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【株式会社 住工房プラスアルファ】工務店で図面作成に携わった経験を持つ施主、自ら設計を手掛けたコンパクトな家

住工房プラスアルファがつくった新築住宅
佐賀県小城市在住 Hさんの住まい

 

「動線は3歩以内」家事がはかどる間取りの秘訣

仕事を通して、たくさんの家づくりに立ち合ったことがあるHさん。図面を引き、時には現場で家ができる様子を見守りながら、「主婦が動きやすい家はイイ」と考えるようになったという。具体的には、「タテの動きが少なく、ヨコの動きで家事を済ませられる」こと。

自分が多くの時間を過ごすキッチンを起点に、そこからの目線と動線を軸に間取りをつくることにしたという。キッチンを中心に、3歩で玄関、3歩で洗濯機、3歩でクローゼット。最短距離のヨコ移動で家事をこなせるアイデアは実に見事だ。

 

青い壁はLDKのアクセントかつ、寝室・ファミリークローゼットを隔てる役割を果たす。

 

玄関からリビングとキッチンへの2つの動線を確保

 

 

開放的じゃない場所があると心が落ち着くこともある

「建てる面積と家の心地よさは比例しない」と感じていたHさん。「とにかくLDKを広く」という発想を捨て、延床面積は25坪とコンパクトながら、高低差を活かす空間設計で、暮らしが楽しくなるデザインを追求することにした。「リビングの一角に土間をつくったり、階段をスキップフロア風にして中2階のようなスペースを設けたり。子供の遊び場にもなりますし、いろんなところにちょっと腰かけられる場所をつくりました」。綿密な計算が、心理的な安心感を生むことにもつながるのだ。

 

 

必要なモノの量を見定めることと収納の配置が重要

収納のつくり方には、整理収納アドバイザーの講習での学びが大きく影響したそうだ。「2階に大きな収納があっても、運ぶのが面倒になって、次第に収納がない1階にモノがあふれるようになります。そもそも、収納の為に大きなスペースをつくるのがもったいないですよね。生活を見直して必要なモノの量を見定めることと、収納の配置が重要だと思うようになりました」。

「空間は広く高く、なくてもいい」

「収納はたくさん、なくてもいい」

コンパクトで快適な暮らしを実現したHさんの考え方は、きっとこれからの家づくりの新機軸になるに違いない。

 

リビングには畳を敷き、ゴロンと寝転んでも寛げる。部屋がすっきりと見えるのは、カーテンでなく木製ブラインドを選んだから

 

脱衣所には汚れ物・洗い物のシンクを別に設け、洗面所は独立させた。洗面台はオリジナル造作。トイレの床は耐久性の高い石調タイルに。

 

土間やスキップフロア風の階段など、個性的なアイデアが満載のHさんの住まい。将来のレイアウト変更を想定して電源は複数パターンを用意したそう

Company Profile

株式会社 住工房プラスアルファ

[所]佐賀県佐賀市鍋島町八戸溝149-9

[☏]0952-36-7505

[HP]https://www.alphadegozaru.com/

※この記事は「ふくおか・さが 家づくりの本No.51」より抜粋して記載しております

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