【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス／松本晴

2024年01月24日 公開

松本晴（Matsumoto Haru・背番号49）

先発ローテーションへ
プロ野球人生をかけた
勝負の冬が始まる!

2023年シーズンは、ホークスの新人左腕として1年ぶりに1軍登板を果たした松本晴。

来季は先発での起用を検討されており、本人も「オフなしで準備する」とその期待に応えようとしている。

ホークスのV奪還のためにも、飛躍が待たれる若手左腕に意気込みを聞いた。

1年目で感じた自分の強み
課題改善で更なる進化誓う

あっという間の1年でしたね。プロ1年目の目標は怪我なく1シーズンを終えること、できれば8月に先発として1軍に昇格したいと考えていました。

実際は（実力で呼ばれるという）理想的な上がり方ではありませんでしたが、8月に1軍に上がって、交流戦では中継ぎでも投げさせてもらえたので、有言実行と言えるのかなと思います。

1軍のマウンドで投げてみて、1軍と2軍の選手にそれほど実力の差はないんじゃないかと感じました。

だけど、軍の選手は基本的に状態がいいので、難しい球でも打ち返してくるし、逆に際どい球には手を出さないですね。そこに難しさは感じました。

来季に向けて、自分の強みである球速以上に速く感じるストレートを磨くことはもちろんですが、制球力、スタミナ、変化球には課題があります。

秋季キャンプはその課題改善に取り組みましたが、動画で確認するだけでなく数値化されたデータでも確認することができたので、少しずつ改善できていることがわかって、手応えを感じることができました。

来季は、「先発で」と声をかけていただいたことも嬉しいですね。

チームの勝敗に大きな影響を与える先発はやりがいも大きいので、目指したいと思っていたポジション。

もちろん、中継ぎと言われればそこで全力を尽くしますが、やはり可能性があるうちは先発にこだわりたいです。

身近なところでは、同期入団の大津（亮介）がライバルです。

今季は中継ぎの中心選手として活躍していましたし、来季は先発ローテーションを競う相手になります。

向こうは僕なんか全く意識していないと思いますが、心の中ではバチバチです（笑）。負けたくない相手ですね。

2月には米・シアトルの「ドライブライン・ベースボール」への派遣が決まっています。

そのメンバーに選んでいただいたということは、来季への期待の表れだと思うので、しっかり課題を改善する術を掴んできたいと思います。

自主トレは和田塾に参加
厳しさを自分に課して

自主トレはとことん自分を追い込みたいので、一番適した場所だと思う和田（毅）さんの自主トレに参加させてもらいます。

来年を勝負の1年と考えているからこそ、一番厳しいところで頑張りたい。そんな気持ちです。

自主トレではトレーニングやランニングなどのハードな練習も目的ですが、いろいろな選手と話せるのも楽しみです。

特に先発を経験している人たちに、どんなメンタル、心構え、コンディションで試合に臨んでいるのか聞いてみたいと思っています。

将来的に目指したいのは、和田さんのように息の長い選手ですね。

タイプとしては今季投手2冠の横浜DeNAベイスターズ・東（克樹）投手に近いと思っているので、実力は全然及びませんが、動画を見て研究したりしています。

来季は東さんみたいに先発でチームに貢献できるように頑張ります。期待していてください。

やっぱり活躍している選手は、メンタルが強いですよね。

MLBではすごくメンタルが重視されていると聞くので、「ドライブライン･ベースボール」ではそのあたりも聞いてきたいですね。

来シーズン何勝したいなど、具体的な目標を発言できる立場ではないので、まずは1軍の先発ローテーションを目標にしっかり準備をしていきます。応援よろしくお願いします。

松本投手のプライベートに迫る Q&A

Q.福岡で行ってみたいところは？

A.糸島に行ってみたいですね。 牡蠣小屋が有名なんですよね？行ってみたいなと思っています。

Q.オフの楽しみは？

A.ずっとトレーニングに励むつもりなのでオフはないです。というか、いらないです。

短期間ですが実家に帰る予定なのでそれが唯一のオフかもしれません。

母の作るハンバーグとカレーが大好き。たくさん食べてパワーをつけて帰ってきます。