個室で職人がにぎる〝博多前寿司〟で至福の時間を。

2022年01月19日 公開

ブライベート感を満たす
個室と小カウンター

創業昭和22（１９４７）年。戦後すぐから割烹料理、博多ならではの新鮮な魚介を使った“博多前”寿司を手がけてきた『河庄』。70年以上に渡って多くの料理人を輩出し、暖簾分けした店も数知れず。博多の食文化の礎を築いたとも言える名店だ。

伝統に裏付けられた匠の寿司の数々。お昼は寿司10貫に吸物などが付く）にぎり寿司セット』5500円がお得。しかも、お昼は個室の無料サービスもある

創業10年後に建てられたという店舗は、皇居新宮殿の設計にも携わった日本を代表する建築家、故・吉村順三氏が手がけた。和モダンの雰囲気は色褪せることなく、特に当時のまま何も変わらないという２階の個室は欄間など細部にいたるまで歴史を感じられる空間だ。

そして、この歴史的空間をさらに特別な場所にするのが特設のカウンター。職人が立ち、できたての寿司が目の前に運ばれる。中には、口の中でほどけるしゃりの感覚を生かすため職人がお客様の手に直接渡すネタも。プライベートな空間で『河庄』が常に大切にしている 〝ライブ感〟を味わえるという贅沢。結納の席などハレの日、大事なおもてなし…参列する方は「すごいですね！」という言葉とともに笑顔になるに違いない。

１階フロアは２０１８年にリニューアルして、メインカウンターとは別に新たな4人がけのカウンターを設置。個室ではないがまわりが気にならず、職人を独占できてこちらもプライベート感が満載だ。この席も前述の2階個室も早めに予約を！