長崎や福岡のホテルで料理長として活躍した日下部誠シェフ。当時より糸島との生産者との繋がりを深めてきた中で、「糸島の生産者・料理人・お客様の輪を繋ぐ場を作りたい」と、2020年秋、可也山を望む糸島の地に『テロワール』をオープンさせた。メニューは昼・夜ともにコースのみ。契約農家から届く野菜や旬の魚介、ジビエなど、糸島で採れた食材で作られる季節感あふれるコースを食べ進めていくと、脳裏に糸島の豊かな自然が思い浮かぶ。

フェア参加メニュー

シュヴルイユのフュメ ア・ラ・ミニュート　ソースポルト・エ・ヴェトラーヴ（昼のジビエコース6600円（税込）の1品として提供）

“大地”の恵みを真摯に表現した優しく力強い味わいに感動！

シュヴルイユとは鹿のこと。スコッチウイスキーと塩に軽く漬け込んだ鹿肉は40分ほどかけてじっくりと焼いた後、瞬間的に燻製をかける。「瞬間的に燻製することで、表面的に薫香がつき、肉の旨みが残ります」と、オーナーシェフの日下部さん。鹿は鉄分を多く含み、薫香との相性も抜群だ。ソースはビーツとポルト酒がベース。雄大な大地をイメージさせる、優しく力強い一皿だ。