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【ニューオープン】昭和・平成・令和―3つの時代が交差する 日本料理の名店が提案する進化系大衆酒場へ|アテヤ 清と鶴松

 昭和通りのマンションの1階に、西中洲の実力店『日本料理ながおか』の姉妹店がオープンした。45年間、小料理店『とまと庵』として親しまれてきた店舗の居抜きで、黒電話や壁の札、年季の入った柱や天井まで、当時の佇まいを残した空間が、どこか懐かしい気持ちにさせる。
 「初めてここに来たとき、この雰囲気をそのまま残したいという気持ちになりました」と、店主・長岡周吾さん。当初は日本酒バーの構想もあったが、この空間と向き合うなかで、ちゃんとしたアテと酒を楽しむ酒場へと舵を切った。屋号は長岡さんの祖父2人の名前に由来する。「親戚が集まると、いつも酒があってわいわいと飲んでいました。その感じを店にしたくて」。
 カウンター上の札に書かれた野菜や魚をきっかけに、「その素材だったら、こんな食べ方がおすすめ」と自然に会話が生まれるのも、この店らしさだ。
「仕事帰り、自分がふらっと立ち寄りたい店をつくりました」と長岡さん。一人飲みから待ち合わせの一杯、仕事帰りなど、肩肘張らず楽しめる酒場として、さまざまな客層を自然に受け止める。明るい時間から夜へと移ろうにつれ、客層もゆるやかに入れ替わる。昭和、平成、令和が混ざり合う空気ごと受け止めるこの店は、早くも大手門の日常に静かにとけ込んでいる。

『日本料理ながおか』譲りの仕事が光る『アテ盛り』(858円)。内容は日替わりで数の子や紅白柿なますなど季節を映す料理が8種盛られている。『おでん五種盛り合わせ』( 10 7 8 円)や『海鮮巻き鮨』(638円)など、酒場でありながら一つひとつに和食の確かな技が宿る
湯気の向こうに立ち上がるのは、毎日引く澄んだ出汁の香り。カウンター越しのやり取りが次の一杯へと誘う
小上がりがあった場所を立ち飲みスペースに改装
右から長岡さん、店長の石橋さん、スタッフの野崎さん


※2025年12月28日発売≪シティ情報Fukuoka≫1月号掲載分より転用しております。
「ふくナビストア」にて好評発売中
ふくナビストア https://fukunavi.stores.jp/

アテヤ 清と鶴松

【所】福岡市中央区大手門3-1-3
【☎】070-6596-1800
【営】16:00~翌1:00
【休】不定 【席】6席+立ち飲み10人程度
【P】なし カード/可、ORコード決済可
【Instagram】kiyotsuru_sake

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