【ふくおかさん家のうまかもん】鮮烈な香りは樹上で完熟した能古島の恵み『甘夏』 ~Produce of Fukuoka City~
“福岡市内産”食材の競演
福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

出荷直前まで栄養を蓄えた
「樹成り」の完熟甘夏

福岡市西区の能古渡船場(姪浜旅客待合所)から、フェリーでわずか10分。温暖な気候と地質に恵まれた能古島において、柑橘類の栽培は主要産業の一つ。中でも『甘夏』は、島を代表するブランド品となっている。
一般的に『甘夏』は1~2月頃に収穫し、低温貯蔵で減酸させてから出荷する。しかし能古島では果実を樹上で完熟させる「樹成り」という手法を採用し、4~6月下旬に収穫を行う。ほかの地域の『甘夏』は酸味が抜けて糖度が際立っているが、能古島の『甘夏』は甘みと酸味のバランスが良く柑橘本来の味わいが楽しめる。また収穫後すぐに出荷するので、清涼感あふれるフレッシュな香りも魅力だ。
収穫までの期間が長いため傷が増えやすく、越冬して気温が高くなることで腐敗のリスクも伴う。それでも生産者たちは、完熟した『甘夏』を届けようと気を配りながら丁寧に栽培している。「今シーズンは降水量が少なかったので小玉傾向ですが、風や病害虫による被害も少なく高品質です」と能古柑橘部会の永田敬道さんは笑顔で話す。

規格外品を加工して
無駄なくアップサイクル

続いて料理人が訪れたのは、『甘夏』の加工場。こちらでは搾汁や果皮のスライスといった一次加工が行われている。「市場に出荷できない規格外品を廃棄するのはもったいない」と明石栄美子さんが中心となり、2012(平成24)年にのこのしま加工部会を発足させた。
皮をむく際に苦みの原因となる白いワタは取り除き、果皮がきれいなものをスライス。そして残った果皮と果実を搾る。「ジューサーは、熱を加えず素早く搾れるので『甘夏』の風味が落ちにくいです」。不純物が混ざらないように濾し、新鮮な果汁のまま保存している。
福岡市では、マーマレードやゼリーにして学校給食で提供。果汁や果皮は、飲食店や食品製造会社にも販売している。
ツアーで生まれた
新たなつながり

今回の産地見学ツアーがきっかけとなり、『グランド ハイアット 福岡』『新三浦 博多本店』『日本料理 ながおか』では、能古島産『甘夏』を使ったメニューの提供が決まった(期間限定)。今後もこのような、新たなつながりが生まれることを期待したい。

~今回ツアーに参加した飲食店の皆様~
グランド ハイアット 福岡
住所:福岡市博多区住吉1-2-82
電話:092-282-2817
インスタ:@grandhyattfukuoka
Goh
住所:福岡市博多区住吉1-4-17 1階
電話:092-281-0955
インスタ:@goh_f
新三浦 博多本店
住所:福岡市博多区石城町21-12
電話:092-291-0821
インスタ:@shinmiura_hakata
博多ほたる 西中洲本店
住所:福岡市中央区西中洲5-9
電話:092-732-3277
インスタ:@hotarunishinakasu
FUKU CAFE 福岡香椎浜店
住所:福岡市東区香椎浜3-1-43(香椎いーなテラス内)
電話:092-403-0600
インスタ:@fuku_cafe_fukuoka_kashiihama
メグスタ 警固歩道橋酒場
住所:福岡市中央区警固2-1-14 1階
電話:092-982-1209
インスタ:@megusta1203
◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!
うまかもん @umakamon_fukuokacity
