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伊万里ジャックFUKUOKA ~伊万里 “食”のつくりて~vol.3『前田牧場・南波多ミート・焼肉 大黒』🐂⛰️

\伊万里“食”のつくりて/ 
前田牧場・(有)前田畜産 南波多ミート・(株)大前田 焼肉 大黒

全国に誇れる伊万里牛
その魅力を3兄弟で伝える

由緒ある伊万里牛
この文化を次の世代に
受け継ぎたい

 今や全国各地でさまざまな特徴のブランド牛が育てられている。ここ伊万里にも、全国に誇れる黒毛和牛『伊万里牛』がある。その肥育、加工・販売、そして焼肉店と、それぞれ違う形で伊万里牛の魅力を伝えているのが今回紹介する前田3兄弟。彼らはこの牛を次世代につなごうとそれぞれの立場で努力している。

曾祖父の代から伊万里牛に携わり大切に育て、消費者に届ける

 伊万里市南波多に、伊万里牛に関連した事業を行っている3兄弟がいる。伊万里牛の肥育を行う『前田牧場』を経営する長男・前田順司さん、その肉などを加工・販売するのが次男で『前田畜産 南波多ミート』の代表取締役・久務さん、そして伊万里牛をメインにした焼肉屋『焼肉 大黒』を切り盛りする三男の大湖さん。
 「私の曾祖父が博労(ばくろう)で、祖父がそれを継いで肥育も始めたと聞いています」と教えてくれた順司さん。博労とは牛や馬の売買などを手掛けるいわば仲介人のこと。順司さんの父が規模を拡大し、平成5年に現在の規模となった。現在、9棟の牛舎に約420頭の伊万里牛を育て、月に20頭の伊万里牛を出荷している。
 伊万里牛の歴史は古く、昭和30年代後半から始まった。当時は地理的に近い長崎県松浦や平戸まで仔牛を買い付けに行き、その後、清らかな水と自然にあふれる伊万里の地で育てられた。畜産農家は年々減少をしており、現在は約25軒程となっている。


肥育、加工・販売、飲食店を一貫して行う
全国的にも希少な提供スタイル

 

『前田牧場』代表 前田 順司さん
 地元の農林高校を卒業後、実家が営む牧場で働き始める。その後、家業を受け継ぎ、現在は5人で『前田牧場』を運営している。牛の状態を見極めながら、愛情を込めて育てる。
「肥育は子育てといっちょん変わらん」と笑う順司さん。優しく育てるからこそ、おいしい伊万里牛が育つ

 美しいサシが入った肉質の牛を育てるためには血統、そしてエサを含めた育て方が大事になるという。順司さんは生後9ヵ月の血統のいい仔牛を買い付け、30ヵ月まで育てて出荷する。その間、体を大きくすると同時に、バランスのいいサシの入った肉質になるよう、成長に合わせて配合飼料や稲ワラなどのエサを変えていく。「毎朝、1頭1頭の顔を見て健康状態を確かめながら育てています」と話す順司さん。

朝夕2回の給餌で1頭1頭の状態を確認し、大切に牛を育てる。佐賀県内の農家を1軒1軒巡り、良質な稲ワラを仕入れている

 

(有)前田畜産 南波多ミート 代表取締役社長 前田 久務さん
 高校時代に経験した牛の解体に興味を持ち、卒業後、大阪の精肉店で経験を積む。その後、帰郷して『(有)前田畜産 南波多ミート』を立ち上げ、現在は代表取締役社長を務める。

 兄が手塩にかけて育てた伊万里牛などを1頭買いして、自ら骨抜きなどの加工を行い、販売する『南波多ミート』。月に20〜30頭を仕入れ、枝肉にした後に2週間ほど熟成させる。こうして肉全体に旨味を十分に行き渡らせて販売する。「生物なので温度や衛生管理に気をつけています」と久務さん。店頭にパック詰めの肉は並んでいるが、ステーキや焼肉などの肉は基本的に注文後にカットする。「あらかじめ切っておくと味が落ちます。おいしいお肉を食べてほしいから」とその理由を話す。仕入れから販売まで、冷凍しないのもおいしさを守るためだ。

