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新風席巻!! 次世代ラーメン ~麺屋すみ岡 香椎店~

 豚骨の聖地・福岡でも、醤油、味噌、塩、魚介などラーメンの多様化がますます進み……と、ここ数年は毎年言っている気がする。そんな群雄割拠のラーメン界でも、覇権を争うニューカマーは次々と登場。まずはラーメンのジャンル別で気鋭の新店をチェックしよう。

 

【豚骨】
 福岡のラーメンの定番を極め、今も昔も老若男女に愛され続ける味。今こそ、味わいたい豚骨。

 

麺屋すみ岡 香椎店

左から、『バターラーメン』(900円)、『ワンタンメン』(1000円)

豚骨では珍しいバター入りラーメンは一番人気のメニュー。「スープの温度でじんわりとけ出すバターが混ざり、コクが増してまろやかになります」と隅岡さん。

ツルッとした喉越しのワンタンに豚骨スープが染み込み、口に運ぶたびにジュワッと肉の旨味と豚骨の風味が広がる。食べ応えがありながら、優しい後味。

 

父から受け継ぎ、三兄弟で磨いた
まろやかさとコクのバランスに優れた一杯

 JR・九産大前駅から徒歩3分の場所で’25年9月にオープンした『麺屋すみ岡』。飯塚で地元に愛され続けて8年目となる本店の2 号店だ。店主の隅岡拓也さんは、父が営む飯塚の老舗ラーメン店『天龍軒』で16歳から修業を始め、23歳で独立し『麺屋すみ岡』をオープンさせた。現在は弟と妹、3人で店を切り盛りしながら、家族の味を守り続けている。
「目指すのは”あっさりとこってり“のちょうど真ん中をいく一杯です」と話す隅岡さん。しっかりとした豚骨スープながら、一切の臭みがない。その秘密は、国産豚骨の各部位数種類に加え、頭や野菜を合わせて10時間以上炊き出す仕込みにある。臭みを出さないため、丁寧な下処理と、火加減など細心の注意を払う。その妥協のなさは、父の元での修業時代に自然と身についたものだという。
 手間ひまかけて仕上げたスープはひと晩寝かせて味を落ち着かせ、注文ごとに小鍋で温めてから提供することにこだわっている。大鍋で火を入れ続ける方法よりも手間はかかるが、その分、常に安定した味を保つことができる。麺は〈慶史〉のオリジナル中細ストレート麺を使用。スープの馴染みやすさと喉ごしを考えて選ばれたものだ。「一番人気は『バターラーメン』です。父の店から受け継いだこのラーメンは、スープにまろやかさとコクが深まり、クセになる味わいです」と、隅岡さんが語るのも納得。バターがとけかかったタイミングでスープをすすると、豚骨の旨味と優しくとけ合い、口いっぱいに広がる。一度食べたらリピート率が高いのも頷ける味わいだ。具材には、甘めのタレに漬け込んだ豚バラチャーシュー、自家製の味玉を使用し、細部まで抜かりがない。さらに、来年からは本店で人気の焼飯も香椎店で提供を予定している。しっとり感とパラパラ感の中間を狙った食感で、濃いめの味付けがラーメンスープとの相性抜群。本店では約9割が焼飯セットを注文するというから、登場が待ち遠しい。
 「ラーメンは昔から身近な存在で、今も食べ歩きや研究を続けています。うちの豚骨ラーメンは食べやすい味なので、子どもから年配の方まで、幅広い世代の方に楽しんでいただけたらうれしいです」と話す隅岡さんが手がけるラーメンは世代を超えて受け継がれる味と、探究心が詰まっている。

厨房を囲むカウン ター席からはラーメン作り に真摯に向き合う姿を間 近で楽しめる
店主の隅岡拓也さん。根っからのラーメン好きで研究に余念がない


※2025年12月28日発売≪シティ情報Fukuoka≫1月号掲載分より転用しております。
「ふくナビストア」にて好評発売中
ふくナビストア https://fukunavi.stores.jp/

麺屋すみ岡 香椎店

【所】福岡市東区香住ヶ丘2-11-28 神崎ビル
【☎】なし【営】11:00~15:00/17:30~20:30
【休】月曜【席】17席 【P】あり カード/不可(現金のみ)
【Instagram】 @menya_sumioka

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