筑豊といえば昭和のホルモン鍋や川宮とんちゃんなどが知られている街。こちらは、それらの懐かしいメニューのほか、名物のもつ鍋が楽しめる居酒屋だが、約8年前からジビエ料理にも力を入れており、地元で獲れる猪や鹿を使ったメニューも提供している。現在、この店は2代目が中心となって切り盛りしているが、ジビエに関しては先代の有門准一さんが担当。「福岡では猪や鹿がたくさん捕獲されているのに、市場にはなかなか出回りません。もっとたくさんの人が食べてくれるようになると嬉しいですね」と有門さん。「鹿出汁の揚げ出し鹿」や「猪のベーコン」など、多種多様なメニューでジビエの魅力を発信している。

フェア参加メニュー

猪のアホシャブ※〆のパスタ付き（3520円（2〜3人前））

ジビエ✕カカオ、未知なる味の冒険がここに！

厳選された野生の鹿や猪を使用し、その豊かな風味を最大限に活かす料理を提案する「有門亭」。この店自慢の「猪のアホシャブ」は、イタリアンの要素を加えた新感覚の鍋料理だ。アホとはスペイン語でニンニクのこと。和風の出汁に、唐辛子やニンニク、ネギなどを浮かべ、スライスされた猪のロースを潜らせていただく。〆は猪の旨味が凝縮したスープにパスタ麺を投入し、ベトナム・ブンタオの天然カカオやバターをまぶして完成。カカオのほのかな苦味と旨味がジビエの深い味わいを一層引き立てる。