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LIFE STYLE in FUKUOKA・博多区在住 Iさんの住まい

二世帯が自然体で暮らせる
シャビーシックな3階建て住宅

奥さまのご両親との同居をコンセプトに、
狭小地を上手に利用して完成した総漆喰の住まい。
薪ストーブが家族をより身近に暖めてくれます。


▲アンティーク加工の梁や薪ストーブでリビングとダイニングを緩やかに区分け。漆喰壁の白と深みのある無垢板が空間にメリハリと落ち着きを生んでいる

1階と3階はプライベート
2階が家族みんなの憩いの場

緑の香りに包まれた神社の近く。薪ストーブ用の煙突とアイアンの飾り窓、太陽の下、漆喰壁が生む美しい陰影が絵になる、すらりとした家がIさんご夫婦の住まい。
奥さまのご両親との同居を考え始めたのをきっかけに、戸建の家づくりを思い立ったお二人。1階はガレージとシューズクロークを備え、ご両親のための部屋とトイレ、収納をレイアウト。ご両親の部屋にはクローゼットとベッド、奥に掘りごたつ式の畳スペースを造り、ゆっくりと寛げるように配慮した。
階段を上がってシャビーな風合いのリビング扉を開けると、2階には薪ストーブを主役に、家族が憩えるLDKが広がる。ブルーグレーのクロスとアールの下がり壁がアクセントになったワークスペースには、奥さまの好きなレコードジャケットを飾って、カフェのようなダイニングスペースが実現。
「家づくりの本の中でうーの家を見つけて、モデルハウスを見学したら、その世界観に一目惚れして!29坪の狭小地だったので、両親や夫が気を遣わずにいられるように3階建てにしました」と奥さまがにこやかに話してくれた。

直感を大事に、好きな色や
ものは迷わず選んで

タイルや照明、家具選びなど全体的に奥さまの希望を中心に、かたちになっていったI邸。
「シンプルな空間づくりの中にも、色を使いたかったんです。例えば、トイレの壁のクロスも全面でなく一面だけのほうがいいですよとか、色のとり入れ方やトーンもアドバイスしてくださって。最初に担当の方と話した瞬間、そのセンスや提案に納得でしたから、安心しておまかせできました」。そう話す奥さまは“直感”を大事に、好きなものは迷わず即決だったそう。
一方のご主人は、夢だった薪ストーブをリクエスト。壁や床回りの耐熱タイルも合わせてセレクトした。「もともとアウトドアや料理も好きで憧れだったんです。今では薪情報も集めて、今冬の用意も始めています」と笑顔。実際に使ってみて、二人ともすっかり火の魅力にハマったと笑いが絶えないご夫婦。友人を招いてピザパーティなどもてなしも計画中とか。

高さや広がりを出して
狭小感を見事にカバー

敷地の狭さをカバーして、どれだけ空間にボリュームを出せるかという点がI邸の最大のテーマだったものの、3階部分もシンプルでゆとりのある主寝室とウォークインクローゼット、ご主人の書斎にも収納スペースが採れた。
「狭くないかなと心配していた両親や見学会でいらした方々も、室内に入って、こんなに広かったんだってびっくりしたみたいです。工事中は大工さんから“しっかりした造りだからバッチリだよ”とお墨付きをもらった上に、うちの父も左官職人なので、完成した家を見て納得していましたし、ひと安心です」と奥さまはにこやか。
それぞれにプライベートゾーンがあることで家族が気兼ねなく過ごせるI邸。これから越してくるご両親と、ストーブを囲んでみんなが和む姿が今にも見えそうな、楽しく優しさに満ちたお宅だった。

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