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【Go to KAGOSHIMA】絵画を見てピュアな気持ちを思い出そう! 3/25(金)に「生誕100年 山下清展」が鹿児島からスタート

開催日時
開催場所
鹿児島県鹿児島市城山町4-36 鹿児島市立美術館

「日本のゴッホ」と呼ばれている画家を知っていますか?
その人は、誰かというと…、

「ポートレート(制作中の山下清)」©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2022
1922年(大正11年)に東京で生まれた山下 清さん(1971年・昭和46年に永眠。享年49歳)

山下 清さん!!

かつてテレビや映画でドラマ化された『裸の大将放浪記』の主人公で、麦わら帽子にノースリーブのシャツ姿がトレードマークの、あの天才画家です!

2022年は、山下 清さんが生まれて100年という節目の年。
これを記念して、全国で展覧会が開催されることになりました。
全国を巡るこの展覧会のトップバッターを飾るのが、『鹿児島市立美術館』です。

山下 清さんといえば、ドラマや映画の影響が強いのか、のんびり屋さんでほんわかしたイメージがありますよね。
でも、本当の山下さんは几帳面で繊細で、ナイーブな性格だったとか。
今回の展覧会では、そんな山下さんの少年時代の作品から振り返ります。

山下さんの少年時代の作品を見ていくと、ある1つの特徴に気づきます。
それはなにかというと、作品に“昆虫しか”登場しないんです。

蝶々」貼絵/1934年 ©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2022
千葉県にある養護施設「八幡学園」に入園した年に描いた12歳の時の作品

なぜなら、当時は人間不信で友だち付き合いが苦手だったから。

しかし、成長するにつれて友だちや学校内での様子が絵の中に登場し、次第に周囲に心を開いていく様子が作品を通して伝わってきます。

ただ、山下さんの絵の原点とも言える、昆虫に対する興味は晩年まで続きます。

「桜島」ペン画/制作年不詳(個人蔵)©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2022

アメリカのグラフ誌『ライフ』が少年時代の山下さんの作品を見て驚き、この天才少年の行方を追うことに! その後、全国展開の大捜索が始まり、ついに鹿児島で発見&長く続いた気ままな放浪の旅は終わりを告げ、東京に戻って画家としての人生を歩み始めることになりました。

今回の展覧会では
・少年時代
・全国を放浪した時期~画家になるまで
・そして円熟期~晩年まで
それぞれの作品にまつわる文章やコメント、家族の思い出などを多角的に展示。

人間「山下 清」、画家「山下 清」の世界観を
多数の作品と遺品などから検証する、
生誕100年を記念した集大成の特別展なんです!!
(しかも未公開の作品や、普段見られない作品も展示予定!)

山下さんの作品を見ながら、わたしたちが普段忘れかけているピュアで素朴な感情を呼び起こしませんか?

「パリのエッフェル塔」水彩画/1961年 ©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2022

【関連イベントのお知らせ】
※いずれも事前の申込みと観賞券が必要です。
お問合わせ/南日本新聞社事業部(099-813-5053、平日10:00~17:00)

※新型コロナウイルスの感染状況により、会期等変更になる場合があります。
☆山下 浩氏による講演会
(「山下清作品管理事務所」の代表、山下 清さんの甥)
[日時]3/26(土)14:00~(「鹿児島県歴史・美術センター黎明館」にて開催)

☆作品解説会
講師:田村桂子(「鹿児島市立美術館」学芸員)
[日時]4/3(日)、4/16(土)、各日14:00~(「鹿児島市立美術館」にて開催)

詳細情報

開催日時:
開催場所:
鹿児島県鹿児島市城山町4-36 鹿児島市立美術館
料金:
一般・大学生1200円(前売り1000円)、小・中・高校生600円(前売り500円)
電話番号:
099-224-3400
URL:
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-r4special-yamashita.html
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