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街の勲章!10周年を祝おう会 ③ 友の晴れ舞台を支え初心に返る同い年の絆。

「ちょうど10年前、しっかり覚えてますよ。
『梅山鉄平食堂』の開店日、こんな風に手伝いましたもん。
今日はあの1日が蘇りました。友の新しいステップで、初心に返れる。
これは誰にも出来ないかけがえいのない経験。いや~、ありがたいっすね!」

先日めでたく開店した『梅山鉄平食堂 博多店』。
その初日のランチ営業の手伝いに自ら出陣した
『そいさぼ』『ちょいさぼ』オーナー・田端慎二氏(通称サボちゃん)。

鉄平ちゃんとサボちゃんは長~い付き合いの同じ昭和50年生まれであり、
同じ10年選手。文字通り正真正銘の戦友である。

「鉄平食堂の初日、あれは今から10年前の6月でした。
最初、こんな辺鄙なところに人なんか来るもんかと思ったら今じゃ連日行列でしょ。
まぁ結局ボクがその年の11月にこれまた辺鄙なエリアの2階に追うように開店したんですけどね」

それが彼の1号店目、薬院『そいさぼ』の事である。
タイと沖縄。そのオリエンタルで個性的なスタイルは地道にも着実にファン層を広げ続け、
3年前の2016年には一足先に2号店の『ちょいさぼ』をオープン。
こちらも九電ビル裏という立地でちゃんとポジションを確立した。
と振り返ると、これまでの10年の道のりは順風満帆のように思えるが・・・。

「全くそんなことないんですよ、そんなこと・・・。
自ら決めたスタイルにがんじがらめになってるようでず~っと葛藤してますし、
店舗展開の際には人員(スタッフ)維持がもう大変。
鉄平ちゃんもあんな繁盛しときながら2店舗目には10年かかりましたからね、
痛いほど分かるんす、その重みが。ボクも今やっとスタッフが安定して来ました。
だから今は前を見れてます、そろそろ次に行きますよ。彼に負けないよう、前に進みたいっすね」

『梅山鉄平食堂 博多店』開店当時のランチ営業終了後のアイドルタイム、
お手伝いのご褒美であるまかない定食をモグモグ食べながらしみじみと語るサボちゃん。
そう言えば、当日、サボちゃんは彼のトレードマークであるキャスケット帽を被っていなかった。
おそらく、それは自分のキャラを消すことで、大切な戦友を立てるという、
サボちゃんなりの優しさだったのかもしれない。
(でも、彼のもうひとつのシンボルであるシャガレ声は全く隠せなかったけどね)
そうやって戦友の晴れの舞台を手伝う彼の姿は
実に頼もしく、清々しく、印象的だった。

こんな素晴らしき店主たちの切磋琢磨が、この街の食を支えているのだ。

サボちゃんの次なる船出が、今から実に楽しみである。

この後、平日に関わらず夕方から深夜まで
一緒にあちこちでハシゴ酒で飲み明かしたのはここだけの話。
そう何を隠そう、その日のサボちゃんは、
“ちょいさぼ” なんて可愛いもんではなく、
“もろさぼ” だったのである・・・。チャンチャン。

写真・文 吉野英昌

 

『そいさぼ』
福岡市中央区薬院2-2-33 OASビル2階
092-714-5801
17:00~翌2:00
月曜休

 

『ちょいさぼ』
福岡市中央区渡辺通2-3-8 渡辺通カステリア1階
092-737-5402
17:30~翌2:00
日曜休