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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/又吉克樹

又吉克樹(Matayoshi Katsuki・背番号14) 

ホークスにようこそ!勝利の方程式に又吉あり

沖縄出身・新戦力に大注目!!

中日からF A宣言し、今年ホークスに新加入した又吉が、大車輪の活躍だ。リードしている7回、8回に起用され、開幕から現在(5月中旬)まで無失点記録を更新中。勝利に欠かせないと、スタッフ、チームメイトのみならずファンからも厚い信頼を得ている。

 

ゼロを並べてホークスファンに応えたい

移籍が決まった時に、ホークスファンの方から「来てくれてありがとう」というコメントをSNSで頂きました。すぐに受け入れてもらえて、とても嬉しかったですし、絶対結果で返していきたいという思いで入団しました。

開幕から無失点が続いていますが、甘く入ってはいけない場面で甘く入ったり、絶対にしてはいけないミスをしたりしているので、まだまだ思い描いた内容で抑えられている日は少ないです。もっとできることはあると思っているので、今の状況に慢心することなく、1日1日すべきことを追求し、与えられた1イニングをどう抑えるかに専念していきます。

 

移籍を決意した理由とホークスに入って感じたこと

中日からF A宣言をした理由ですが、2つあります。一つは、独立リーグに対する恩返しです。独立リーグ出身の選手がドラフト指名されただけでなく、F A選手をして、他の球団から来てほしいと言われるということは、現在、独立リーグにいる選手たちの希望になると考えました。同時に、“独立リーグ初のF A宣言”と報じていただくことで、独立リーグへの関心も高まり、リーグの存在意義が認められるきっかけになるだろうと。もっと活躍する姿を見せて、現役の独立リーガーたちに、プロ入り後のその先の未来もあることを示せていきたいですね。

もう一つは、自分の野球のレベルアップのためです。リーグやチームが変われば、野球に対する考え方もトレーニング方法も変わります。実際にホークスの一員になって感じたのは、選手各々が自分の特徴をよくわかっていて、生き残るためにすべきことを、熟知しているということ。事実、怪我人が出ても、代わりに起用された若手が結果を出していますし、意識の高さを目の当たりにして、大いに刺激を感じています。投手陣を見ても、森(唯人)の9回に対する熱意、(リバン)モイネロの向上心など、すごい熱量を感じます。何回も優勝を経験している実績のある選手が、どうすれば求められている場所で結果を残せるかを真剣に追い求めている姿を間近で見ていると、仲間に入れてよかったと思いますね。

バッテリーを組む甲斐(拓也)や海野(隆司)とも、よく話しをしています。ブルペンに来てくれる彼らと、どの球種から入るか、その球はどういう意図を持って投げたらいいのかを話すことで、冷静にマウンドに上がることができています。野手についても、なるべく投球の方向性を伝えるように努めています。それだけで、守備もしやすくなりますし、みんなでイニングをつくっている感覚を大事にしています。

プロ入り当初は、いいときも悪い時も、その状態を長く引きずっていましたが、思考のトレーニングをしたことで、今は登板して家に着くまでに、その日の反省が終わるぐらい、サッと切り替えられるようになりました。おかげで状態に波がなくなりましたね。今は毎回いい状態でマウンドに上がれているので、それを崩すことなく、1年間一軍で投げ続け、優勝に貢献したいですね。球場に足を運んでいただいた方にも、中継を見ている方にも楽しんでいただけるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

 

プライベートな質問

Q.リラックス方法は?

ナイターの日も朝8時には起きて、散歩がてらカフェに行くのが気分転換になっています。コーヒーが好きすぎて、球場にもコーヒーメーカーを3台ぐらい置かせてもらっています。

 

Q.多趣味だそうですが、今はまっていることは

車ですかね。車というよりも、流行っている理由や構造が気になるんです。自動車メーカーステラを持っているイーロン・マスク氏がツイッター社を買収したら、どう変わるかとか、興味がありますね。

 

 

<PROFILE>

独立リーグ香川オリーブガイナーズから2013年ドラフト2位で中日に入団。1年目から一軍入りを果たし、67試合に登板。4年連続で50試合以上に出場した。’21年にN P B史上初めて、独立リーグ出身選手としてF A権を行使。’20ホークスに新加入した。沖縄県出身、右投右打

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