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Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/岩嵜 翔

岩嵜 翔(Iwasaki Sho)投手・背番号17

中継ぎ1本に絞った’17年は、確かな手応えを感じられた実り多いシーズンに

16年に手応えを感じられたこともあり、’17年は自信を持って入れたんです。最初のうちこそしっくりいかない時もありましたけど、数字的には結果が出ていたので、どこかでタイミングが合えばもっと良くなると。その結果、中継ぎとして1年間踏ん張ることができた。しかも1軍でできたということが、自分にとっては大きかったですね。チームの中心に近いところでやれて、その上で日本一にもなれましたし、かつてない達成感を味わいました。とは言え、中継ぎとしてはまだまだ1年目みたいなものだし、賞も続けて取れるくらいにならないとファンのみなさんには信頼してもらえないと思うので(笑)、今シーズンはもっといいピッチングをしなければと思っています。

 

登板数はリーグ最多の「72」。
最高のコンディションで走り続けられた「秘密」とは

今年は本当に良く試合に出させてもらいました。途中までは野手の人と試合数を競うようなペースでした(笑)。でも「中継ぎは投げてなんぼ」だと思いますし、いい機会をいただいたと思います。その中で気をつけていたことと言えば、体のメンテナンスをしっかりやること。’17年は、個人のトレーナーさんと契約を結んで、福岡で試合がある時は必ずケアをしてもらってから球場に入るようにしていたんです。デイゲームの時も、試合後にはケアをしてもらって帰るとか。やっぱり大事な場面で投げさせてもらえることが増えるにつれて、自分のメンテナンス不足が原因でチームに迷惑をかけることは避けたい、という気持ちも強くなりました。

 

縁の下の力持ちと見せかけて、存在感を光らせた昨シーズン。
感じられた「やりがい」とは。

「存在感は…そうでもないと思いますよ(笑)。ただ、中継ぎを1年間通してやりながら、「先発ピッチャーの勝ちを消さないようにしたい」とか、「先発ピッチャーに勝ってもらいたい」という思いは常にありました。僕自身、先発として出ていたこともあるのでわかるのですが、勝ちが付くのと付かないのでは、気持ちが全然違うんです。チームに勝ちを付けるだけではなく、先発ピッチャーに勝ちが付けられるように。それが自分の「やりがい」にもなっていたように思います。あと、9回に絶対的なサファテがいることで、相手チームは何とか8回までに攻撃したいだろう、と感じてプレッシャーはあったんですけど、それが逆に「自分がここでしっかり抑えれば大丈夫」という強い気持ちにもつながっていきました。

 

ブルペンはリラックスしたムード。
自分のルールを持つことで気持ちを整えていた。

ブルペンではどの投手もリラックスしていますね。呼ばれた人だけ緊張する、という感じです(笑)。最終戦でもみんなリラックスしていましたよ。五十嵐さんやサファテが、若いピッチャーに対して緊張しないようにしてくれている部分もあります。自分のリラックス法としては、ルーティンを守ること。例えば、試合展開を見ていたら自分の出番がだいたい読めます。前半で1、2点負けていたとしても、うちの打線は逆転する可能性があるから、6、7回に準備を始めて備えておく、とか。グラウンドに出る時に左足で白線を越える、とか。  あとはもう、練習するのみですね。春のキャンプでも激しい競争が予想されるし、来季はとにかく体力面でも精神面でもよりタフになって、プレーに反映させたいと思います。みなさん、応援よろしくお願いします!

 

そんな気合十分の岩嵜投手が、 英気を養うおすすめのお店は?

トレーナーさんが、冷泉公園の近くに開いた「◯八ホルモン」。美味しいです。以前、宗さんのトレーナーもされていたので、店内にユニフォームなんかも飾ってありますよ。僕、普段から、いろんな店に行くんですよ。小さな焼肉屋さんも好きですし、ファミレスも好きです(笑)。

※シティ情報Fukuoka 2018年2月号本誌掲載

 

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