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【ふくおかさん家のうまかもん】『ほうれん草』エグみが少なくシャキッとした歯ごたえ ~Produce of Fukuoka City~

“福岡市内産”食材の競演

福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

 

甘みと栄養が増す
冬場が特におすすめ

 福岡市西区と糸島市の境にある高祖山。その麓に位置する今宿上ノ原地区では、ホウレン草の栽培が行われている。ほぼ一年を通して長期的に栽培できるのが特徴で、種をまいてから約40~60日で収穫時期を迎える。

 「冬場はじっくり時間をかけ、大きく育ちます。霜にあたって甘みと栄養が増すので、特においしくなりますよ」とJA福岡市西グリーンセンター軟弱部会の薦田文昭さんは話す。


手間ひまかけた
土づくりと肥料管理

日当たりや水の吸収具合で成長速度に差が出る。32cm以上を目安に収穫を行い、3サイズに分別して出荷する

 薦田さんの畑では、高温で栽培できない真夏の休作期に、土壌の表面をビニールフィルムなどで被覆し、太陽熱消毒を実施。土壌中の病原菌や病害虫を駆除できるという。土づくりには、牛ふんを使った堆肥を利用している。

 種をまく畝(うね)は水はけが良くなるよう高めにつくるのがポイント。ホウレン草は窒素が多いと成長が促進されて葉の色も濃くなるが、エグみの原因にもなってしまう。薦田さんが育てるホウレン草はエグみが出ないように、窒素肥料を控えめにしている。収穫したホウレン草の色が薄めなのはそのためだ。

 福岡市内産のホウレン草のは、大きくて茎も折れにくい。葉もやわらか過ぎず、食べたときのシャキシャキした食感もいい。エグみが少ないことで、味わいも濃く感じることができる。

収穫するときは土の中まで鎌を入れ、茎が折れないように根から刈り取るのがコツ

様々な料理法に適した
主役になれる存在感

収穫したホウレン草は、下の丸い葉が黄色くなりやすいので取り除くと教えてくれた

 ホウレン草はカリウムや鉄分、ビタミンAなどを多く含んで栄養価が高く、ゆでる、いためるなど様々な料理法に適した万能野菜。エグみの少なさを料理人の皆さんに感じてもらうため、試しに採れたてのホウレン草を使って生と茹でたもので食べ比べをした。

 「生は食感が良くてエグみも少ないので、合わせ方によっては、サラダにしても面白いかも」「茹でても味が抜けないので、パスタのような濃い味付けでも存在感を出せそう」と料理人にも好感触だった。

土づくりや畝づくりがしやすいように、水やりはハウス上部に取り付けたチューブから行う

 

JA福岡市西グリーンセンター
軟弱部会
薦田 文昭さん

高校卒業後は会社員として働き、週末に実家の畑を手伝ったりしていた。2018年に退職して就農し、2022年に両親から畑を移譲され引き継いだ。水菜、カブ、ダイコンの栽培も行なう。

 

◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!

うまかもん @umakamon_fukuokacity

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