トップに
戻る

Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス /今宮 健太

今宮 健太(Imamiya Kenta)
内野手・背番号2

ベストナインと打率3割! 納得のいく1年にしたい

シティ情報ふくおかの読者のみなさん、いつも応援ありがとうございます! チームは今、リーグ優勝、そして日本一奪還に向けてがんばっています。

個人的には、まずある程度の成績を残し、ベストナインに選ばれることが今年の目標。これはもう毎年第一に挙げている目標でもあります。そして打率3割! 打ちたいッス! プロに入って今年で8年目、自分では納得のいく1年が少な過ぎると感じているので、とにかく納得のいく1年にしたいです。

 

今与えられた仕事を、しっかりと成し遂げるのみ

打順に関しては、ゆくゆくはやはり1番を任せてもらえるバッターになりたいですね。ただ、2番には2番の仕事がある。後ろに3、4、5番とすごい打者が控えていますから、バントひとつでも大事な仕事だという責任は感じています。バント1本のプレッシャーもなかなかのものなんですよ。もちろん、1番を任されるのは理想ですが、今与えられた仕事をしっかりと成し遂げるのみ。その積み重ねが次のステップにつながると信じています。

 

自分の過去の守備を 見返すことはない 今この一瞬、一瞬が勝負!

ゴールデン・グラブ賞ですか?もちろん獲得できるようがんばります! 守備に関しても一球一球に集中して全力で取り組むのみです。昔は打てなくなると「守りだけでも……!」と力が入っていましたが、それじゃダメなんですよね。打つと守るとでは別もので、そんな考えをしていると、からだが動かなくなるんです。やっぱり打つときは打つこと、守るときは守ることだけに集中しないと。過去の自分の守備を映像で見直すこともありませんね。一瞬一瞬が勝負ですから。ファンの皆さんにも今のプレーを楽しんでいただけたら本望です。

 

「絆」はいちばん好きな言葉。「絆」の強いチームが本当に強いチーム。

「絆」という言葉、ぼくがいちばん好きな言葉です。高校時代からずーっと「絆」という言葉を大事にしてきました。やっぱり野球がチームプレーだからですね。守備なんて、特にそうですよ。誰かのミスを他の誰かがカバーしたり、失敗したときも声をかけあって気分を上げたり。

打席は個人で立つものですが、それでも打者同士は絆でつながっています。僕が打てなくても次のバッターがタイムリーを打ってくれたら嬉しいし、その逆もある。「打ってくれてありがとう!」と感謝したり、されたり、ね。そうして試合に勝てたときは、たとえミスをしても救われる気がします。

選手全員が完璧な結果を出せない中でも、カバーする、してもらう、そういう「絆」の強いチームが本当に強いチームなんだと思います。ホークスはとても「絆」が強いチームです。かといって、みんなで意識して一緒にメシを食べに行ったり、語らったりするわけじゃあありませんよ(笑)。日頃の信頼関係の積み重ねが「絆」を強くするものなんでしょうね。野手と投手は別行動になりがちなので、僕はできるだけ投手の方としゃべってコミュニケーションを取るようにしています。

 

結婚して守るべき家族ができた。野球人生にも大きなプラスに

元 オフの日はほとんど自宅にいますね~。結婚して子どもも生まれたので、子どもと一緒に遊ぶ時間が、いちばんの気分転換になっています。結婚して守るべき家族ができたことは、野球人生にとってもプラスに働いていると思います、はい。

ゲームが終わった後、美味い食事をするのもいい気分転換です。よく行くのは西新の居酒屋『伊都旬菜 こころ』や、大名の『もつ鍋 田しゅう』かな。中村(晃)選手や、森(唯斗)選手とよく一緒に行きますね。野球選手というと焼肉ってイメージがありますが、どちらかというと僕はもつ鍋派ですね。

ペナントレースも日々、熱戦、激戦が続いています。ホークスもチーム全員が首位奪還!というひとつの目標に向かって走り続けます。これからも熱い応援をどうぞよろしくお願いします!

 

※シティ情報Fukuoka 2017年6月号本誌掲載

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら