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〈MOVIE〉『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』舞台挨拶レポ!

Facebookで知り合った台湾人のリンちゃんと日本人のモギさんのノンフィクション・ラブストーリーを映画化した『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』。映画の元となった二人のFacebookページのファンは口コミで広がり36万人を突破、記事のリーチ数は200万超すほどの人気ぶり。現在、全国順次公開中の本作品は、リンちゃんを演じたジェン・マンシューさんのキュートな演技やファッション、そしてリアルなストーリー展開に主題歌まで、一度見るとまた見たくなる『ママダメ』中毒者続出中。

©mamadame production committee

そんな『ママダメ』待望の福岡での公開を前に、今回は福岡出身で主演のモギさんを演じた中野裕太さんと、谷内田彰久監督が来福。
福岡にいるときに来ていた映画館で舞台挨拶を出来ることが感慨深いと語る中野裕太さん、そして司会者から”大阪出身”を強調され、何故か博多華丸大吉のネタで笑いをとる谷内田監督に突っ込む中野さん。

二人の仲の良さが伝わる空気感の中、舞台挨拶はスタート。

—先ずは作品の見所から

中野:この時代に珍しいくらいピュアな作品かなと。観終わった後は、その1日が和やかに、笑顔が多く過ごせるような作品になってるんじゃないかと思います。

谷内田:この映画に僕が2カットだけ出てます。1シーンは中野くんと二人だけのシーン、もう1シーンは台湾らしいシーンの中に出てきます。

「(こういう自分の出すぎた部分を)主演のジェン・マンシューからも、たしなめられることがあります(笑)」と語る監督

中野:気付く人は気付くよね。でも見所はどこかと言われると、監督が出てくるところではないです(笑)。でも、こんな監督の人徳で、ファミリー感というか、撮影中や編集段階でも(リンちゃん役の)ジェン・マンシューが参加して意見を言ってくれたり、そういう和やかな雰囲気でこの映画は作られました。撮ったのが2015年の8月なので、結構時間かかってこの映画は出来上がったんですけど、そういう家族感はスクリーンを通しても伝わるんじゃないかなと。

谷内田:編集の大半は実は中野くんがやってるんですよ。ある日、編集が大体終わった所に、マンシューが台湾からこっそり日本に来て、全部データを持って行って、自分で編集して突然僕らに送ってきたんですが、それがものすごく可愛かったんです。これは負けてらんないなと思ってまた編集し直したりとかね。

中野:(編集段階で)あと20点くらいなんか足りないねっていう話をしてた所に、マンシューが、そこを埋めてくれるアイデアをくれて、それを元に再編集してっていう。だからすごく時間はかかりましたけどね。

谷内田:すごく変わった編集の仕方をしました。原作を知ってる人、知らない人を、台湾と日本のFacebookでランダムに探して、その人たちに編集し終わった全データを送って感想を書いてもらうんです。その意見を少しずつ合わせながら、日本人と台湾人が一緒に見て、笑って泣いてくれたらいいなと思って最後まで編集した作品です。

中野:正直、もう晴れやかな気持ちでいるよね。感想がある程度予想内なので。

谷内田:トータルで2500人くらいの人には見せていて、どういう意見がでるかも大体分かるので、僕ら的には「あと好きに見てください」っていう(笑)。

ー中野さんは主演だけじゃなくて実際は監督もなさってるということですが、谷内田監督はどのくらいのパーセントで監督をなさってるんですか(笑)?

谷内田:僕は大体現場で(笑)!50%以上はやってます。

中野:現場が全てですからね!監督とはドラマでもご一緒したことがあるんですが、監督の家族が福岡に来て、うちの家族と一緒にBBQしたりとか本当に仲良いんです。

—モギさんは実在の人物ですが、その辺の苦労はありましたか?

中野:(本物の)モギさんとリンちゃんとは映画が決まってから早い段階で会いました。二人は台湾でも日本でも、ほとんど毎日撮影現場に来てくれて、リンちゃんは自分の思い入れのある瞬間をモニターで見ながら泣いてたり笑ってたり。さっき話したBBQには二人も来てくれてたんですが、それ位みんな家族みたいに仲が良かったので、実際の人物を演じるというプレッシャーとかはあまりなかったです。

谷内田:ツイッターの感想で「モジモジしてて、うざい」とか書かれているのを見て、モギさん本人が気にしてるっていうのが笑ったけどね(笑)

中野:そう、映画の中のモギさんがちょっとウジウジしてる男なんですが、「自分に言われてるのかな」って、凹んでましたね(笑)。

—監督は中野さんがモギさんを演じるにあたって何か指導されましたか?

谷内田:指導というか、僕、ものすごく細かい人間なんですが、中野くんもすごく細かいところまで考えて芝居をしてくれる、珍しい役者だと思うんですよ。リンちゃんとモギさんの二人が最初に出会うシーンが一番みなさんとしては、わかりやすいかなと思うんですけど、今までFBでしか知らない女の子に会った時の感動みたいなものを、ものすごく上手く表現してくれたなと思ってます。そこは見所のひとつかなと。

お二人の言葉ひとつ、表情ひとつから、共演者や茂木さん夫妻との関係性や、作品に対する想いが伝わってきた今回の舞台挨拶。

最後に谷内田監督に締めの言葉をお願いすると、「本当は、今日この映画、(携帯とかで)撮影しても構いませんよ、と言いたかったんですけど、さすがに止めとけって言われましたので(笑)肩の力を抜いて好き〜に見てください!」と、ほのぼのとした一言で終了。

監督自ら携帯を取り出し自撮りをするなど、終始笑顔の絶えない時間となりました

二人の恋を応援してしまいたくなる、とってもピュアでキュートで心温まる『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』6月17日(土)〜ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ13にて公開!

『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』公式HP

 

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