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日常をワクワクに変えるホワイエ=おうちカフェが主役

好きやこだわりを叶えれば楽しさや愛着は止まらない

広々とした2階リビングで談笑するご夫婦の姿が絵になるF邸。ロフトへと続く階段収納はベンチとして腰掛けることもでき、空間にリズムを生むラフ感が心地いい。
「椅子やソファ以外に座れるところがあると空間のアクセントになります。和室の小上がりも含め、高低差がある分、互いの目線が段々になると視点が変わって暮らしが楽しくなるんですよ」と話すのは、設計を担当した奥さま。
F邸は、ご夫婦とお父様の3人暮らし。人の出入りが多いため、ゆっくりくつろげる家族のためのプライベート空間は2階に置き、1階には元バリスタのご主人の希望で「カフェスペースのある土間」を住まいの顔に。玄関から足を踏み入れると、広い土間に焙煎仕立ての珈琲の香り漂う空間は、本物のカフェやバルのように洗練された佇まい!訪れる人にとってもサプライズが嬉しい安らぎの空間に仕上がっている。


経年変化を楽しめるレッドシダーが外観のアクセント


自社で仕入れる高品質な素材を多用した、落ち着きのある2階リビング。躯体の梁は安心のパナソニック耐震住宅工法『テクノストラクチャー』の印

 

最高のエスプレッソを抽出するように心込めて

「“そのひと”のためだけにつくる一杯のエスプレッソのように・・・」。
エスプレッソホームが掲げるメインコンセプトは、元バリスタであるFさんの経験や思いから付けられている。
「エスプレッソの語源には“特別な”とか“濃縮された”という説があるんですね。ダブルで飲む人がいれば、ミルクやシナモンで変化を加えた味わいを好む人もいます。家づくりも、私たちバリスタ的な造り手が、床や壁、窓やキッチンといったベースに好みの色や風合いを加え、その人だけの特別な空間、住まいを作り上げていく。共通点が多いんです」。
完成した住まいが、ご家族の愛するスペシャル・エスプレッソならば、ご主人が焙煎から珈琲を楽しむカフェスペースは、F邸の「ホワイエ(その人にとっての休憩場)」。エスプレッソをひと際おいしくし個性づけるスパイスだ。


カフェカウンターのある土間とソファで憩えるパブリックスペースがこだわりのホワイエ


パナソニックの自宅珈琲焙煎機で生豆をプロファイルするご主人


「家も愛車も長く使うものだから」。2階にリビングを持ってきた分、ビルトインガレージのスペースも十分とれた

 

厳選した材を多用した家づくり。コンクリートの塀や溶岩石の石畳、庭にレンガを手張りするなど、エクステリアにも異素材を組み合わせたセンスが光る

 

自分たちの住まいから学び進化系へと生かしていきたい

東・南・北と三方から採光が取れ、立地的に好条件がそろっていた敷地。「広い玄関に、みんなが集えるカフェがあればいいなと思ったんです。内と外をつないだり、その人の“好き”を叶える「ホワイエ」として、地域とのつながりをもっと密接に大事にしていけるようなスペースがほしくて」とご主人は話す。
奥さまはマンション住まいの頃に不便だった点を改善するべく、家族がスムーズに移動できる動線を配慮。洗濯室を作ることも重要なポイントだった。
「共働きなので、室内干しできて、一連の作業が完結するようにある程度の広さは取りたかったんですね。住まい全体でいえば、間仕切り壁を極力なくして開放感を出しながら、断熱性能を上げる工夫も意識しました」と、悩みの尽きない機能性の部分にも、とことん向き合い、理想をカタチに。
「わが家の進化系をこれからお客様に提案していきたい」と頼もしく語ってくれた。

 

2階はLDKと和室。お父様の部屋はストレスなく回遊できるように配置設計

 

キッチンは隠す収納ですっきり。室内は全体的にグレー、白、ブルーの配色に統一しスマートな印象に仕上げている

 

バリスタの経験を活かし、カフェのように地域の集いの場としても楽しめる空間づくりに思いを込めた。「休日は焙煎を楽しんだり、家族のために朝食を作ったりして和んでいます」とご主人

 

続く暮らしを楽しくするプラスワンの提案をかたちに

「自分たちの住まいを建ててみて、いろんな角度から家を楽しむ“プラスワン”の要素をますます提案したいと思うようになった」と、ご夫婦は思いを深めたという。
例えば今回、奥さまは壁にミツロウワックスを塗ったり、和室の小上がり部分に取り付けた収納ケースを自作。
「小さな壁一面だけでも左官職人と一緒に塗ってみたり、そういう思い出は、家をより愛おしくするもの。自分の家だからこそ積極的に関わっていくと、愛着が増すと思います。」と微笑む。
熟練のバリスタが入れる至福の一杯のように、住まう人のために丁寧な職人技と心を尽くす「エスプレッソホーム」の家づくり。
「安い買い物ではないから、大事に育てていきたい、愛おしいと思ってもらえる家をこれからもかたちにしていきたいです」。


ロフトからの眺め。コンクリートの塗装壁は珈琲の豆かすなどをリサイクルした注目素材。ブラックウォールナットの床色と調和して洗練観がアップ


抑揚をつけて表情豊かにしたリビング


照明に光がチャームポイントのトイレ


奥さまの希望した洗濯室はストック収納もたっぷり


ブルー系のタイル使いがアクセントになったシックな洗面台


シューズクロークを備えたゆとりの1階には、来客との会話が楽しめるウェルカムスペース的な空間も。隣にはご夫妻の寝室も配置

-------Company Profile-------------------------------

エスプレッソホーム 株式会社 福原材木店

[所]福岡県北九州市八幡東区前田3-2-1

[☏]093-661-2223

[HP]https://espressohome.jp/

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