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【大牟田市】ほっこり幸せな甘さのかすてら饅頭を食べるなら『菓舗だいふく』へ

【大牟田市ってどんなところ??】

福岡県の南部、九州のほぼ中央に位置する大牟田市。 鉄道や幹線道路、港などの公共交通アクセスも充実しており、九州一円どこへ行くにも便利なまちです。 海あり山ありの豊かな自然、田舎すぎず、都会すぎない暮らしやすい生活環境が整っており、近隣には温泉地も多数点在しています。世界文化遺産「三池炭鉱関連資産」も人気の観光スポットです。

大牟田名菓『かすてら饅頭』が人気の『菓舗だいふく』は、昭和元年に現社長の曾祖母がはじめた、手作りのだいふく餅をリヤカーで売り歩く移動店舗が起源だ。その後、レストラン、和菓子、洋菓子、パンと事業を拡げ、1968年に5階建ての現店舗を竣工した。現在ではそれぞれの工場も含めすべての拠点をワンストップに集約している。

今回お話を聞いた江戸 久美子さんは社長を妻として家庭を支えながら、取締役と営業部長と品質管理室長を兼任している。今にも登山に行きそうなスタイルは動きやすさを最優先したもの。時には自ら配達もかって出るほどのアクティブさだ。

このかすてら饅頭、8年前までは大牟田でしか買えなかった。当時の自社の業績低迷にいてたっても居られなくなった久美子さんは半ば無理やり社長の承諾をとり東京へ出張。毎月泊まり込みでデパートやスーパーへかすてら饅頭を売り込む日々を約3年間続けた。

「アポなしで大量の饅頭を持ち込んで大牟田の良さを訥々と語り、炭坑節まで歌ってましたので、驚きのあまり取り引きいただけたんだと思います(笑)」と当時を思い返す。その捨て身の成果で、今では全国にかすてら饅頭は広がった。遠くは北海道の稚内にも納品した。

それほどの行動ができたのは自社商品への自信があるから。
かすてら饅頭と同様の商品はあるが餡の口当たりがまるで違うらしい。食べたところ、確かに餡にパサパサ感が無くしっとり感が強くおいしい。

1階のショップには、これ以外にも発売40年以上の歴史を持つ、コーヒークリームを挟んだバケット『マーベランサンド』や震災復興の想いを込めて天草晩柑をふんだんに使用する『天草晩柑マドレーヌ』など人気商品が並ぶ。新作の半熟チーズケーキ『絹』も好調だ。

3階のレストランはリアルアンティークな空間で食事を楽しめる。創業当時からのレシピを守り、焼いた牛骨でブフをとったビーフシチューが人気だ。

 

1階も3階も地元のお客さんを中心にいつも賑わっている。菓舗もレストランも、だいふくが多くの方の生活に欠かせない存在になっているのだろう。

和菓子も洋菓子もレストランもパンもそれぞれの責任者が成長し、久美子さん一人で奮闘する必要もなくなった。それでも、地元の有志とイベントをやり、商工会議所の女性会の副会長を務め、高校生向けのテーブルマナー講師も務めるなど日々の多忙さは変わらない。

「今後はOEM商品の提供や機能性食品の開発なども手掛けていきたいです。」と久美子さん。新たな大牟田名菓の誕生を心待ちにしたい。

 

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菓舗だいふく レストランだいふく


所:大牟田市有明町2-1-3
電話:0944-53-3333
営業時間:菓舗8:00~18:00、レストラン11:00~21:00
休:水曜、第2日曜

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