッドデッキにあるかまどで料理をするお母さん。 かまどやストーブにくべる薪を調達するお父さん。 自然の中に建てた家だからこそ、あえて手間のかかる暮らしを 創造力豊かに楽しんでいるみなさんです。

「おはよう」から「おやすみ」まで お日さまとともにある生活。 からだの調子もいいみたい。

辺りはまだ真っ暗な午前4時過ぎ、Yさんご一家の朝は始まる。

家族の誰よりも早く起きて朝食の用意をするのは妻のるみこさん。雨が降る日も雪が降る日も、料理をするのは家の外。Y家のメインダイニングはウッドデッキに設えたかまどである。このかまど、実はご主人から奥さまへの誕生日プレゼント。

「せっかく自然の中に家を建てたのだから、時間をかけて生活を楽しみたいと思っていました。家を建てた当初は台所にガスコンロもあったのですが、煮込み料理とか、手間のかかることをしたくてリクエストしたんです」とるみこさん。お弁当用の玉子焼きなどちょっとした一品を作るときだけ、簡易型のカセットコンロを使っているという。

使い込まれたかまどに薪をくべて、朝はご飯と味噌汁を準備する。パチパチとはぜる火の音。小さな煙突から立ち昇る白い煙。辺りにいい匂いが漂う頃、家族がひとり、またひとりと起きてくる。 「わが家はだいたい朝の4時から5時頃に起きて、夜は8時とか9時にはもう寝むくなる(笑)。お陽さまとともに生活しているような感じです」。家にテレビを置いていないので朝は家の周辺を散歩したり、夜は子どもたちに読み聞かせをしたり。みんな毎日、早寝早起き。からだの調子も良好だ。

「子どもたちを自然の中で育てたい」という思いから、Yさんご夫妻が佐賀県の背振山の山間に家を構えたのは4年ほど前のこと。「子どもはもちろん自分たちも楽しめるように」と選んだのは、ずっと憧れていたログハウスだ。

「断熱材を入れた注文住宅を検討した時期があったんです。でも勉強すればするほど、どの選択が一番いいのか分からなくなる(笑)。でも、木だけはうそをつかない。じゃあいっそのことシンプルなログハウスがいいだろうと思ったんですよね」とご主人の和信さん。

 

料理用やストーブ用の薪を割るのはご主人の仕事。木は近くの製材所で出る端材などを利用しているのだそう。手土産代わりに薪を持って遊びにくる友達も多いのだとか

 

ロフトから眺めたLDK。梁からぶら下げたブランコは奥さまのお手製。ロフトに上るためのハシゴもあるが、子どもたちはもっぱら横に結ばれた綱を利用する

 

子どもたちの健やかな成長。 太陽や風とともにある暮らし。 自然の恵みをダイレクトに感じられる食材。 そして家族がひとつ屋根の下、ひとつでいられる毎日。 自分たちにとって何が大事かを考えてみたら、 こういう家と暮らしになりました。 家づくりがストレスになったら大変。 誰よりも自分たちがまず楽しめるように、 大事にしたい暮らしのあり方を探ってみてはいかがでしょう。 その人にぴたりと合った家が、きっと見つかるはずです。

 

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9. 仲良し夫婦のこだわりが 同時に叶った理想の家/智建ホーム

表情豊かな塗りを施した壁が、家そのものを引き立てている。外構も[智建ホーム]に依頼。家の雰囲気にマッチしたアプローチに仕上がった

自由な空間作りを支える 外断熱の家がいい!

