【大分県 安心院応援プロジェクト】山あいに残る、40体以上の仏さま 〜安心院「楢本磨崖仏」へ行ってきました〜

山あいに残る、40体以上の仏さま
〜 安心院「楢本磨崖仏」へ行ってきました 〜

安心院を巡っていると、「こんなところに、こんな場所があったんだ」と驚くことがあります。今回訪れたのは、大分県安心院町楢本(あじむちょうならもと)にある「楢本磨崖仏(ならもとまがいぶつ)」です。

 

 

道路から少し入った山あいにあり、階段を上っていくと、岩肌に彫られたたくさんの仏さまが姿を現します。楢本磨崖仏は、室町時代につくられたとされる磨崖仏です。

 

縦約4.5m、幅約40mにわたる岩壁に2段で仏像が並び、不動三尊や薬師三尊をはじめ、十二神将、仁王、地蔵菩薩などが彫られています。大分県の観光情報では、その数は40数体と紹介されています。さらに不動明王の右上には、1428年(応永35年)の墨書銘が残っています。実際に目の前に立ってみると、まず「これを岩に彫ったのか」と、そのスケールに驚きました。一体だけではありません。

 

 

岩肌を見ていくと、こちらにも、あちらにも仏さまがいます。長い年月によって輪郭が少しずつ岩になじみ、周囲の木々や苔も含めて、まるで昔からこの山の一部だったようにも見えました。そして、もうひとつ気になったことがあります。「いったい、誰が何のためにこれだけの仏像を彫ったんだろう?」実は、誰が何の目的で彫ったのかは分かっていないとされています。

 

 

600年近く前、この場所で何を願い、何を想いながら岩に仏さまを刻んだのでしょうか。
そう考えながら眺めていると、単なる古い史跡ではなく、当時この地域で暮らしていた人たちの祈りに触れているような気持ちになりました。安心院というと、ワインや農泊、すっぽん、滝などを思い浮かべる方も多いと思います。

 

でも実際に町を歩いてみると、神社や磨崖仏、鏝絵、昔から伝わる祭りなど、地域の歴史を感じられるものが、暮らしのすぐそばに残っています。楢本磨崖仏も、そのひとつでした。
有名な観光地を目的に訪れる旅とは少し違って、「これは何だろう?」と立ち止まり、その背景を知る。そうすると、安心院という町が少しずつ違って見えてきます。

 

 

ちなみに楢本磨崖仏からは、以前ご紹介した「地獄極楽」まで車で約4分。
仙の岩や東椎屋の滝も比較的近くにあります。安心院を訪れた際には、少し足を延ばしてみてください。

 

静かな山あいで、600年近い時を越えて残る仏さまたちに出会えます。
またひとつ、知らなかった安心院を見つけることができました。

楢本磨崖仏

【所】大分県宇佐市安心院町楢本

 

 


 

■安心院応援プロジェクト

このたびアプライドグループで、大分県宇佐市安心院町の魅力を発信する「安心院応援プロジェクト」がスタートしました。

安心院は、豊かな自然や歴史的文化など、多くの魅力があふれる地域です。地域の方々の声や安心院のさまざまな魅力を取材し、コンテンツとして発信していきます。

安心院応援プロジェクトの取り組みに、ぜひご注目ください!!

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