【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス /木村 光

木村光(Kimura Hikaru・背番号 68)

開幕から中継ぎで
連続無失点の活躍
育成から新人王奪取へ
育成ドラフトから這い上がり、今やホークス勝利の方程式の一角を担う木村光。マウンドで膝を震わせていたかつての青年は、今、圧倒的な自信を胸に、連続無失点、そして新人王に挑んでいる。
メンタルが好調の鍵
目の前の打者に集中して
最近は、勝ち試合や接戦といった、しびれる場面で投げさせてもらえる機会も増えましたが、非常に落ち着いた気持ちでマウンドに上がれています。一番大事にしているのは、とにかく「ゼロ」で抑えて、次の投手にバトンを繋ぐこと。その一点に集中してマウンドに向かっています。実は、僕はかなりの緊張しい。入団当初は、マウンドで膝が震えることもありました。2年目に支配下登録され、1軍に上がるチャンスをもらった時に、大学時代から繋がりがあった日本ハムの北山(亘基)投手に「マウンドに上がる時に心がけていること」を聞いたんです。それからは、「マウンドでは自分のできることをしっかりやるだけ。それ以上のことは求めない」という心持ちを、習慣づけるようになりました。昨年のCS(クライマックスシリーズ)でも、何よりメンタル面の安定性が大事だと実感しましたしね。意識したからと言って、最初からうまくできたわけではありませんが、意識し続けたことで、ようやく自分の中でスッと入ってくるようになったのが今季。それも好調の要因になっていると思います。
育成から這い上がり
4年目の「新人王」へ
もう一つ、今季への手応えとなっているのが、球の質の向上です。オリックスの山岡(泰輔)さんと自主トレをご一緒し、身体の使い方を学びました。山岡さんは同じぐらいの身長なので、参考になるところが多かったですね。今の僕の真っ直ぐは、フォームから予想される以上のギャップを打者に与えられていると思います。その自信が付いたからこそ、他の球筋(フォークなど)も活きてきたと思います。
同期の大津(亮介)や、(松本)晴が、1軍で活躍しているのもいい刺激です。昨年は、晴が開幕から12試合連続無失点を記録したので、今年は「自分は15試合ゼロで行くわ」って宣言しました。ホークスだけじゃなく、他球団で同い年……例えば吉田賢吾選手(日本ハム)や水谷瞬選手(同)、宮﨑颯投手(千葉ロッテ)といった、ホークスで同じ時間を過ごした選手たちが活躍している姿にも、やっぱり「負けたくない」っていう火がつきますね。
僕は高校や大学の頃から、大きな目標はあえて口に出すようにしています。そうすることで自覚が生まれるからです。今年は、「新人王」が目標。これはキャンプの時から公言しています。中継ぎでタイトルを取るのは簡単なことではありません。だからこそ、圧倒的なインパクトが必要。「30試合連続無失点」や「防御率0点台」といった高い数字を一つの目安に、1試合1試合を全力で投げていく。その積み重ねの上に、高みを目指していければいいなと思っています。
育成からスタートした僕ですが、支配下登録はあくまで通過点。1軍の舞台で活躍し続けてこそ、本当の勝負が始まると思っています。今年はまだ数試合しか投げていませんが、もっともっと多くの試合で登板し、ファンの方に応援してもらえるようにしっかり頑張ります。応援よろしくお願いします。
木村投手のプライベートに迫るQ&A
Q.福岡の印象は?
A.都会なのに、すぐ近くに自然があるのがいいですね。すぐ、海に行けるのがいい。あとは、魚が美味しいのが一番好きなところです。
Q.お気に入りのスポットは?
A.温泉や岩盤浴、サウナが好き。晴とよく一緒に行きます。お気に入りは、福岡市中央区にある『サウナヨーガン福岡天神』。外気浴が屋上なので、風通しが良くて気持ちが良いですよ。
