トップに
戻る

『MORIYAMAMEIBOKU FACTORY STORE 生之松原測候所』(福岡市西区生の松原)海と木と、風、芸術を深呼吸。東峰村「森山銘木」のギャラリー&カフェ

「日本の白砂青松百選」に選ばれている生の松原に沿うような海沿いの建物は、東峰村に三代続く銘木匠『森山銘木』の支店『生之松原測候所』。1階は木工芸のショップ、2階には一枚板の家具やみごとな木彫刻が並ぶ。

すぐそばに松原、駐車場にヤシの木と仏像が並ぶ。雨の日はまた違う趣きでオススメ
全長9mの桜の木のテーブル全面に刀跡加工を施した対策。イタリアのマリオ・ベリーニのヌメ革椅子は経年変化が楽しめる

オーナーの森山吉龍さんは「樹が元気だと、森に降った雨とともに栄養が川に流れ、その川がそそぐ海は豊かになる。その循環を感じるためにも海辺で木の良さを広めたい」と、3年がかりで築50年以上の建物を再生。木の香りに包まれた、深呼吸したくなる空間だ。そして、窓の外は海…。このシチュエーションは贅沢すぎる。

1階のテラスのテーブルは、ミャンマーのパゴダ建て替えの際に捨てられそうになっていた数百年前のチーク材。悠久の時を感じる

3階は『焼〆陶茶寮』。まず目に飛び込む巨大なスピーカーは、アメリカの映画館で使われていたアンティーク。特許を2つもつ森山さん手作りの真空管アンプをつなぎ、深く響く音に体全体が包まれる。

1930年代のスピーカーの前にはフランク・ロイド・ライトのソファ(レプリカ)。本物はスミソニアン博物館所蔵という芸術品

ランプや絵画など一つひとつの調度品にストーリーがあり、その美と歴史が醸す空気感は唯一無二。静かな大人のための空間だ。ランチやディナーの間の時間はカフェ利用も可能なので、心が遠くへ誘われる静かなひと時を。

地元の旬素材を大切にした料理長渾身の料理は、自ら焼いた備前焼で提供する3階の『焼〆陶茶寮』。カフェメニューより糸島卵プリン(880円)とホンジュラス、ピノ・デ・オロ農園の豆を使用したエウプレッソトニック(880円)

MORIYAMAMEIBOKU FACTORY STORE 生之松原測候所


住所:福岡市西区生の松原1-34-35
TEL:092-707-7597
営業時間:11:00~19:00
『焼〆陶茶寮』ランチ11:30~14:00/カフェ14:00~18:00/ディナー18:00~22:00
休:水曜
席:40席
P:あり
カード/可(1・2階のみ)

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら