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【ふくおかさん家のうまかもん】多彩な加工法に合う酸味と食感が魅力『梅』 ~Produce of Fukuoka City~

“福岡市内産”食材の競演

福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

 

住宅街に息づく梅畑

福岡市内の意外な農作物

福岡で『梅』といえば、太宰府天満宮の「飛梅伝説」を思い浮かべる人が多いはず。でもそれは観賞用の梅の話で、福岡市内では食用の梅が栽培されていることをご存じだろうか。

 花畑園芸公園のほど近く、福岡市南区柏原で栽培しているのは、5月中旬から下旬に収穫期を迎える小梅の『紅陽(こうよう)』と、5月下旬から6月上旬に収穫期を迎える大梅の『鶯宿(おうしゅく)』。この2品種はさまざまな加工に向いており、混植しているのは受粉しやすくするためでもある。異なる品種の木を近くに植えることで、安定した結実につなげることができるそうだ。

主に梅干し用の『紅陽』は、香りが良くて小梅にしては肉厚。大梅の『鶯宿』は肉厚で果汁も出やすく、梅干し・梅酒・梅ジュース・梅味噌など幅広い用途に使えて便利

 梅の栽培には、細やかな管理が欠かせない。収穫後の7月と12月には枝の剪定を実施し、翌々年に実をつける枝を育てるとともに、枝ぶりを調整して実の成り過ぎを抑えている。そうすることで、豊作(表年)と不作(裏年)を交互に繰り返す「隔年結果」の影響を和らげるように工夫。ほかにも温暖化など環境の変化と向き合いながら、生産者は日々栽培に励んでいる。


希少価値が高まる
柏原地区の梅栽培

 遡ること約35年前、この地区が宅地開発で造成される際、地域の稲作農家は梅の木を植えて梅農家に転身したという。その理由の一つは、カラス対策。ビワやスモモはカラスに食べられてしまうが、梅はカラスが好まないため、ほかの果樹に比べて栽培しやすいから。また当時は今よりも梅の需要が高かったことも、梅の木を植えた大きな動機となったようだ。

梅の木下で生産者の話を聞く料理人。収穫時の作業性と日当たりを考慮した低木栽培。樹高が高くならないようにしつつ、枝が横に広がるように整えている

 この柏原地区には、最盛期に18軒もの梅農家がいたが、後継者不足などによって現在は3軒にまで減少。それでも梅部会の出荷量は例年2.5〜3tを維持している。

 

実が熟れて黄色くなる前の青梅を試食。当然、実は固くて酸味が強かったが、爽やかな香りが口いっぱいに広がった
JA福岡市 梅部会 部会長 石橋 潔尚(きよたか)さん。定年退職後、父が営んでいた梅畑を継ぎ、就農した二代目。高齢化に伴い梅農家が減っていくなか、柏原地区の梅栽培を守り続けている。「らっきょう酢に梅を漬けると、手軽に梅干し風の味わいが楽しめておすすめです」


中華の王道料理を
梅ジャムでアレンジ

ツアーに参加した『ホテル日航福岡』の中国料理店『鴻臚』の川村料理長は、福岡市内産の梅を食材とする自家製ジャムを使った『梅酢豚』を考案。清涼感あふれる梅の香りが特徴的な、これからの暑い季節にピッタリの一品だ。自家製ジャムは、梅と砂糖だけで完成するなど、家庭でも楽しめるレシピとなっている。ぜひ、お試しいただきたい。

今回のツアーに参加した、ホテル日航福岡『鴻臚』の川村料理長

 

📝梅酢豚のレシピ📝

材料

【梅ジャム】

  • 青梅 250g
  • 上白糖 100g

【材料】

  • 豚肩ロース 130g
  • 玉葱 35g
  • 青ピーマン 15g
  • 赤ピーマン 15g

【合わせ調味料】

  • 梅ジャム 50g
  • 米酢 50g
  • 水 50g
  • 上白糖 20g
  • 白醤油 20g
  • 塩 少々
  • 味の素 少々

【肉の下味】

  • 溶き卵 大さじ2
  • 酒 大さじ1
  • 塩 小さじ1/4
  • 味の素 小さじ1/4
  • 醤油 小さじ1/4
  • 胡椒 少々
  • 片栗粉 大さじ3

【仕上げ】

  • 水溶き片栗粉 大さじ2
  • ごま油 小さじ1

作り方
  1. 梅ジャムを作る
    青梅は1時間ほど水に漬けてアクを抜き、ヘタを取って水気をしっかり拭き取る。
  2. 鍋に梅とかぶるくらいの水を入れて火にかける。
    沸騰直前で火から下ろして湯切りをする。
    この工程を計2回繰り返す。
  3. 湯切りした梅をバットに広げ、種と果肉を分ける。
    ★ 種に果肉が残らないよう丁寧に取り除くのがポイント!
  4. 鍋に果肉と上白糖を入れ、弱火でじっくり煮詰める。
    果肉に透明感が出て、とろみがついたら梅ジャムの完成
  5. 酢豚を作る
    豚肉・玉葱・青ピーマン・赤ピーマンは一口大に切る。
    豚肉に【肉の下味】を揉み込んでおく。
    【合わせ調味料】をすべて混ぜ合わせておく。
  6. 油で豚肉を揚げる。火が通ったら野菜もサッと油にくぐらせ、一緒にザルへ上げて油を切る。
  7. 鍋に【合わせ調味料】を入れて火にかける。
    沸騰したら揚げた豚肉と野菜を一気に加える。
  8. 全体を混ぜ合わせたら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
    最後にごま油を回し入れたら完成!

    ポイント
    タレに肉と野菜を加えてからとろみをつけることで、具材にしっかりとタレが絡みます。

 

~今回ツアーに参加した飲食店の皆様~

ホテル日航福岡
住所:福岡市博多区博多駅前2-18-25
電話:092-482-1111
インスタ:@hotelnikkofukuoka

ANAクラウンプラザホテル福岡
住所:福岡市博多区博多駅前3-3-3
電話:092-471-7111
インスタ:@anacrowneplaza_fukuoka

御料理 茅乃舎
住所:福岡県糟屋郡久山町大字猪野字櫛屋395-1
電話:092-976-2112
インスタ:@kayanoya.official

 

◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!

うまかもん @umakamon_fukuokacity

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