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【美味本2025】みんな知っている?福岡市の“うまかもん”  Vol. 2

 

 

 

福岡市でも肥育中!旨味たっぷり『博多和牛

 

やわらかくてジューシーな味わいの『博多和牛』。福岡市西区今宿の山間にある『堀ちゃん牧場』では、豊かな自然の中で『博多和牛』が肥育されている。

 

中央.「大切に育てた命をいただくことを、子どもたちにもしっかりと伝えていきたいですね」。『堀ちゃん牧場』代表・堀田和秀さん(左)と息子・武志さん / 左上. 発酵させた稲わらを牛に与える堀田さん。稲わらと米粉を飼料に使うことで、品質の高い肉質になるとのこと

 

一口で笑顔になる
肉の甘みを届けたい!

 

すぐにはイメージできないが、福岡市の一部では畜産業も行なわれている。2005年に商標登録された銘柄牛『博多和牛』も育てられているのだ。『博多和牛』は福岡県内の『博多和牛生産者』として登録された農家が、県内産の稲わらを主食とした良質な飼料を与え約28カ月かけてゆっくり大切に育てた希少な和牛。赤身と脂のパランスがよく、やわらかくてジューシーな味わいが特徴だ。
福岡市西区今宿の山間にある『堀ちゃん牧場』は、『博多和牛』の生産から加工・販売までを市内で行う唯一の畜産農家。こちらでは、生産から精肉販売までを一貫して行なっている。「澄んだ空気と山からの清らかな水に恵まれた場所で、牛たちにストレスがかからないように気を配っています。飼料の中心となる稲わらは私たちが育てたものですし、米を砕いてすりつぶしたものも与えていますね。仔牛の繁殖なども手がけていますし、すべてを私たち家族で行なっているんです」と代表・堀田和秀さん。福岡市の自然と堀田さん一家の努力が魅力にあふれる『博多和牛』を生み出している。

 

『博多和牛』サーロイン。腰の上の部分で特にサシのきめが細かくやわらかな食感が特微。ほどよく焼いて塩コショウやわさび醤油を合わせるのがおすすめの食べ方

『博多和牛』ロース。『堀ちゃん牧場 今宿駅前店』では様々な部位を購入でき、定食にして味わうこともできる

 

◇◇◇

 

堀ちゃん牧場 今宿駅前店
[所]福岡市西区今宿駅前1-9-2
☎092-836-5729
https://horichan.jp/

 

 

 

地元漁師が支える 福岡の魚が美味しい理由

 

観光客にも絶賛される福岡の新鮮で美味しい魚。その理由は、全国的にも恵まれた豊かな漁場に加え、地元漁師たちのこだわりがあった。

 

左から柴田勝善さん、翔真さん、勝也さん。3代で漁師をしている

 

脈々と受け継がれる
漁師の技と心意気

 

福岡市西区西浦の柴田さん一家は、代々続くごち網漁師。2隻で操業する『2そうごち網漁』とは、瀬の周辺などに集まった魚を、袋状の網でとる漁法。あまり聞きなじみがないが、五つの智恵(知恵)を意味する仏教用語「吾智」が由来とされる。時間とともに変化する風向きや潮の流れ・満ち引き、さらに海底の至るところに潜む瀬などを把握し、網を入れるタイミングや方向を見極める。何十年と経験を積んで海を知り尽くした上で、自然との闘いに挑むのだ。4月から12月までの漁期の間、マダイを中心にさまざまな魚種がとれるごち網漁。冬場はマハタやアオハタ、イサキなども網にかかるという。
柴田さん一家の『大生丸』では、とれたての魚を船上で神経締めして氷と一緒に箱詰めしていくため、抜群の鮮度を保ったまま市場へと運ばれていく。これまで、柴田勝善さんと勝也さん親子を中心に操業してきたが、この春、水産高校を卒業した勝也さんの長男・翔真さんも漁師の仲間入りを果たした。代々受け継がれてきた漁師の技と心意気は、これからも続いていく。

 

鮮度を保ったまま水揚げされた魚は、そのほとんどが長浜鮮魚市場へ運ばれる

 


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