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【インタビュー】Fuku Spo – アビスパ福岡 /椎橋 慧也

MF 椎橋 慧也(Shiihashi Keiya・背番号34)

「強いアビスパを取り戻す」
勝利のために
あがき、要求する

 昨シーズン途中から加入し今シーズンから副キャプテンを務める椎橋慧也。アビスパに足りないものを感じ、自ら声を上げ、強いアビスパを取り戻そうとしている。


 

副キャプテンに就任
「勝利のためにチームを鼓舞する」

 新しいシーズンが始まりました。8月開幕となり、いきなり夏場の戦いになるので、運動量がカギになってくると思っています。開幕前のキャンプやトレーニングでは、攻撃時に前の選手を追い越すような動きにもチャレンジしているので、運動量豊富にそういった動きを出せたら、相手も嫌がると思います。
 あとは新加入選手がそれぞれの特長を出せたら、面白いサッカーになると思います。たとえばウェリック・ポポ選手が前線で収めてくれたら、攻撃の幅が広がりそうですし、オリオール・ロメウ選手は技術面でほとんどミスがなく、最後の最後で判断を変えられる選手です。そういった特長が出せたらいいと思います。ロメウ選手は一緒にプレーしていて、肌感覚でやりやすさを感じますし、リスペクトできる選手なので、僕もいろいろと吸収したいと思っています。
 今シーズンから副キャプテンを務めさせていただくことになり、これまで以上に「勝利」のためにチームを鼓舞したいと思っています。本当に苦しいときに先頭に立って発信できるのは、チーム内を見渡しても僕しかいないな、と思っています。チームとして、勝つために味方を助けてあげることが増えれば、強いアビスパが取り戻せるんじゃないかと思います。

 

あがき続けた3年間
勝つために、もっとあがく

 僕は高校時代(市立船橋高・千葉)に経験した挫折が、プロになっても生きていると思っています。プロになりたくて市船に進学しましたが、自分は井の中の蛙だったことを思い知らされました。僕には秀でた身体能力もなく、どうしたらプロになって活躍できるかと考え、あがいた3年間でした。そのなかで、「良い準備をすること」「頭を使うこと」で、スピードのある選手にも対応できることを学びました。苦しい時期でしたが、逃げずに3年間やり切ったことが、今につながっていると思います。
 プロに入ってから、柏レイソルではネルシーニョ監督の「勝ちに徹する」という部分を学ばせてもらいました。名古屋グランパスではルヴァンカップでタイトルを獲りましたが、一発勝負の重み、失点につながるミスの重みを学びました。点差や状況などを常に考えてプレーすることなど、サッカー選手として成長できたと思います。
 アビスパに来て驚いたのは、選手間の要求が少ないことでした。これまで在籍していたクラブでは、特に前線の選手からめちゃめちゃ要求されていました。それが当たり前だと思っていたので、要求がないと「ほんとに点を獲りたいのかな?」とさえ感じてしまいます。
 そういった部分も、副キャプテンという役職を与えてもらったからには、踏み込んでいきたいと思います。今のところは一方通行な感じもあるのですが、練習中、ミスになるけど、あえてパスを出して「走れよ」「俺はそこに出す準備はできてるぞ」ということを気づかせるようなこともやっています。アビスパは良くも悪くも「仲が良い」チーム。良い方に転がり、もっと要求が増えて、あがける選手が増えれば、チームとして強くなると思います。
 百年構想リーグでは鹿島アントラーズやヴィッセル神戸など、スキのないチームが勝って、各地区チャンピオンになっています。アビスパが強かったときも、スキがないチームでした。副キャプテンとして、試合中にスキが生まれそうなときには声をかけ、チームが勝つためにプレーしていきたいと思います。

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