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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/海野隆司

海野隆司(Umino Takashi・背番号62) 

 

正捕手争いが面白くなってきた!

飛躍が期待される3年目の海野を要チェック!

正捕手の甲斐拓也、育成から成長してきた渡邉陸など、勢いのある捕手陣に、また一人、楽しみな選手が出てきた。学生時代から有望株と期待されていた“海ちゃん”こと、3年目の海野隆司だ。明るいキャラクターで、人柄にも定評のある海野。正捕手の座を掴むために、今思うこととは。

武器はコミュ力。守備力で貢献したい

3年目の今年は、高谷(裕亮/現:二軍バッテリーコーチ)さんが引退されたことでチャンスが広がるという思いもあり、昨年より試合に出ることを目標に、自主トレやキャンプを過ごしました。特に時間を割いたのは、守備練習です。そこに安心感がないと、一軍で通用しないと思っているので、第一に守備力を上げることを意識してきました。バッティングに関しても昨年よりは意識して取り組めたので、今後は試合の中で経験を重ね、精度を高めていきたいと思っています。

捕手としての強みは、コミュニケーションをしっかり取れるところですね。投手や野手とは、四六時中野球の話をするわけでなく、たわいもない会話から信頼関係を築いていきたいと思っているので、よく話しかけます。それには、昨年、高谷さんから言われた「投手としっかりコミュニケーションをとったほうがいいよ」という教えも影響しています。控えの日もなるべくブルペンに入って、投手と話したり、球を受けたりするようにしています。あとは、実践の中で感覚を磨き、どんな投手の球も受けられるようになっていかないといけないと思っています。

 

甲斐選手に憧れた学生時代。お手本から学んだこと

小学5年生から捕手をしていますが、高校生ぐらいから、このポジションのしんどさも感じるようになりました。やはり、考えることが多いポジションなので大変ですが、一番やりがいがあるポジションだとも思っています。それに、チームが勝つと、不思議と疲労感がないんですよね。投手の良さを引き出し、チームの勝利に貢献できるところが、捕手を続けている一番の理由かもしれません。

大学時代から、目標とする選手は拓さん(甲斐拓也)でした。現役捕手の中でナンバーワンだと思っているので、ホークスに指名された時は、嬉しさと同時に、とんでもないチームに入ったなとも思いましたね(笑)。拓さんを側で見ていると、余計に凄さを実感します。球場に来るのも早いし、帰るのも一番遅くて、野球に対する姿勢というか、すごい選手である理由がわかりました。その姿にはすごく影響を受けていますし、いろいろ学べることが多いので、拓さんを凌ぐことは大変ですが、ホークスの一員になれてよかったと思っています。

コロナが落ち着かない中でも、今年は多くのファンが球場に来てくれているので、とても嬉しいです。人が多くなればなるほど緊張はしますが、いい緊張感の中で試合に臨めている喜びもあります。今シーズンは、何よりリーグ優勝と日本一になることが一番。自分もチームに貢献できるようなプレーをしていきたいと思っていますので、出場機会を得られた時は、元気なプレーを見ていただけるように頑張ります。チームでは、松田さんが命名した「海(うみ)ちゃん」と呼ばれることが多いですね。そう呼んで応援してもらえたら嬉しいので、ぜひ「海ちゃん」で覚えてください!

 

Q.福岡で好きな場所は?

豚骨ラーメンが好きなので、特定の店に行くのではなく、いろいろな店を巡っています。どの店もうまい!福岡は住みやすいし、最古ですね。

Q.リラックスできる瞬間は?

福岡の家にいて、何をするわけでもない時間が最高に落ち着ける時間です。

 

<プロフィール>

1997年生まれ、岡山県出身。将来の正捕手候補と期待され、2019年ドラフト2位でホークスに入団した。1年目の9月に一軍初昇格を果たし、公式戦デビュー。2021年は11試合に出場。今年6月にスタメンでマスクを被り、攻守で活躍。初のお立ち台にプロテクター姿で現れ、会場を沸かせた。

 

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