トップに
戻る

【ローカル企業とSDGs】一級建築士が考えるSDGsって?家や暮らしについて、知らなかった視点を学ぼう!『株式会社ディープラス』

一級建築士が手がけた
地球と人にやさしい“イス”

オフィス・学校・クリニック・サロン・ホテル・飲食店・スタジオ・住居などの空間づくりを行なっている『ディープラス』。手がけているジャンルの振り幅が大きいが「経験がないことであっても、今まで培ってきた技術と経験をもとに何事もチャレンジし、できることを広げています」と話す代表の新福貴法さんの明朗快活さが飲食的で、前へ前へとまっすぐに進もうとするエネルギッシュさが伝わってくる。

【株式会社ディープラス 代表取締役社長 一級建築士・新福 貴法】「福岡SDGs教会」の理事も務めている。高校時代に「特異な美術を活かした職業に就きたい!」と思い立ち、大学は建築学科に進学。就職先では建築デザインを主に担当していたが、手で触れることができる身の回りの空間認識の重要さを当時の会社で学んだことが現在の『ディープラス』に活きている

『ディープラス』が属する建築業界では、空間をつくる際に大量の資源を消費するため、世界規模で森林伐採が進んでいる。その結果、二酸化炭素の濃度が上がり、地球の気温が上昇をしている現実がある。SDGsが唱えられるずっと前から議論されているこの問題について、以前から地球問題に関する講演を聴講する機会が多く、SDGsが話題になる前から関心を向けていた新福さん。そして’20年、福岡市科学館で開催された『みんなのSDGs展2020』では、展示会ブースの出展と協賛で参加し、その時に出展したのがオリジナルのイス「D+Chair」。

このイスが『みんなのSDGs展2020』の展示会ブースに出展した「D+Chair」。スチールでできた脚部のデザインが特徴で、意匠権を取得。背中やシートに取り入れた天然革がなめらかで触り心地が良く、導入している飲食店や法人からは「腰に負担が少なく座りやすい」と喜ばれているのだとか!

素材を活かし廃棄を減らす
“僕らにできるSDGs”

「森林は管理していくことで守られるので、空間づくりに必要な木材は、近隣地域または国産の材木を使っています。「D+Chair」を始めとした家具づくりに関しては、SDGsに対応した素材を使いたいので、木材は芯材から仕上げ材まで極力国内産の間伐材を使用し、鉄などは高純度のスチールを使用することで加熱して何度もリサイクルできるようにしています。また、「D+Cheair」の仕上げ材に使用している革は天然の革を使用し、化学薬品であるクロムなめしで加工することで“人体と環境にやさしい”を心がけています」。

近年、少子化や核家族化の影響により空き家が増え、全国の空き家軒数は過去最高記録を更新し続けている。この状況を踏まえて政府は、住宅のリノベーションやリフォームをする際に補助対象であれば補助金を受け取れる制度を導入し、すでにある家や空き家の活用を推進している。『ディープラス』でも自分たちにできることを増やそうと、’22年から不動産業も始める予定。「新築もステキですが、空き家をリノベして住むのも味わい深いと思うんです。土地探しから設計、施工まですべて自社で行なうことで、お客さまにとって頼りがいのある存在になりたいと思っています」。

株式会社ディープラス


住所:福岡市中央区薬院3-14-26
TEL:092-406-7500
https://www.deplas.co.jp/

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら