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ラーメンラボ。ヒカリノサキ(小郡市)|小郡の“ラボ”から吹く麺界の新風。全メニューが至高の域に到達!


 

ラーメンラボ。ヒカリノサキ
(小郡市)

 
小郡の“ラボ”から吹く麺界の新風。
全メニューが至高の域に到達!

 

豚ラーメン(白)
630円

“旨味を最大限に引き出す”をテーマに研究を重ねた一杯。豚頭、ゲンコツを主体に鶏ガラほか昆布、シイタケの和風要素もバランス良く加えている。チャーシューは豚ロースや腕肉など脂身の少ない部位。ネギも手切りにこだわる
 

 福岡県の中西部に位置する小郡市は、隣り合う久留米市や佐賀・鳥栖市と同じく、古の豚骨店が存在感を放っているエリアだ。熱心な麺ラバーなら小郡系ラーメンというジャンルも聞いたことがあるだろう。その地において意欲的に“ラボ”を掲げ、多彩なラーメンで魅了する店がある。名は『ヒカリノサキ』。

 2017年にオープンした旧『キラメキ。』が、“選べる楽しさ”をより打ち出し、昨年屋号を改めリニューアルした。同店のメニューは大きく分けると“豚骨”、鶏主体の“非豚骨”、そして“創作麺”だ。特筆すべきは、すべてのメニューが、味、ビジュアルとも一切妥協せずに完璧!に仕上がっている点。そして“飽きさせない工夫”のさらに深みにある「ラーメンの進化、無限の可能性を感じて欲しい」という信念をビシバシと感じるということ。

 店主の中津留さんは前職のトラックドライバー時代に九州中のラーメン店を巡り、全国も食べ歩いた。40過ぎで一念発起しラーメンの道へ転身。「開業前は自宅のキッチンを改造し、ラーメンの食材、製法をとことん分析、研究しました。大黒柱となる豚骨は、幼少から親しんできた古き良き風合いを残しながら、和風要素も加えて新風を。鶏醤油と塩においても九州人の舌に合い、かつ“革新”を感じてもらえるように。私は、どこの店でも修業した経験がないので逆にそれが良かったのかもしれません。湧き出るアイデアを次々と形にしていきました」と話す中津留さん。
 

店主
中津留 隆章さん

昭和49年、福岡県・浮羽出身。独学でラーメン作りを研究し「福岡、久留米、佐賀、多方面から客を呼びたい」と、福岡中西部の小郡市に開業。「味にブレを出さず、安定して提供できてこそプロ」がモットー。仕込みの手間を惜しまず多彩なラーメンを作り続ける。

 
 自由な発想で生まれたメニューの中で、特に同店を象徴しているのが「塩ラーメン」。麺は京都「麺屋棣鄂」より仕入れるストレート、縮れ、中太麺から。仕上げ油は鶏油、煮干し油、ホタテ油から。さらにはチャーシューまで選べ、細部までカスタムオーダーできるようになっている。加えて、定番人気「鶏醤油ラーメン」のスープに“追いガラ”をして炊き込んだ鶏白湯など、曜日限定のメニューを設けているのもユニークだ。

「1本のメニューを突き詰めるという考え方もありますが、私はそれと同じだけの熱量を多ジャンルのラーメンそれぞれに注ぎ込みたい。嬉しいことに開業時豚骨一辺倒だった方も、選べる幅が広がったと喜んでいただいています。すべてはお客さまの笑顔のために」と中津留さん。新たなラーメンワールドを広げてくれる『ヒカリノサキ』。小郡まで足を運ぶ価値はある。
 

特製塩ラーメン
750円

麺、仕上げ油、チャーシューでカスタマイズできる塩ラーメン。
ブレンド塩の丸みのある塩気、優しい甘さも感じる。中央に浮く赤い粒は海藻ビーズ
 
 

醤油ダレは、熱を加えていない「生揚醤油」ほか数種をブレンドして作る。風味豊かで、甘さとキレを共に感じる絶妙の塩梅に。「鶏醤油ラーメン」で体感して欲しい
 

鶏醤油ラーメン
720円

スープの材料は鶏ガラ、水、醤油のみで、素材の味わいを生かす。
チャーシューは低温調理の豚肉と、鶏肉が1枚ずつ。適度な歯ごたえのつくねも入る
 
 

焼きめし
500円

ラーメンのスープとの相性もいいパラ&フワッの焼きめし。
刻みチャーシューも入れ、香ばしく仕上げる。平日のランチは450円

 
 


現在全6種の麺を仕入れメニューにより使い分けている。塩ラーメンは写真の3種(京都「麺屋棣鄂」のストレート、縮れ、中太麺)からチョイス可。すべて麺の硬さの要望にも応える

 
 

 

ラーメンラボ。ヒカリノサキ
(小郡市)

 
福岡県小郡市小郡553-7
0942-27-5982
11:00〜15:00/18:00〜22:00(土曜、日祝日11:00〜OS22:00)
休:水曜
席:23席
P:あり
カード/不可

https://www.instagram.com/hikarinosaki.fukuoka/

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