【福岡麺本2024】普遍的な価値をもつ 『博多玉』の王道豚骨
博多玉
大橋に“ダマ”って愛称で
親しまれているラーメン屋あるの知っとう?
すごくシンプルな博多ラーメンなんやけどさ、
安くて、バリうまいとよ。最近いろんなラーメンあるけど、
結局、あんな一杯に帰りたくなるっちゃんね。
今から行って、替え玉何個できるか試してみん?
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味は〝上〟、値段は〝下〟を掲げて、走り続けた10年
2024年、創業10周年のアニバーサリーイヤーを迎えた福岡市・大橋『博多玉』(以下、愛称の『ダマ』)。改めて“10年”。もちろん長い期間ではあるが「もっと昔からあると思っていた」というファンもいるかもしれない。なぜなら、地域に溶け込むようなイニシエ感のある店構え、そして、ど・シンプルなダマの博多ラーメンは昭和感が漂っているから。卓上にどっしりと佇み、まるで「ラーメンのトレンド? そんなん関係なかバイ」と、丼全体が語りかけてくるよう。流行に左右されず、ただ泰然自若。それが刺さる。
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昨今、ラーメン業界はオープンラッシュに沸き、いわゆる非豚骨も台頭している。そのような激流の中でダマのような博多ラーメン店は本当に希少だ。そして、地域に優しく寄り添うような信頼感、いぶし銀の雰囲気は一朝一夕で成し遂げられるものではない。“もう10年”であるが“まだ10年”。ダマはこの期間で、大橋で当たり前のように開いていて、皆の胃袋を満たしてくれる“いつもの店”“集い場”へとなった。10年前、一杯500円からスタートし現在は650円。それでも安い。何よりうまい。「ラーメンは気軽な大衆食」を貫くダマの魅力を深掘りしよう。
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『博多玉』は大橋界隈で愛称“ダマ”、そして店主の児玉皓さんも“ダマさん”の呼び名で通っている。「ジャンルを問わず、長いことやっている老舗ってよく“世代を超えて愛される味”と称されるじゃないですか。僕の店はその入口にようやく立てたぐらいの感じですけど、それでも10年前に小銭をにぎりしめて食べに来ていた小学生が立派に成人して再訪してくれたりする時などは喜びもひとしお。10年間の苦労ってのはそんな嬉しい瞬間に一気に吹き飛びますが、やはり50、60年続けることがどんなに大変かってのは改めて感じますね。そういうレジェンド級の先輩ラーメン店は本当に尊敬します。背筋が伸びる思い」とダマさん。1983(昭和58)年福岡出身。15歳の時、地元のラーメン店でのアルバイトからキャリアをスタートさせ、これまで豚骨一本で腕を磨いてきた。「2014年、独立開業する際に調理師免許も取り、さまざまな料理を勉強しました。でもそれはあくまで、知識を増やして豚骨ラーメンを極めるためです。他ジャンルのラーメンに挑戦しても、それなりにうまい一杯を作る自信もありますが、脇見はしたくないんですよね。なんでそんなに“豚骨”にこだわるかって? ズバリ僕自身、豚骨が一番好きだから」。このように豚骨愛に満ちたダマさん。「麺まで作ってこそ真のラーメン屋」と、いち早く製麺機も導入し、麺作りにも励んできた。現在は、強力粉「Sイーグル」を使い、切り刃26番(茹で前1・15㎜)の細ストレート麺を作っている。博多ラーメンらしい、パツッとした歯切れが良く、ほとんどの客が替え玉をコール。
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右.豚のゲンコツを炊いたフレッシュなスープ。仕込み釜から本釜へ、常にできたてのスープを提供している。ラーメンダレは福岡県・朝倉産の醤油を採用。塩気と甘味のバランスがいい/左.厨房奥に製麺機を設置。毎日製麺し、2日間熟成させることでコシとヒキを立たせる。博多ラーメンらしい低加水の細スト
【☎】090-4772-5328
【営】11:00〜15:00/18:00~24:00※スープがなくなり次第終了
【休】日曜(月曜が祝日の時は日・月曜連休)
【席】14席(テーブル8席、カウンター6席)
【P】なし
カード/不可 QRコード決済/可
【instagram】@hakatadama
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