オトナの自由研究 #2「スパイスカレーを学ぶ」

Column by editors|編集長のこれやってみんね!
#2 『スパイスカレーを学ぶ』
福岡カレー界のレジェンド
やってきたのは、かつて『スパイスロード』というスパイスカレー専門店(※現在は閉店)を営業していた高田健一郎さんが開催するカレー塾『薬院スパイス』。’25年8月号のカレー特集でビリヤニ作りを教えてもらったところだ。
当時『スパイスロード』の店内には、〝スパイスカレー〞のレシピが壁に貼ってあり、そのレシピを見て自宅でカレー作りに挑戦し、スパイスのおもしろさにハマってカレー屋さんをすることになった。という話も少なくない。そんなスパイスカレーを福岡で広めることにひと役買っていたレジェンド・高田さんのカレー塾に一度は行ってみたいと思い、参加してみることに。
最終的に美味しければいい
薬院にあるアパートで、部屋の隅にはスパイスの販売コーナーもある。参加費用は一人1000円!という驚きのコスパ。ドリンクの持ち込みも可能だ。今回の参加者は我々を含め6名で、なかには7,8年通っているという常連客もいて、和気あいあいと塾がスタートするのであった。
今回は「高砂時代のチキンカレー」とは別に最近おすすめだという「ポークカレー」の2種類を調理してくれた。レシピなどの資料があるわけではなく、調理中に質問しながら学ぶスタイル。しかし、気になるのはなぜこの価格でやっているのか。「カルマ(業)なんです〝過去の行ないが未来に影響を与える〞という意味合いで、スパイス販売の本業があるので、これまでの感謝の気持ちもあって原価代ぐらいのイメージでやってます」。と高田さん。なるほど、自分の行ないを改めて考え直すという気持ちになりますね。

さて、肝心のカレーはというと、手際よく進んでおり、ポークカレーはみじん切りした玉ねぎ、トマト、豚肉を圧力鍋に入れて煮込む。その間に、チキンカレーを調理。みじん切りした玉ねぎとニンニクとショウガを油で炒めていく。「最終的に美味しければいい。水の量と、時間をかけた方がより美味しい」と教えてくれた。玉ねぎが炒まったところで、鶏もも肉を入れ、スパイスを投入。スパイスも炒めることで同化が早くなるそう。水を入れ、玉ねぎがとけるまで煮たら完成。ポークカレーもスパイスを炒め具材と合わせて煮たら完成。

高砂時代のチキンカレー(左)とポークカレー(右)
いよいよ実食。まずはポークカレーから。カレーというよりスープに近い軽やかな味わいで、ほんのりスパイスが香ります。続くチキンカレーは、とろっとした食感でしっかりスパイシー。約2時間に渡るカレー塾もあっという間に終了です。最後に高田さんに「カレーとは何か」を尋ねると、「瞬間的に人を幸せにできるもの」と答えが返ってきた。辛さや香り、口に広がる温かさ――ひと口ごとに、日常の小さな悩みがふっと遠くなるような感覚。確かに、カレーには人を笑顔にする力がある。スパイスの使い方だけでなく、人生の生き方や考え方を深く考えられる貴重な時間でした。福岡には、まだまだ知らない魅力がたくさんあると改めて感じました。

カレー塾は不定期で『薬院スパイス』のインスタで募集している。スパイス好きのカメラマン・篠原氏(左)と一緒に参加
編集部 河野真之
福岡市出身。PC専門店アプライドで営業職を経験し、右も左も分からずグループ会社シティ情報ふくおかへ異動。広告営業を経て、’25年5月より編集長となり日々奮闘中。
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薬院スパイス
福岡市中央区薬院1-14-21
白石第2アパート 16号
P:なし
カード/不可、PayPay可
インスタ:@yakuin_spice
※2025年10月28日発売≪シティ情報Fukuoka≫11月号掲載分より転用しております。
「ふくナビストア」にて好評発売中
ふくナビストア https://fukunavi.stores.jp/

