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【福岡仕事図鑑 特集】あなたと福岡の企業をつなぐ新しい就活情報 株式会社アイナックシステム

株式会社アイナックシステム

取締役 高田 彦さん

 大阪府出身。東京で大手人材派達会社、コンサルティング会社に勤め、福岡県久米市のデザイン企画会社に勤務。2024年6月、「株式会社アイナックシステム」に入社。「工場の自動化(FA事業)」と「農業の自動化(スマート農業事業)」の展開にあたり、事業開発や製品のプランディングを行なう。

 

結スマート農業の未来を切り拓く
自動化エンジニアの専門家集団


 

ココに注目!
AIイチゴ自動収穫ロボット『ロボつみ®』

ハウス内に設置したガイドの上を自動走行し、AIでイチゴを見つけて色づきを10段階で評価。事前に選択した熟度(収穫に適した)のイチゴを選別する。イチゴは柔らかく傷つきやすいため、特許を取得した独自の収穫ハンドで果実に触れないよう優しく収穫し、優しくカゴに置くことができる。

『農業の自動化』によって
さまざまな課題を解決する
ビジネスモデルを展開

 1級河川の筑後川が流れる肥沃な土壌に恵まれ、農業が盛んな筑後エリア。社長の稲員重典さんは代々農業を営む家庭に生まれ、母が何気なく言った「この作業は自動でできんかね」の一言をきっかけに、中学生の頃からスマート農業の必要性を感じ取っていたという。 
 稲員さんは、2008(平成20)年に半体製造酒の制御設計を主事業として「アイナックシステム」を創業し、2011(平成23)年に法人化。「生産効率向上」「工場の自動化』「農業の自動化」を強みに、工場、倉庫、生産現場、農場など幅広い分野に技術を提供している。企画から設計・製作、アフターサポートまでワンストップで対応可能と頼もしい限りだ。
 農業従事者は今後20年間で約4分の1に減るといわれており、わが国における喫緊の課題。同社は水・液肥やり、土壌温度管理、補光管理を自動化することで、生育環境の最適化に貢献している。2024(令和6)年にはAIイチゴ自動収穫ロボット「ロボつみ。」の受注を開始し、翌年に出荷。現在は万願寺とうがらしに応用した製品を開発しているほか、摘み採ったイチゴのカゴがいっぱいになったら自動で交換する「ロボかご」も検討しているとのこと。
 また、局所的な土壌加温を可能にした「AguRo-T」は、久留米市での実証実験において重油使用量約2分の1、収穫量2倍以上、CO₂排出量約2分の1という実績を残した。「省エネ大賞2024」審査委員会特別賞、『DEEP VALLEYAgritech Award 2025」優秀賞を受賞している。
 そして、近年は農業の地域内事業承継が進み、大規模化が加速している。それに伴い同社では、複数の圃場をパソコンやスマートフォンで遠隔管理できる仕組みを開発。「大規模農場自動潅水システム「AguRo-W」、作物特化型の営農アプリ、JAの業務改善アプリを一気通貫で開発、自動連携させたもので、強力に現場を救うと信じています」と取締役の高田彦さん。
 国や自治体とのプロジェクト、大企業との協業をはじめ、農業を通じて障害者の社会参画を促す「農福連携」など事業は多彩。「農業の自動化」によるモノづくりで、より良い労働環境の実現に取り組んでいる。

 

ココに注目!
局所土壌加温コントローラー『AguRo-T』

自社開発した土壌加温コントローラーは、栽培土を直接加温するヒーターをスマート制御。独自の仕組みにより、導入コストを従来の1/3程度に抑えつつ、ピーク電流抑制機能により、基本電気料金も抑えている。オリジナルの保温チューブを組み合わせることで、より効果的に土壌を温める。

Check!
国や自治体と連携して
スマート農業を推進

福岡市では、農作業の効率化や省力化、生産性の向上を図るスマート農業を推進するため、『Fukuoka City スマート農業マッチングプロジェクト』に取り組んでいる。その一環であrつ『チャレンジ農園プログラム』への参画企業として採択され、2024(令和6)年12月より今津リフレッシュ農園にて実証実験がスタートした。自動潅水システム、局所土壌ヒーターシステム、AIいちご自動収穫ロボット、LED補光を、小型栽培棚においてパッケージ化。都市型農業での普及を見据えたイチゴ栽培のハーフオートメーションを社会実装することで、農作業時間の大幅削滅・収益増を目指している。

 

ココに注目!
栽培を半自動化する『スマートいちご栽培キット』

栽培棚の長さ1.2mの小型栽培ベンチで、水・液肥やり、土壌温度管理、補光は自動管理。人が行うのはイチゴの花粉を雌しべに付着させる人工授粉や、給水タンクに水を補充するなどの作業だけ。屋内設置が可能で、車いす利用者も作業できる。福岡市立南福岡特別支援学校に採用され、肢体障害のある子どもたちが農業に触れられる新しい農教育として成功を収めた。

株式会社アイナックシステム

所在地:久留米市東合川4-1-1-101号
設立年月日:2011(平成23)年5月
問い合せ:0942-48-0451
Instagram:@inaksystem2008
HP:https://www.inaksystem.co.jp/

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