転勤族で、「常に仮住まいをしている気分だった」というIさん。そんなIさんが家づくりを決意したのは、3人のお子さんが成長し、「もうそろそろ、家族みんなが落ち着ける場所が欲しい」と感じたからだ。「とは言え、主人の次の転勤次第で、すぐには家づくりを始められなかったので、まずは〝どんな家に住みたいか〟を考えることから始めました」。そして雑誌やインターネットで様々な家の情報に触れる中、Iさんが希望したのが、吹き抜けとリビング階段のある家。「ところがお友達から〝寒いよ〟〝光熱費がかかるよ〟と」。そこで、さらにリサーチを続けた中で出合ったのが、外断熱の家だった。「家全体がしっかりとした断熱材で覆われていれば、広い空間が生まれても大丈夫じゃない?と思ったんです」。

そこに、ご主人のこだわりである〝茶色の床・白壁の家〟という理想を合わせてビルダーを絞っていった奥さま。そんな中、偶然見つけたのが、[智建ホーム]のモデルハウス『シャトー』だった。「もう、ひと目見て大興奮(笑)。外断熱で、室内の壁は全て漆喰、床は無垢材。それだけでも十分理想的だったのに、加えてインテリアのセンスが素晴らしくて。その後主人も連れて行ったのですが〝ここ、いいね!〟と意見が一致しました。家を建てる具体的な時期はまだ未定だったにも関わらず、〝その時が来るまで、楽しみに待っていますね〟というスタッフの方々のスタンスにも、とても信頼がおけたんです」。

それから約1年、どこに家を建てるかは未定のまま、[智建ホーム]の内覧会に通っては、イメージを固めていたIさん。そしていよいよ、ご主人の転勤が確定し、通勤や子供達の通学などを考慮して福津市エリアで土地を探し始めたところ…「すぐに、智建ホームさんから〝土地、出ました!〟と連絡があって。それが、場所も広さも申し分のない物件。情報に長けているビルダーさんは強い! と実感しました」。

 

知らず知らずのうちに家族が集まる居心地抜群のリビング。窓の上のディスプレイ棚やカーテンには奥さまのこだわりが


オフホワイトとカフェオレ色のタイルを組み入れたキッチンは、奥さまだけでなく、料理に興味を持ち始めたふたりのお嬢さんにとってもお気に入りの場所

 

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10. 家族と大好きなものに囲まれた 暮らしのギャラリーのような家/想創舎

玄関から奥に長いシンプルなかたちの外観。自然素材で健康に配慮したしシラス壁は、高い消臭・調湿機能を発揮する

 

一目惚れした空間は、行きつけの雑貨ショップ

遠くに山並みと街の景色が見える高台の住宅地。シラス壁のシンプルで優しい印象のご自宅から顔を覗かせたのは、瞳の輝きが美しいお嬢さん2人。後を追うように、笑顔が素敵な奥さまが「ようこそ」と迎えてくれた。
寝室やサンルームのある廊下を通り抜けて、中へとおじゃますると、庭に面して大きな木製のサッシ窓を設けた明るいLDKが広がっていた。
キッチンのオープン棚には、インテリア巡りが趣味という奥さまが選んだ生活雑貨を楽しくディスプレイ。食器棚にはお気に入りの作家ものを中心とした器が並ぶ。家族が集うリビングは大きな木の円卓とTRUCKのソファがアクセントになって、どこを見渡しても気持ちよくレイアウトされている。お手本がいっぱいで、まるで暮らしのギャラリーのよう。

 



家族が憩う吹き抜けのLDKを主役に、すっきりとした構造のリビング階段や吹き抜けに面した2階部分に光と風の通り道をつくる格子風のデザインを取り入れたことで、優しいつながりを生む開放的な空間が誕生。

 

Sunroom

自然光が降り注ぐサンルームで家事効率もグンとアップ。サーフィン帰りのご主人も庭から入ってシャワーを浴びたり、洗濯できる。

 

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11. 〝古き良き〟にあふれた ゆとりの住まいを実現/長崎材木店

ガレージには2台の駐車が可能。ここも木製のシャッターやOSBボードの壁材などこだわりが光る

のびやかな暮らしを求め 自然豊かな郊外の土地へ

田畑や住宅が点在する、のどかな地域の一角。その小さな川沿いにH邸は建つ。ここで暮らすのはご夫婦と生後9ヶ月のお子さんの親子3人。「窓から見える景色が素敵でしょう? 川のせせらぎが聞こえて心地良いんです」と奥さまが笑顔で話してくれた。結婚当初から家を建てたいと夢を抱いていたHさんご夫婦。挙式後間もなく、気軽な気持ちで展示場に行ったことが家づくりの始まりだったと振り返る。「インターネットで何気なくハウスメーカーを検索した時に、長崎材木店さんのことを知りました。木をふんだんに使った雰囲気がいいなと目に留まって。展示場でお話ししたスタッフさんの人柄が良く、説明が分かりやすかったことも好印象でした」。

