【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス /岩崎 峻典

岩崎 峻典(Iwasaki Shunsuke・背番号 69)

オフは差をつけるチャンス!
努力と練習で手繰り寄せる
先発ローテーション
5月に1軍デビューを果たしましたが、1イニング4安打3失点でプロの洗礼を浴びました。1軍登板はこの1試合にとどまりましたが、この経験が、意識と行動を変えています。来季(取材日:12月)の先発ローテンション入りへ、オフシーズンへの決意を聞いてみました。
有言実行の1軍登板
登板わずか1試合に悔しさも
初年度を一言で振り返ると、結果が出なかった1年でした。一年目から1軍の舞台で投げ、日本一に貢献することを目標にしていましたが、心・技・体の全てで1軍のレベルに及ばないことを痛感しました。1軍にいたのは10日間だけでしたが、シーズン後半に成長するきっかけを掴ませてもらったと思います。
結果を残している選手たちとの違いを感じたのは、野球に対する意識の高さや準備の充実度。1軍だと、同じ打者と対戦する機会も多いので、相手のデータをしっかり頭に入れて、それを元に組み立てることもされていました。プロに入るまでは、そこまで突き詰めてデータを活用したことがありませんでしたが、プロでは球種や球速だけでは勝負できません。実際に1軍で打たれてからは、データ担当の方達に情報を聞き、捕手とすり合わせをして試合に挑むようにしてきました。シーズン後半はそれが少し経験できたので、来季はもっと生かしたいと思っています。
2年目のターゲットは
先発ローテーション一択!
投手に転向したのは、履正社高校入学後、監督に「投手に向いている」と言われ、決意しました。2年時だった’19年の夏の甲子園で、7回からマウンドに上がり、胴上げ投手になりました。そんなキャリアを知っている方からは、エリートだねと言われますが、どのカテゴリーでも下から這い上がってきたタイプ。実際にプロ野球でも思い描いていたような1年目ではありませんでしたし、自分らしく下から這い上がっていこうという思いでやっています。
来季の目標は、先発ローテンションの一角に入ること。でも、今の体力では一年間は無理。パフォーマンスを維持できるだけの体づくりは、直近のテーマです。私のストレートは打者の手元で揺れる、スライダーっぽい軌道が特徴。意図せず得た武器なのですが、きれいなストレートが正解ではないと思っているので、練習中の怪我だったので、自分を見つめ直す必要性は痛感しました。約1ヶ月ぶりにバットを振った時は、再び怪我をしないか怖かったし、1軍に上がるまで全くいい感覚はありませんでした。むしろ、活躍している選手たちがたくさんいるチームに戻って、打てなかったらどうしようという不安の中で1軍に戻りました。復帰してから打撃を少し調整していたのですが、1軍で徐々にそれがハマっていきました。「もっと上手くなりたい」という思いもあって、試合の反省から正するところを見つけて、改善していった流れですね。それが本当にいいタイミングでハマってくれました。「もっと上手くなりたい」は、辞めるまで終わらない追及だと思っています。自分の持ち味としてプラスに捉えています。このストレートを生かすためにも、変化球のキレも鋭くしたいところです。
ホークスの先発陣は、今季二桁勝利を挙げた選手が何人もいますし、試合を見ていてもすごいなと思います。でも、すごいなって思っていてはダメだと思うので、参考にできるところは自分の中に取り入れつつ、割って入ってやるという決意も持っていたい。そのためには、誰よりも練習し、自信をつけていきたいです。秋のキャンプから自主練、そして春季キャンプは、すごく勝負の時になると思います。休んでいる暇はない。オフ期間こそ、人との差をつけるチャンスと思って全力で野球に時間を注ぎます。5月に1軍に上がった時に、2軍の首脳陣から「もう帰ってくるなよ」と言われたのに、10日で帰ってしまって、「早いわ!」と笑われたので。来年は会わないまま過ごしたいですね。ホークスは全体のレベルが高く、学びも多いです。そんな環境で野球ができることに感謝し、’26年は飛躍の一年にしたいと思います。応援よろしくお願いします。
岩崎投手のプライベートに迫るQ&A
Q.縁もゆかりもない福岡での生活は?
A.高校まで過ごした大阪、大学時代の東京で多くの友達ができたので、寂しさはありましたね。でも友達を作るのは得意で、すぐに人と仲良くなれるんです。ホークスでは、高校の同級生の田上奏太と一緒に過ごすことが多いです。好きな福岡グルメはもつ鍋(しょうゆ味)です。
Q.活力源は何?
A.毎日いっぱい寝ること。9~10時間は寝るようにしています。しんどい練習の時も、寝ることを思い出したら頑張れるんですよ(笑)。枕やマットも自分専用で、めちゃめちゃこだわっています。
