【ふくおかさん家のうまかもん】『いちじく』豊かな自然に恵まれた 内野の魅力を生かして ブランド化を目指す~Produce of Fukuoka City~
“福岡市内産”食材の競演
福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

内野のイチジクは
脊振山系の地下水育ち

福岡市早良区南部に位置する内野地区。ここは脊振山麓の中山間地域で、脊振山系のきれいな地下水と空気に恵まれている。
内野で収穫されたイチジクの最大の魅力は、脊振山系の地下水で育ったみずみずしさと、段々畑の澄んだ空気を思わせるフレッシュな香り。果実を収穫できるようになって3年が経ち、現在は樹が約80本まで増えた。品種は『桝井ドーフィン』を中心に、『蓬萊柿』『とよみつひめ』などを栽培。
ツアーに参加した料理人たちは、イチジクの特徴や栽培方法に関心を寄せて次々と質問していた。なお、内野のイチジクは8月~10月にかけて、『博多じょうもんさん 入部市場』などで販売している。

耕作放棄された棚田が
イチジク畑に大変身
内野地区は、棚田米の栽培など農業が盛んだったものの、今では農家の高齢化や後継者不足により耕作放棄地が増加。そこで農業の衰退、ひいては地域の衰退を危惧した地元の方々が内野中山間地振興協議会を立ち上げた。
「私は、2020(令和2)年に地元の有志と共に、耕作放棄地でのイチジク栽培に挑戦することを決めました」と会長の平川和孝さんは振り返る。協議会のメンバーは米農家が多く、田植えと収穫の時期は身動きが取りづらい。そこで、米の農閑期となる7~8月に収穫の最盛期を迎えるイチジクをえらんだのだという。

イチジクをきっかけに
内野の農業を未来へ

現在、内野中山間地振興協議会では、イチジクだけではなく原木椎茸やタケノコも栽培している。また、レモン、プラム、栗などの栽培にも挑戦中で、それぞれ数年中に収穫でき始める見込みとのこと。今後、協議会では”自然豊かな生育環境”と”脊振山系の地下水育ち”という特徴を活かしたブランド化を目指している。
また、内野地区のことを知ってもらうため、季節ごとに野菜の収穫体験も実施。価値を高めたビジネスモデルを目指すことで後継者を確保し、地域農業を将来につなげようとしている。今回のツアーに参加したグランドハイアット福岡では、今後のイチジクの利用に向けて、スイーツの試作品が作られた。ブランド化に向けた第一歩となることに期待したい。

内野中山間地振興協議会
会長
平川 和孝さん
H29からR2にかけて、福岡市農業委員会の農地利用最適化推進委員を経験。地元有志とイチジクや原木椎茸、タケノコなどの栽培を行い、耕作放棄地増加を抑制するための活動に尽力している
[☏]092-482-1164
[インスタ]@hotelnikkofukuoka
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うまかもん @umakamon_fukuokacity
※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
