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【パンと川下り】『IMUSTAN』(柳川市)

うなぎのせいろ蒸しや川下りが人気の福岡県柳川市で
営業しているパン屋さん『IMUSTAN(イムスタン)』

手書き文字が印象的なお店の看板

この地域は「うなぎ」の印象が強くあることもあってか、
パン屋さんは珍しく感じる。
この店を切り盛りするのは、元々パンとお菓子の
卸業者に勤めていた店主さんだ。

 

お店のドア周りには、木が茂り季節を感じさせる

 

周りの知り合いに焼き菓子などを提供していたこと、
地元の柳川へ帰ってきたことなど、
店主さんの中で色々なタイミングが重なったことで、
パン屋さんをオープンすることになった。

 

店主さんのお気に入りが並ぶ場所

 

こちらの店主さんは、年1回は渡仏しているくらい、
フランスが大好きだそう。
お店のお気に入りコーナーには、
フランスで購入した雑貨が並べられており、とても印象的だ。
パンにもこの“好き”が活かされていて、
お店に並ぶパンに使用される小麦は
フランス産と福岡県産のものを配合している。

 

オープン時には、棚いっぱいにパンが並んでいる!幅広いラインナップが楽しめる

 

お店のラインナップは豊富で、
ハード系や食事系、惣菜パンやデニッシュ、そして、
焼き菓子、生菓子、など幅広いメニューが並ぶ。

 

ピーナツバターとハム、チーズ、ブラックペッパーが挟まった『台湾サンド』

 

『シナモンロール』は、シナモンシュガーがたっぷり使用されている

 

この日、私たちは15時くらいにお店へ訪問させていただいたのだが、
ハード系のパンはもうほぼなく…
これを読んでいる皆さんには、ぜひ早い時間にお店へ足を運んで欲しい!

 

お店で人気のベーグルたち。どれにするか悩んでしまう

 

豊富なラインナップの中でも、
お店の一番人気は、ベーグル!

種類も豊富で、棚に様々なベーグルが揃って陳列されている。
『チーズ×チーズ』や、『ベーコン×粒マスタード』のお食事にピッタリなものや、
『アップルシナモン』や『いちじく×くるみ』、『チョコオレンジ』など、
おやつ時間にも楽しめそうなものまで、どれを選ぶかなかなか決められない!

 

メレンゲを使ったフランスでよく食べられる焼き菓子

 

店主さんは、実はパン作りよりもお菓子作りの方が好きだそうで、
冷蔵室に入ったケーキや、棚に並んでいる個装された焼き菓子など
どれも目を惹くものばかり。
パンと一緒に要チェックだ!

 

パンと川下り

柳川市の街並み

藩政時代から昭和初期の面影を多く残している柳川の街並み。
着物で散策するのも、風情があり、写真を撮るのも楽しい。

 

そして、柳川観光といえば、やはり“川下り”は外せないだろう。
今回は、西鉄柳川駅から徒歩5分のところにある『松月乗船場』から、川下りのコースを巡ることにした。

 

冬の時期(2月まで)には、火鉢をいれたこたつを用意した「こたつ舟」を楽しむことができる

 

来た季節によってさまざまな風景が味わえるのも川下りの魅力。
春は桜、初夏にはハナショウブ、秋は紅葉。
そして冬は、「こたつ舟」が楽しめるなど、
何度乗っても新しい発見がある。

ゆっくりと船に乗って町並みを楽しむ時間は、非日常的で、
普段は通ることのない橋の下など、どこか冒険心をくすぐるポイントもある。
船頭さんの巧みな操舵だけでなく、
ガイドも聞けるのでこの後の町散策も見るポイントが変わって面白い。

船頭さんの操舵やガイド、季節の移ろいなどをお供に
ゆっくりとした時間を過ごしてほしい。

『IMUSTAN』

[所] 柳川市三橋町蒲船津563–7
[営] 金曜 12:00 – 19:00
土曜 13:30 –
[休] 月–木曜・日祝日
[☎] 0944-75-4022
[P] あり (金曜 15:30–17:00は、スクールゾーンのため車両不可)
[Instagram] @imustan2012

『川下り 松月乗船場』

[所] 柳川市三橋町高畑329
[営] 9:30 – 14:30
[休] なし
[☎] 0944-72-6177
[P] あり

柳川市ってどんなところ??

福岡県南西部に位置し、かつては柳川藩11万石の城下町として栄えていた、福岡有数の観光地でうなぎのせいろ蒸しや川下りが人気の「水の都」。
昔ながらの白壁の建物や柳川藩主立花邸「御花」の美しい御屋敷と庭園を目的に訪れる人も多い。
川下りコースを中心とした掘割沿いは、国指定名勝『水郷柳河(すいきょうやながわ)』に指定されている。

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