以前は福岡市内のマンションに住んでいたお2人。家も福岡市内を希望していたが、「広さにゆとりがあり、自然が近い」という条件と予算に見合う土地が見つからず、範囲を広げて探した。そうして見つかったのが現在の場所だったという。「駅から離れているので通勤が心配でしたが、シミュレーションしてみたら福岡市内の職場まで1時間少々。悩みましたが、それなら許容範囲だろうということでここに決断。長崎材木店さんに根気よく土地を探していただいたおかげで、理想的な場所に巡り合えました」。

薪ストーブ、古家具、レトロなレコードプレーヤー…。「古き良きもの」に囲まれたリビングは家族の憩いの場


奥さまが管理栄養士の目線でこだわり抜いたキッチン。スムーズに配膳ができるよう、作業台の下に食器棚を設置。庭へと動線がつながり、荷物の出し入れも楽々

 

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12. 自然とひとつになる住まい 世界でいちばん好きな場所/長崎材木店

目にとまるラインの数や位置を徹底的に検討した外観はシンプルで美しい。庭づくりはご主人自ら行った

長い庇が室内にもたらす 木陰のような涼しさ

青空の下、Mさんの住まいは雑木林や畑が広がる土地の一角に、楚々として佇んでいた。柱や建具など目に映るラインを極力抑えたシンプルな外観には、何十年の歳月を経ても飽きの来ない美しさが息づいている。

室内に入り、さらに驚いた。まわりの木立や空の表情をいきいきと切り取る広い開口部。部屋と庭とをゆるやかに結ぶウッドデッキ。その頭上にしつらえられた長い庇は、夏の強い陽射しを遮り、屋内に木陰のような涼しさをもたらしている。

ご夫妻の「できるだけシンプルに、すっきりと」というリクエストに応えた室内も、パイン材や杉材の魅力を巧みに活かす設計だ。特にリビングの勾配天井は、吹き抜けとはまた違うのびやかさがあるように感じる。

家のまわりに自然がある家や、木を多様した家は多いけれど、M邸の場合はまた少しニュアンスが違う。どちらかというと、自然の一部に家が溶け込んでいるような気持ちよさがあるのだ。

ダイニングやキッチンはオフホワイトの塗り壁の面積を多くし、現代的な印象に。床の無垢材の表情も際立つ

 

念願の薪ストーブを取り入れたMさん。奥に見える薪小屋はご主人がDIYで作り上げた。「この家が完成してから3カ月くらいはずっとDIYで何かを作っていました」

 

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13. 家づくりのプロが手がけた自分の家族のための家/棟生工務店

バランスの良い佇まいが魅力。新築当時、真っ黒だった外観は、時間と共に味わいのある風合いに。

“やってみたかったこと”を自らの家で試したい

代表自らが、設計・施工を手がける[棟生工務店]。「現場は、本社から車で30分以内」という条件を掲げ、主に糸島エリアで家づくりを手掛けてきた工務店だ。この本でもこれまで、同社が手がけた家を数々紹介してきたが、取材先の多くの施主(特にご主人)の口から語られたのが、「社長にお任せしました!」という言葉。大まかなリクエストは出すものの、全体の雰囲気や間取り、ディテールに至るまで、「吉富さんに任せたら間違いなかった」と嬉しそうに語ってくれる方々ばかりだったのだ。
そんな、クライアントからの信頼を一手に集める社長の自宅とは?ということで今回訪ねた先は、糸島市中心部のご自宅。約5年前に建てたという家は、もちろん代表自らが設計・施工を担当。

玄関を入り、ナラの一枚板の扉を開けると、広々としたLDK。こちらの床材もまたナラで、貴重な柾目の板、1枚ずつに本実加工(木板のサイドに凸凹の加工をつけること)を施した自慢の床だ。
「自分の家ですし、少々手間や時間がかかっても、やってみたいことをやってみました。ある意味、“実験”ですよね(笑)」。そんな家の中には、「進化しながらいい家をお客様に届けたい」という代表の思いが随所に詰まっていた。

