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【ふくつのふく】津屋崎千軒をめぐる~さくらのふくつ案内~

ここ津屋崎は、江戸時代から明治期にかけて、海上交易と製塩業で栄えたまちでした。明治時代には西日本最大級の塩田に発展し、家が千軒もあるほどに繁栄していたことから『津屋崎千軒』と呼ばれるようになりました。今もそうした時代の名残が、津屋崎にはいくつか残っています。創業140年を超える歴史をもつ酒蔵をはじめ、うに屋、津屋崎人形工房など、それらは津屋崎のまちの歴史・文化を伝える大切な宝物です。

 

 

実は私の祖母の家もこの近くにあり、子どもの頃から、この界隈でよく遊んでいました。大人になってあらためて散策してみると、以前は当たり前の風景だった場所が、今ではとっても愛おしい場所に感じます。静かなまちですが、ゆっくり歩いて、心穏やかな時の流れを楽しんでください。

 

 

みんなの縁側 玉丸屋

祖母が住んでいた築140年の古民家を利用して、津屋崎に住む人や、津屋崎を訪れる人たちの交流の場にしようと、孫の冨永さんが津屋崎の古民家ゲストハウス兼コミュニティスペースとして運営。大人でも子どもでも、地元民でも外国人でも、誰もが自由にイベントや遊びに参加できるユニークなスポット。

 

定期的に開催されるお菓子とカレーのイベントも人気だ。2階の和室は1日1組限定で宿泊も可能!

 

 

『みんなの縁側 玉丸屋』
住所:福津市津屋崎4-11-15
電話:0940-52-0033
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜
https://www.ohmaruya.com/

 

 

豊村酒造

明治7(1874)年、製塩で栄え、海上交通の拠点だった津屋崎の地で創業し、自家製の奈良漬けや、清酒「豊盛」は現在も地元を中心に愛されている。店内に入り、見上げると現れる見事な梁。通りから見える煙突も津屋崎のシンボルとして親しまれている。

 

 

『豊村酒造』
住所:福津市津屋崎4-14-18
電話:0940-52-0001
営業時間:9:00~16:00
定休日:日祝日

 

 

津屋崎千軒民俗館「藍の家」

江戸時代後期に創業した藍染を主とした染物屋を営む上妻家が、1901年に建築した住宅で、母屋と井戸屋形が国の有形文化財に登録されている。建物内部は見学(入館無料)でき、三和土(たたき)の土間、塩木の大きな梁など、当時の町屋形式がよく残されていて、藍染などのイベントも開催されている。

 

 

『津屋崎千軒民俗館「藍の家」』
住所:福津市津屋崎4-14-20
電話:0940-52-0605
営業時間:10:00~16:00(日曜~17:00)
定休日:盆正月

 

この記事は福津市観光情報パンフレット『ふくつのふく』から抜粋したものです。パンフレットは福岡県各地の観光案内所で配布しています。またはデジタルブック版(PDFデータ)を下記購入ボタンから無料でダウンロードできます。

 

掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

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