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【インタビュー】Fuku Spo – アビスパ福岡 /湯澤 聖人

DF 湯澤 聖人(Yuzawa Masato背番号2)

「一体感」というベースに
「個」の強さを乗せて

 在籍7年目の新シーズンが始まる。ルヴァン杯でタイトルを獲った成功体験を若返った新チームにつなぎたいという思い。“信用できる男”が、その意気込みを語った。


 

在籍7年目のベテランが
存在価値を示せた一戦

 昨シーズンは求められることに変化があり、そこに向き合って対応した1年だったと思います。ゴールを奪った横浜FC戦(第33節)は、負ければ降格争いに巻き込まれる可能性もあった一戦でしたが、自分のゴールで勝利(1-0)し、チーム状況を上向きにすることができました。あの試合はスタメンで出場したこともあり、在籍年数が長い自分だからこそ、「こういうときに存在価値を示そう」という気持ちで臨みました。あそこで勝点3を取れたことは、チームとしても個人としても、未来につながったと思います。
 自分自身に目を向けると、ケガなくパフォーマンスを最大限発揮できるように、コンディションを整えることの重要性をあらためて感じました。シーズンオフはしっかりと体を休めたうえで、ピラティスやパーソナルトレーナーとの筋力トレーニング、レッドコード(天井から吊り下げたロープを使ったサスペンションエクササイズ)など、継続した準備もしてきました。以前に比べると、体の幹が強くなったことを感じます。

 

百年構想リーグが開幕
柔軟性をもって、チャレンジを

 2026年は2月から「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」という特別大会が実施されます。6月までのハーフシーズンで行われ、このリーグに限っては昇格や降格もないので、ここでどれだけチャレンジできるかが次のシーズンにつながると思います。
 今シーズンは若い選手が多く加入し、在籍7年目で32歳の自分には、ピッチ外でもやらなくてはいけないことが多いと思っています。アビスパ福岡は、風通しの良さや一体感のあるチームなので、その良い部分を継承できるように働きかけたいと思っています。新しく加入した選手がチームの輪に溶け込めるように、積極的に声をかけていきたいですし、まずはベテランが自分の弱さをさらけ出しつつ、本物の仲間になれるように促していきたいと思います。
 個人的には、ベテランと言われる年齢にはなりましたけど、経験値だけに頼っては頭が固くなると思っているので、柔軟性をもってやりたいと思います。若い選手が多いチームのなかで、どれだけ自分の価値を示せるか、成長できるか。もともと相手の長所を消すようなプレーが得意ですし、それを求められることもありますが、自分自身の長所をもっと出したいと思っています。それは攻撃の部分でも。守備をするのは前提として、もっと縦へのスプリント回数を増やすなど、チャンスを作り出したいです。
 僕はアビスパ福岡というチームが好きなんですよね。アビスパを通して出会った人たちが好き、という表現の方がいいかもしれません。在籍した7年間で、ルヴァン杯を制覇した良い時期を知っているので、僕がいる限りはそういった良い部分をつないでいきたいと思うのは、当然のことだと思います。それにはピッチ外で、どれだけ仲間との関係性を深くするかが大事だと思っていますし、福岡という街に自分自身が根付くことも大事かなと思っています。
 地方のクラブが、浦和レッズのようなビッグクラブに勝ってタイトルを獲れたのは、僕たちに〝色〞があったから。一体感というベースに、これからは〝個〞の強さを乗せて、ますます強くなりたいと思います。30年の歴史のなかで、どんな時代でも応援してくれる人たちがいるのも知っているので、そういう人たちの思いも背負ってやるのが選手としての使命だと思っています。

 

 

湯澤選手のプライベートに迫るQ&A

Q.『スタンドユザワ』がオープンしました。

A.引退しても福岡に住みたいので、まずはコミュニティを創ろうと思って、飲食のお店を始めました。いろいろな人との出会いから、自分自身の第2のキャリアを想像しています。(『スタンドユザワ』の詳細は、シティ情報ふくおか 2月号のP46へ!)

Q.オフらしいことはできましたか?

A.アビスパ福岡に在籍していた選手と会う機会がありましたね。あと、近くでお店をオープンしている(田邉)草民(’23年12月に引退)とは大濠公園で一緒に早朝ランニングをしました。健康的なオフでしたね(笑)。

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