【ふくおかさん家のうまかもん】春芽と夏芽 収穫シーズンで異なる味わい ~Produce of Fukuoka City~
“福岡市内産”食材の競演
福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

アスパラガスの旬は
2 回あるって知ってた?

JA福岡市アスパラガス部会
中村甚司さん
元々営んでいたトマト農園を娘夫妻に譲り、2020(令和2)年頃から新たなチャレンジでアスパラガスの栽培を始めた
料理人たちが次に向かったのは、田園風景が広がる福岡市西区元岡にあるアスパラガスの圃場。現在、福岡市では 5名の部会員により、西区、早良区、南区で栽培されている。
アスパラガス農家の中村さんが栽培しているのは『ウェルカム』という品種。濃く鮮やかな緑色の若茎は、頭部の締まりがよく、形か綺麗にまとまっているのが特徴。「私は64歳からアスパラガスの栽培をはじめました。部会の先輩に教わりながら、自分でも工夫して育てています」と中村さん。
アスパラガスの旬は一般的に春のイメ ー ジだが、夏も食べ頃だと知っておいてほしい。その理由は、アスパラガスには2~5月頃に収穫される春芽と、 6~9月頃に収穫される夏芽があるからだ。先シーズンに残した地下茎から芽を出した春芽は、太いけれど柔らかくて甘味が強い。一方、春芽の一部を親株として残して育てる夏芽は、細めだがシャキシャキと食感がよく味が濃い。どちらも個性的で、収穫シ ー ズンによる味わいの違いを楽しませてくれる。
中村さんの圃場は、独自の取り組みで土づくりを行っている。「土壌に納豆菌や乳酸菌を散布することで、土の中の微生物が活性化されて土が柔らかくなります。さらに有機物を分解して、堆肥の吸収がよくなります」と土壌環境をよくするための工夫を教えてくれた。こうして栽培されたアスパラガスは、栄養価も高く、学校給食でも使用されている。

試食では、自分たちで軽く茹でたものを食べた。「しっかりした味わい」「生で食べられるほど皮も柔らかい」と、夏芽のアスパラガスに料理人たちも感心した様子。春だけでなく、夏も異なる個性で旬を迎えるアスパラガスは、さまざまな調理法で味わうことかできそうだ。
◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!
うまかもん @umakamon_fukuokacity
