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【おうちで靴磨き】これぞ男のロマン!!靴磨きの神髄「鏡面磨き」が絶対できる!!#おうち時間

 

皆さんこんにちは!

本日はまたまた靴磨き!!!
前回は靴磨き入門編ということで、
靴磨きの道具から靴磨きの流れを僕の靴を使って実践してみましたが、
その中でも今回は「鏡面磨き」をフォーカスしてご紹介致します。

鏡面磨きは文字通り鏡のようにピカピカに磨くくことで
靴をさらにドレスアップをさせることなのですが
鏡面磨きの細かい内容やコツをご紹介できればと思います!
今秋も自分の靴を実際に鏡面にしていきます。

使用する靴は「TOMORROWLAND」さんのシューズラインのもので
一般的な牛革の靴で特に光沢の強い靴ではありません。

前回ご紹介した靴磨きの工程の
乳化性クリームを塗りこみブラッシングしたとこの現状です。

勿論この状態でも靴磨きを終えることもできるくらいに
状態もキレイに仕上がっているのですが、
鏡面磨きはこの先です。

磨く前に今回使うものをご紹介!

「SAPHIR」製のミラーグロスとハンドラップとネル生地です。
ハンドラップは磨く際に少量の水を使うのと、磨くネル生地は
ワックスをうまく馴染ませれる凹凸の少ない布生地です。

 

※まずはワックスを塗っていくのですがここで注意点①
基本塗りこむ作業は手で行っていきます。
ワックスは非常に硬いので指先の体温で溶かしながら塗っていくのと
布で塗ってしまうと布の方にワックスがしみ込んでムラが出来てしまいます。

ワックスを塗りこむ作業はかなり大事で、
乾かしながら何層にも塗っていくことでより光りやすくなります。
そして左右交互に塗りこんでいくことで片方を塗ってるときに
片方を乾かす時間にしてあげることにより層を積み重ねていきます。

ワックスを左右5回程度塗りこんだ状態

今回はつま先全体ではなく先の方だけを光らせたいので
このような塗り方にしております。

次はいよいよ磨き上げ

まずはネル生地を指に巻き少量の水を付けます。
水を含ませることで表面のワックスを伸ばしていきます。
ここで注意点は水の量!!
多すぎると水がしみ込んでムラが出来てしまうのでほんと気持ち程度
少し布が湿っているかな?程度がいいと思います。

次に少量のワックスを取って磨き上げ

ここで外側から上の方に向けてグラデーションをつくりたいので、
ワックスを取って最初に触れる部分は外側からやっていきます。

コツはは優しく磨き上げることです。
強すぎるとせっかくできたワックスの層がはがれてしまうので
優しく小さな円を描きながら側面から中心へ磨き上げます。
この作業もワックスを少量ずつ塗りこんでいくので
交互に乾かしながら行います。
この工程は「忍耐」が重要でゆっくり焦らず少しづつ丁寧に。
これに尽きると思います。
今回はこの工程だけで15分くらい行いました。

その後の状態

もう周りがかなり映り込んでいるくらいになっています!
かなり達成感がありますがここでもうひと踏ん張り。
最後は生地の面を変えて少量の水を含んで「水拭き」で仕上げます
この作業も優しくワックスをさらに馴染ませるイメージです。

完成です!!!!

今回は「鏡面磨き」にフォーカスした靴磨きでしたが、
あくまでこの工程は必要な場合とそうじゃない場合があります。
よりフォーマルな場などTPOに応じて磨き上げもできるのが
靴磨きの楽しさでもあります。
またつま先かかと以外の芯材の入っていない部分は鏡面には
しない方がベターだと思います。

世の中は大変な時期だからこそ、今だからできること。
皆さんの「おうち時間」がより良いものになればと思います!


※靴磨きの工程などは1例になります。他の方法などもあります。
※すべてのレザーにできるわけではありません。


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