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【ふくおかさん家のうまかもん】“市産地消”で 学校給食を支える 万能野菜『タマネギ』 ~Produce of Fukuoka City~

“福岡市内産”食材の競演

福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

 

家庭の食卓はもちろん
給食でも使い勝手は抜群

 

おいしいタマネギで有名な淡路島と同じ品種『七宝早生(しちほうわせ)』。肉厚でみずみずしく、甘味を感じられる。給食用に出荷されるのは、L~3Lサイズ(直径8~14cm)

タマネギは、学校給食で常用される野菜の一つ。用途を選ばず幅広い料理に使えるため、家庭の食卓と同様に欠かすことのできない食材である。福岡市の学校では、1日あたり約9万食分が必要となるため、市内産での全量確保は難しいが、極力市内産のタマネギを使用するよう取り組んでいるという。今回訪れた入部地区は、水はけが良く過湿に弱いタマネギの栽培と相性がいい。現在は5軒の農家が学校給食用のタマネギを栽培している。


温暖化と向かい合いながらの
発育・生育管理

タマネギは葉の根元にあたる球が肥大化すると、まっすぐ伸びていた葉が自然に倒伏する。畑の7割くらいが倒伏したら、収穫適期のサインだと教えてくれた

「近年は種まきを行う9月中旬でも気温が35℃になることが多く、発芽・生育の管理が難しいです」と生産者の樋口寿生さんは話す。その対策として、収穫期までの積算温度を考慮しながら、種まきの時期を1カ月ほど遅らせてみる試みを始めている。

 樋口さんの畑では、培養土を詰めたセルトレイに種を一粒ずつ丁寧にまく方法を採用。セルトレイで育てた苗は根がしっかりと張るため、11月中旬に定植した際に根付きやすく、その後の生育も安定するという。

 定植時は苗を密集させて数多く植え付けるのではなく、間隔を空けることで球を大きく成長させている。植える深さも品質を左右する重要なポイントで、深過ぎると生育しにくく、浅過ぎると球がきれいな丸い形に仕上がらない。雑草が生えるたび、除草作業も頻繁に行っている。

タマネギの収穫を体験。倒伏した葉は葉鞘部が空洞化するので、ちぎれないように一つずつ丁寧に手作業で収穫を行なう

子どもたちの給食に
携われることがやりがい

こうして丹精込めて育てられた福岡市産のタマネギは、例年以上に大玉に育った。収穫後はビニールハウスで十分に乾燥させ、過湿による腐敗を防ぐ。学校給食の食材として、5月から7月にかけて今年も出荷された。

 地域の農家は、米やほかの野菜も栽培している。「農作業が重なる時期は大変ですが、自分が作ったタマネギを子どもたちに食べてもらえるのは嬉しいですね」と樋口さんは微笑む。

採れたてのタマネギをスライスして水にさらし、醤油とカツオ節をかけて試食。生食でも辛味がなく甘さが際立っていた
JA福岡市 タマネギ出荷組合 樋口 寿生(ひさお)さん。会社勤めをしていたが、農業を営む父のケガを契機に、会社を退職して34歳で就農。タマネギのほか、米、キャベツ、ブロッコリーなども栽培している

 

~今回ツアーに参加した飲食店の皆様~

ホテル日航福岡
住所:福岡市博多区博多駅前2-18-25
電話:092-482-1111
インスタ:@hotelnikkofukuoka

ANAクラウンプラザホテル福岡
住所:福岡市博多区博多駅前3-3-3
電話:092-471-7111
インスタ:@anacrowneplaza_fukuoka

御料理 茅乃舎
住所:福岡県糟屋郡久山町大字猪野字櫛屋395-1
電話:092-976-2112
インスタ:@kayanoya.official

 

◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!

うまかもん @umakamon_fukuokacity

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