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【ローカル企業とSDGs】糸島の自然を満喫しながら地球の未来について考える新感覚のグランピング施設。『糸島 SDGs Village 地球MIRAI』

グランピングやキャンプを
大自然と共に満喫!

透明感抜群の海、緑にあふれる山、農作物に恵まれた里…自然豊かな糸島にこの春、話題のアウトドア複合施設『糸島 SDGs Village 地球MIRAI』がオープンした。目玉は、海を目前に臨む4つのドーム型のテントを備えたグランピング施設。流木や廃材を使った「漂流物アートのお部屋-Floating Art-」やバリをイメージした「バリ、神秘のお部屋-Retreat,Bali-」など、各部屋に異なるテーマが設けられている。この他にも、自然と一体化した気分を味わえるユニークな「空中テント」での宿泊もでき、食事は地元の食材を使ったBBQコースが堪能できる。

SDGsの理念を随所に配し
地球のこれからのことを考える

「自然の中で眠り、自然を食し、自然と遊ぶことで、この地球の大切さ、生命の大切さを感じる。未来の子どもたちに、今のままの地球を渡したい。このSDGsを意識した取り組みを展開し、皆さんにも伝えていきたいと思います」と教えてくれたのは、施設を運営する社会貢献型会社の『株式会社トキメクデザイン』代表の井上知子さん。

【株式会社トキメクデザイン 代表取締役・井上 知子】
結婚と出産を機に横浜で10年間の会社員生活に終止符を打ち、5年前に福岡へ移住。糸島での民泊運営を経て、SDGs目標達成に向けて社会事業を起こすため『株式会社トキメクデザイン』を設立。銀行からの融資や会社員生活時代に貯めた貯金を全額投入し、『糸島 SDGs Village 地球MIRAI』を’22年3月にオープン

施設の随所には廃材のタイルや流木、山から切り出した竹が使われ、環境保全に配慮する。BBQには使い捨ての紙皿ではなく唐津焼や有田焼といった陶器を使うことで、エコ推進や伝統工芸の支援も意識しているそう。食事には地域の農家や漁師と連携し、地産地消やフードロス削減を推進するコースも用意。建築や電気工事、裏山の竹林整備は地元の業者や70歳以上の高齢者に依頼し、地元の雇用促進にも貢献している。施設の監修とデザインには、九州大学大学院芸術工学研究院教授であり、九州SDGs経営促進フォーラム(九州経済産業局)会長・井上滋樹教授が携わっている。

ドームテントには各棟に専用のBBQデッキが併設。本格的なBBQグリルで黒毛和牛やアヒージョ、炊き立てご飯を味わえる
目の前に海が広がる絶好のオーシャンビューにうっとり。予約や見学、最新のお知らせについては、公式サイトからチェック

「地域住民の方々がゴミ拾いやビーチクリーン活動に積極的に参加されていて、まちや自然環境を良くしようという心がけが素晴らしなと感心しました。そこで私もそれらの活動に参加して、いろんな人のお話を聞いたり資料を読んだりするうちに、SDGsは特別なことではなく日常のちょっとしたことで実現できることが分かって。私も糸島の美しい環境を通じてSDGsについて発信していきたいなと思い、この施設をオープンすることにしました」。

3方向を固定させることで空中に浮かせる「空中テント」で宿泊するのも楽しみ。寝そべりながら眺める満天の星空は感動モノだそう

井上さんはSDGsに対する思いを実現するために“5カ年計画”を構想し、グランピング施設はその第一弾としてスタート。今後は教育事業やデザイン事業など幅広い分野への展開に向けて取り組んでいる最中とのことで、これからどのように進化していくのか、目が離せない!

糸島SDGs Village 地球MIRAI

住所:糸島市二丈松末1982-10
TEL:0120-675-617
HP:https://www.chikyu-mirai-glamping.com/

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