 

2階から見下ろすと、より一層、床の美しさが印象的。幅の異なるナラの木に本実(ほんざね)加工を施し、1枚ずつ丁寧に組み合わせた代表の力作。

薪ストーブがリビング中を暖かさで包んでくれる。

 

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14. みんなの愛情に育まれた陽だまりのようなわが家/木の家工房 グリーンウッド

塗り壁調に仕上げた吹き付けの壁には落ち着いた緑色を選択。和瓦が映える昔ながらの軒下空間にも和の趣を感じる

緑色の外壁が風景に馴染む純和風の平屋づくりの家

Kさん夫婦が家づくりを意識しはじめたのは約2年前のこと。まわりの友人たちが家を建てはじめ、モデル展示場を見学するようになったそうだ。「展示場に行くと情報が大きくなるばかりだし、営業されるのも苦手で⋯」そんなKさん夫婦にとって[グリーンウッド]の完成見学会はとても居心地の良いものだった。「家に一歩足を踏み入れた途端、凄くいい木の香りが漂ってきたんです。押し売り感もまったく感じることがなく、グリーンウッドさんなら安心だと感じました」と奥さま。そこから土地探しをはじめ、それぞれの実家や学校、駅に近く、少し高台に位置する希望通りの土地と出合うことができた。土地は約150坪もあり、平屋の木の家を建てたいというご主人の願いも余裕で叶えられる広さだ。「2階建ての家で育ちましたが、ある頃から自分の部屋がある2階に上がるのが面倒になり、座敷で生活していたんですよ(笑)。もともと父が表具屋なので純和風の方が落ち着くんです。そこで純和風の平屋をオーダーしました」とご主人。完成した家は、若い世帯の新築には珍しい和風造り。ご主人が好きだという緑色を基調にした外壁が優しく周辺の風景に溶け込んでいる。

 


導線が楽だと対面キッチンではなくテーブルを希望。その分、リビングが広く感じるという。

部屋のいちばん奥にはKさんの希望で雲梯を設置。家族みんなでトレーニング(!?)を楽しんでいるとか

 

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15. 家も人も深呼吸する一 “木”で幸せな家づくり。/木の家工房 グリーンウッド

LDKとひと続きになったウッドデッキは、くつろいだり食事をしたりと大活躍!広々としたお庭は、これから芝を張ったり木を植えたりして、じっくり育てていきたいそう

理想の土地とビルダーとの出合いで家づくりがスタート

阿蘇や久住へ出かけるのが好きで、山や自然を愛するアウトドア派のFさん家族。もうじき4歳になるお子さんの誕生を機に家づくりを考えはじめ、3年半かけてようやく理想の土地を手に入れた。主要駅の徒歩圏内でありながら、山の麓の静かな環境。土地探しの第一条件だった広大な敷地の一角には、奥さま念願の”家庭菜園”が。「幼い頃から実家の畑を手伝っていたので、家を建てるなら、畑が欲しかったんです」と語る奥さま。土と触れ合い、思いっきり走り回れる一軒家で、のびのびと子育てをしたい。そんなご夫婦がイメージしたのは、山小屋のような『木の家』だった。さっそくネットで専門のビルダーを探し、自然素材を使った木の家づくりで知られる[グリーンウッド]を訪れたお二人。同社の代表・鶴田さんの第一印象を「信頼できる人だと思いました。私たちとも波長が合ってましたしね」と振り返る。大工さん含め、関わる人すべてがいい人で家づくりは楽しいことしかなかったと語る。「特に施工が始まってからは、工事の様子をブログにUPしてくれるのが嬉しくて、進捗状況にワクワクしましたね」。

 

気取らず自然体な雰囲気のFさんファミリーはナチュラルな木の家にぴったり

南東に開いたリビングは日中灯りがいらないほど日当たり良好。薪ストーブのカラーに合わせたマガジンラックのアイアンが、グッと空間を引き締めている

 

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