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【福岡麺本2022 – vol.11】小石原の丼に盛る 新「中華そば」が中洲の新名物に!『かわのそば』

博多区中洲 『かわのそば』

 

 

“醤油”“白醬油”“汐”
3種の中華そばで魅せる

 

「中州の新名物に認定!」と、胸を張ってプッシュしたい。穴場感あふれる小道「錦小路」に佇む『かわのそば』は、“かわ”(とり皮)と“そば”(中華そば)をウリにした夜専の麺居酒屋。今年6月で開業丸1年を迎える。中州で飲んだ締め、またはしっかり夜飯でのラーメンの選択肢はたくさんあるが、これからは同店の中華そばも絶対に加えた方がいい。とくにかく旨い。麺、スープ、具すべてにこだわり抜き、見事な“三位一体”が表現されている。

 

醬油そば 700円

 

中華そばの種類は大きく3種。『醬油そば』は、福岡産の醤油3種をブレンドした甘めのカエシ。THE醤油ラーメンが味わいたい方はこちらを。『白醤油そば』は愛知県「ヤマシン醸造」の白醬油を合わせた、よりすっきりの淡麗系。

 

白醬油そば 750円

 

そして『汐そば』は塩ダレではなく、またいちの塩、山塩、ヒマラヤ岩塩を合わせた“塩そのもの”で味付けし、丸みのある塩気、甘さに仕上げている。すべて特別感のある小石原焼の丼で提供され、ビジュアルにも美しい。

『白醬油そば』のスープを飲むと…深い。体にスッ~ろ染み渡る。鹿児島知覧鶏の成鶏ガラ、豚骨の丸骨(ゲンコツ)、背ガラの肉系清湯(ちんたん)スープとキレのあえう白醬油が上品に調和。魚介要素である宗田節の香りも優しく鼻口をくすぐる。

 

汐そば 800円

 

そして麺も秀逸だ。店主が福島県まで足を伸ばし、製麺を見学して納得した「羽田製麺」の麺を取り寄せている。多加水麺ならではのモチモチ感が立ち、スープと絶妙にマッチ。そのほか、チャーシューは低温調理の豚バラ、肩ロースが1枚ずつ。糸島産メンマ、渦巻きナルトも添えるなど、丁寧な手仕事を感じる中華そば。明け方近くまでこのクオリティーのラーメンが啜れるシアワセ。中州中心で『醬油そば』700円に設定してある企業努力にも頭が下がる。

焼き鳥、豚足、和牛ハラミステーキなど多彩な一品料理と共に飲んで〆ラーメンでもいいが、もちろんラーメン1杯のみの気軽な利用も大歓迎。『ぐる皮』はテイクアウトにも対応している。中州のちょい飲み処、ラーメンスポットとしてもブレイクを予感させる新店だ。

 

看板の『ぐる皮』はタレ・塩・みその3種からチョイス。テイクアウトにも対応し、表の小窓からも受け取れる。

 

 かわのそば

[所]福岡市博多区中洲2-4-17
[☎]092-281-2020
[営]19:00~翌4:00(祝日18:00~24:00)
[休]日曜
[HP]https://www.hakata-food.com/kawanosoba/
[Instagram]@kawa_no_soba

※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
※お出かけの際は、新型コロナウィルス感染拡大防止に十分ご留意ください。

 


 

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