「わざわざここまで来てくれるから、できるだけ安く伊万里牛を提供して、そのおいしさを知ってほしい」と久務さん。ショップと併設された加工所は徹底した衛生管理と温度管理の下、枝肉から骨抜きなどの作業を施し、安全安心な伊万里牛を販売する
仕入れてから一度も冷凍していないので、料理に使えば旨味と肉汁あふれる肉本来の味を楽しめる。「伊万里牛で伊万里を盛り上げ、次の世代に渡したい」 と話す。だからこそ、すべての作業にこだわっておいしい伊万里牛を提供している

 

(有)前田畜産 南波多ミート
【所】佐賀県伊万里市南波多町井手野下ノ原2615-1
【☎】0955-20-3110
【営】10:00~17:30 ※オーダーカットは17:00まで
【休】水曜
【HP】https://minamihatameat.jp/
【Instagram】:@minamihata_meat

 

『焼肉 大黒』 店長 前田 大湖さん
 高校から専門学校に進学し、卒業後に焼肉屋で働く。その後、兄・久務さんが営む『前田畜産 南波多ミート』で肉の知識を増やす。2020年にオープンした『焼肉 大黒』の店長。
2人の兄が大切に育て、丁寧に加工した質の高い伊万里 牛を多くの人に知ってもらうために、「焼肉屋が一番気軽 に利用してもらいやすい」と思って、と『焼肉 大黒』の大湖さん。「肥育、加工の現場を見ていますから、新鮮で安全な 肉を自信を持って出しています」

 2人の兄が大切に育て、加工した肉をリーズナブルに提供するのが『焼肉 大黒』。「生産者を見ていますから、安全安心な伊万里牛を提供できます」と大湖さん。そのままでもおいしい伊万里牛だが、部位や焼き方に合わせて切り方を変え、伊万里牛本来の味をより味わえる工夫をしている。

久務さんが営む『南波多 ミート』同様、切り置きはせず、オーダーが入ってから肉を 切り出すスタイル。「伊万里牛を食べると同時に、ここまで 来てもらって伊万里の良さも感じてほしいですね」と話す

 牛の肥育から加工・販売、そして料理までを一貫して行っている業者は全国的にも少ない。伊万里で育ち、この土地の良さや伊万里牛を大切にしている3兄弟だからこそ、これができるのだろう。
 「伊万里牛は伊万里が全国に誇れる大切な文化のひとつ。これを次の世代に引き継ぎ、残していかないといけない。そのために、伊万里牛のおいしさをもっと広めていきたい」と3人は口を揃える。
 伊万里には焼き物をはじめ多くの魅力がある。そのひとつが伊万里牛であることは間違いない。ジャンルこそ違えど、それぞれが専門分野でプロの仕事をして、伊万里牛のおいしさ、魅力をより多くの人に伝えている。

伊万里牛のロース、カルビ、ハラミなどが盛り込まれた『大黒盛(4人前)』(8800円)。これを頼んでおけば間違いない。カルビやミックスホルモンの他に鶏肉、豚肉、ご飯、デザート、選べる 1ドリンクが付く『白こづちコース』(3500円 ※4名以上、要予約)などもあり
 
 
フリーアナウンサー 中村 葉月さん
 佐賀を愛する佐賀市在住のフリーアナウンサー・タレント。テレビ長崎を退職後、オーストラリア生活を経て、2025年8月から再始動。趣味はバイクと英語、動物好き。
肉が焼ける芳醇な香りに中村さんも思わず頬が緩む。期待を超える伊万里牛のおいしさに至福の表情を浮かべる。 飲み込んだ後に肉の余韻が残るのも伊万里牛の特徴

 

焼肉 大黒
【所】佐賀県万里市南波多町井手野2438-4
【☎】0955-24-2520
【営】11:00~OS13:30/17:00~OS21:30、
   日祝日11:00~OS14:30/16:30~OS21:00
【休】水曜、第3火曜
【Instagram】:@yakiniku_daikoku

 

伊万里ジャックFUKUOKA ~いまりで、にんまり!~

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<🍽️第3回参加店舗🍽️>
・キッチン SHU LaBo(シューラボ)
・侑久上海 本店
・創作寿司 あき郎
・下町ビストロ リカリカ
・PIZZERIA CENTO(ピッツェリア チェント)

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● 第3回 11月28日 (金) ~   12月27日(土)

●第4回 2月1日(日) ~  2月28日 (土)

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