「私たちが大切にしているのは、生産者の皆さんの想いです。ここで扱わせていただいているのは、野生に近いもの。ちゃんと美味しくて環境にも配慮されていることが重要だと考えています」と、店主・市村大輔さん。2011年のオープン以来、アラカルト、おまかせコースと業態を変えてきたが、建物の建て壊しに伴い2022年9月末で一旦営業を休止した。一方、すぐ近くに移転した姉妹店『酒場サークル』には2階があり、移転先が見つかるまでの期間、このスペースで市村さんの料理を提供する（予定）。

フェア参加メニュー

猪の炭焼きと山栗餡（800円（税込）〜）

生産者の想いが伝わる食材でつくる“山のごちそう”

糸島ジビエ研究所の西村さんから届いた猪肉のロースは串に刺し、時間をかけてじっくりと焼いていく。添えるのは友作農園の山栗をペースト状にしたもの。ここに丁寧にひいた猪の出汁を注いだら完成だ。生産者の想いをのせて素材の持ち味を最大限に引き出した一皿は、身体に沁み入る滋味深い味わい。食べ進めるほどに、身体が喜ぶのがわかる。