【家づくりのお宅訪問】半分おうちで、半分お外、マルチに楽しめる土間のある家「ベツダイがつくった新築住宅」

2021年04月21日 公開

家族が増えるから、もっと広い家に。子どもを思い切り遊ばせてあげたいから、戸建てに。多くの人が考えるように、Hさんファミリーもそんな想いからマイホーム購入を検討していた。しかし、いいなと思う物件を見つけても、なかなか踏ん切りが付かずにいたという。そんな折に出合ったのが「ベツダイ」のキューブ型住宅『ZERO-CUBE』とセレクトショップ『FREAK’S STORE』のコラボレーションから生まれたこの家だった。「学区制度がある福岡では、家の場所が子どもの進路を左右するので、立地にはこだわりたいと思っていました。市内に家を建てようとすると土地探しが大変ですが、ちょうどほしいエリアでこの家を見つけて・・タイミングにも背中を押されてここに決めました」。
アメカジスタイルが好きなHさん。これまで見てきた建売住宅とは違う、床の一部が土間になっていてアクティビティスペースとして使える個性的なデザインも決め手の一つだったと振り返る。「吹き抜けも、土間へとフラットに繋がるウッドデッキもあって、リビングに開放感があるのも気に入りました」。

リビングの床の延長戦がウッドデッキになっているので、室内と屋外が繋がっているような開放感があり、視覚的にも体感的にも広く感じられる

駐車スペースから土間へとダイレクトに入ることができる。ドアが両開きなので大きなモノを運び入れるのも便利

外出しづらい時期が続いても、家の中に居ながらアウトドア気分を味わえる仕掛けがあれば、ステイホームの楽しみも広がるというもの。外からフラットに出入りできる広い土間の利点をHさんはこう語る。「友人を招いてBBQをするときも、男性陣が外で肉を焼いて、奥さんや子どもたちには日除けのある場所で過ごしてもらえますし。子どもが学校帰りに友達を連れてきた時も、ここで遊んでもらえば、キッチンから見守ることができます。さらに、外から直接大きなものを運び込めるのもメリット。ずっと先の将来、階段の上り下りが辛くなれば、床をつくって寝室に変えてもいいよね、と妻と話しています」。
遊びゴコロが満載のこの家のもう一つのポイントは、部屋全体を見渡せる家の中心にレイアウトされたひさし付きのカウンターキッチン。料理をしながら家族や仲間とのコミュニケーションを取れるだけでなく、カフェやショップをイメージさせる楽しい雰囲気も美味しさのエッセンスになっている。

ウッドデッキ付きの土間はBBQやおうちピクニックなど、天気を気にせず遊べるセカンドリビング。子どもが巣立って使わなくなれば、リビング続きの個室に変更することも可能。使い道は無限に広がる

壁のタイルにあしらったハンドメイドの背面収納は、お気に入りのアイテムを見せながら収納できる

「マンションに住んでいた頃は思い切り遊ばせてあげられなくて。でも、今は違います。みんなこの家での暮らしを楽しんでいます」と語るHさん。立地とデザインに惹かれて購入を決めた家だったけれど、住み始めてみて家事動線の良さや、住宅性能の高さも実感しているという。「リビングにあるクローゼットは幼稚園の道具など毎日使うものを置けるので便利。キッチンの近くにトイレとお風呂があるのもいいですね。ドアをいくつも開けることなく子どものトイレにもサッと対応できるし、洗面脱衣所のドアを開けたままにしておけば、寒いところを通らずにお風呂に入れます。エアコンはリビングの1台だけですが、特別寒かった日にストーブを付けたくらい。吹き抜けもあるし、水回りのドアを開けていても家庭用エアコン1台で広いスペースを暖められるのは断熱性能がいいからでしょうね」と奥さまはニッコリ。家事も子育てもしやすくて、エコな家はみんなを笑顔にしてくれるようだ。

木を多く取り入れながらラフに仕上げたアメカジスタイル。階段の手すりに鉄骨を使ってシャープにまとめ、キッチン壁のタイルやリビングドアはグリーンでミリタリー要素もプラス。アメリカンスイッチを採用するなど細部にまでデザインにこだわった

家事動線をコンパクトにするため、キッチンのすぐそばにトイレと洗面・脱衣所を配置。キッチンにいる時も子どものトイレやお風呂に付き添いやすくて便利