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Fuku Spo – アビスパ福岡/石津 大介

石津 大介(Ishidu Daisuke)
フォワード・背番号 16

ドリブルやパスで 攻撃に違いを出したい。

2017年シーズンは、出場試合数は36と多くの試合に出ることができましたが、先発した試合が少なく、出た試合数の割には出場時間が少ないと感じました。J2のリーグ戦42試合に出場すると3780分になりますが、僕はその半分に満たない1860分でしたので全然納得できていません。なかなか先発できないことが多く、自分のプレーを反省しないといけません。自分のプレーを改善して2018シーズンは出場試合も時間もフル出場にできるだけ近づけたいと思います。

そのなかで相手選手の間でパスを受けてドリブルで仕掛けたり、チームメートとのコンビネーションやパスで相手の守備を崩す攻撃を見てほしいですね。そこが僕の強みだと思いますから。もちろん、もっともっとそれを磨く必要があると感じています。特に意識しているのは、たくさんボールに触ってリズムを作り、攻撃に違いを見せることです。そのために2017シーズンよりももっとボールに触る回数を増やしたいと思います。ずっと課題としてあるのは、「シュートの決定力を上げること」。理想を言えば、守備に貢献しつつ、攻撃のビルドアップに参加してゴール前にも顔を出してゴールを挙げるようにしたいですね。

 

子どもが理解できるまで 現役でプレーしていたい。

2014年の夏にヴィッセル神戸に移籍しましたが、その時はいろいろとパワーを使いましたね。僕は生まれも育ちも福岡で、福岡以外の土地を知らなかったので、移籍ですべての環境が変わりました。他の土地で過ごして人間的にも成長しましたし、サッカーのテクニックや考え方なども本当に成長できたので、今思えば移籍して良かったと思います。

アビスパでプレーしていた時以上にサッカーのことを考えるようになりましたし、食事の面や体のケアなども意識するようになりました。基本的には自分の好きなものやその時に食べたいものを食べるようにしていますが、それにプラスしてサプリメントを摂取したり、練習や試合の前後にしっかりとストレッチをしたりするようになりました。アビスパの頃にもベテラン選手をはじめ、多くの選手がそうしたことをやっていたのですが、あの頃の僕はまだ若かったので必要性を感じていませんでした。でも、神戸に移籍してからは周りの選手の影響もあり、練習の1時間半前にクラブハウスに着いてまずはお風呂で体を温め、その後に数種類のストレッチをして練習に臨んでいました。僕も年齢を重ねたのでケガを予防する意味もあります。特にベテラン選手は自分にあったルーティンがあるみたいで、練習前にいろんな準備をされていました。だからこそ、長い期間現役でいられると思いましたね。僕の場合は、試合にいつでも出られるようにケガをしないこととコンディション維持を意識してやっていた感じです。

子どもがまだ小さいので、「パパはサッカー選手なんだ」と理解できるくらいの年齢までは現役でプレーしていたいですから。そのためにも体のケアや食事面が大事だと思っています。幸いなことにこれまで大きなケガはありませんが、しっかり体のケアをしてケガをしないようにしたいと思います。

 

昨シーズンはいい雰囲気を作ってもらい感謝!

昨シーズン、神戸からアビスパに復帰して最初に感じたことのひとつにサポーターが増えたことがあります。J2でしたが多くのサポーターの方がレベルファイブスタジアムに足を運んでくださいましたし、それによりいい雰囲気を作っていただいてありがたいと感じました。特に第40節・湘南戦は1万6000人以上の方がレベスタで応援してくださり僕らは楽しくプレーできましたし、僕は途中出場して勝ち越しゴールを挙げることもできました。ゴールしてあんなに喜んだ(決めた後、控え選手がウォーミングアップをしていたところにスライディングし、もみくちゃにされて手荒い祝福を受け、メインスタンドに向かって大きく両手を広げてアピールした)のは初めてですね。昇格争いをしているなかであの試合は首位の湘南が相手という大事な試合でしたから、なおさらうれしくてああいうパフォーマンスに自然となりました。昨シーズンは開幕戦からリーグ戦、そしてプレーオフの熊本、そして名古屋まで常に熱い応援をしていただき、ありがとうございました!

 

編集部からのおまけの質問。 行きつけの店、教えてください!

学生の頃から通っているのは草香江のお好み焼き屋『味美(みみ)』ですね。ここはちょーうまい、やばいっすよ!(笑) それと博多駅の近くにある焼肉屋『彩禀(さいりん)』です。ここは親父の元同僚が始めた店で、記念日やご褒美で連れて行ってもらいました。その方がアビスパのことをすごく好きで、ホームゲームはほぼスタジアムに足を運んでもらっています。元々、大学までサッカーをされていたのでサッカー関係者のサインもいっぱいあります。すべて個室で居心地も良く、料理も美味しいです。こんなことを話していたら、どれも食べたくなったじゃないですか(笑)。

※シティ情報Fukuoka 2018年2月号本誌掲載

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