【美味本2025】ホタル舞う里、山つき米の新展開|南区 清水『あて巻き酒場 けごむす 高宮店』

炊き立てご飯のおむすびからあて巻きへ!
筑紫野市のれんげ米でつくった日本酒も!!
『けごむす』の快進撃が止まらない。海鮮居酒屋『39酒場 魚平』をヒットさせた代表の高山洋平さんは、その4年後に警固に『三九酒場 けごむす』をオープン。炊き立てご飯のおむすびと日本酒を楽しめるという「米」をコンセプトにした店だ。立ち飲み業態がまだ少なかった頃だが、店内にぎっしり人が詰まるほど大人気に。その秘密は米の美味しさだ。高山さんの義父が筑紫野市山口で作る、ミネラル豊富で澄んだ山水で育った米の美味しさに感動した高山さんが、この美味しさをみんなにも味わってほしいと考えた上での新業態。田んぼにれんげを植えて、それを土にすくことで、栄養を与える昔ながらの農法でつくる米が多くの人に感動を与えたのだ。近くの警固本通りに『原始焼 酒場 けごむす』も出し(後に譲渡)、さらに六本松と天神にも出店する。

そして今度はあて巻きと焼鳥の店を3月にオープンさせた。代表自ら知り合いの焼鳥店で修業を積み、メニューのどこにも書いていないけれど朝引きの鶏を使用、串打ちも自分たちの手で。あて巻きの寿司酢は赤酢、海苔は有明産、そして寿司ネタの魚はグループ全店分を用意してくれる魚屋から高品質のものを仕入れる。「この魚屋さんのお陰でいい品を使わせてもらってます」と、話すのは『けごむす天神店』の店長も兼任する仲西淳規さん。ぎっしり書き込まれた豊富なメニューを、小さなキッチンで準備する。だから客も互いに譲り合い、できあがった料理を遠くの客に渡すなど、協力し合う美しい場面が見られてほっこりできる。

筑紫野の山間にある田んぼで米作りを一からするようになって約7年。高齢化により廃業した田んぼも請け負う形で1町2反、約3600坪にもなり、知り合いの家族連れに向けた田植え&稲刈り体験も開催しているそう。「全店舗お休みして、スタッフ総出で田植えに行きました。そうしてできたお米だから、お客さまに伝える熱も変わってきます」と仲西さん。さらに前述のれんげ米「夢つくし」を使用した日本酒『ほたる』も『山の壽』に作ってもらっている。火入れしていない「生酒」やしゅわしゅわ微発泡の「にごり」、米の旨味を味わう「火入れ」の3種類で、毎年一升瓶にして千本分ほど作っているのだそう。

福岡の美味しい水で育った美味しい米と日本酒。その美味しさを伝える情熱のおかげでファンは増加する一方だ。

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