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【和白病院】がん治療の味方「リニアック」ってなに?

福岡和白病院 放射線治療医長        

中野 敬太先生による   

                        

――Q&Aでわかる放射線治療――

Q1. 放射線治療ってなに?

A.放射線治療は、がん治療において 外科手術・化学療法と並ぶ主要な治療法の一つ です。高エネルギーの放射線を体外から患部に照射することで、がん細胞のDNAを損傷させ、分裂・増殖できなくして死滅させます。正常組織への影響をできるだけ抑えつつ、がん細胞を集中的に攻撃するのが特徴です。手術のように体を切らずに治療できるのが大きな特徴です。

Q2. リニアックって、どんな装置?

A.リニアックは「リニアアクセラレーター」という医療機械の略称で、日本語では「直線加速器」と呼ばれます。放射線をまっすぐ加速させて高いエネルギーをつくり、その力でがん細胞を狙って治療します。

Q3. どんながんに使われるの?

A.脳、肺、乳腺、前立腺など、体のいろいろな部位のがんに使われています。

Q4. 照射って痛いの?

A.照射そのものに痛みはありません。熱さやしびれも感じません。副作用として、皮ふの赤みや疲れやすさが出ることもありますが、医師や看護師がしっかりサポートしてくれます。

Q5. 1回にどれくらい時間はかかるの?

A. 機械に横になってから終わるまで、だいたい10〜20分くらいです。治療は週に5回、それを数週間続けるのが一般的。通院しながら治療できるので、仕事や家事を続けながら受ける方も多いです。

Q6.リニアック治療の期間はどのくらい?

A.平均すると2~3週間ほどです。痛みの軽減などが目的の緩和治療は1日で終わることもあります。

Q7. 最新のリニアックは何がすごいの?

A.コンピュータで治療計画を立てて、放射線の強さや角度を細かく調整できるようになりました。そのため、がんにしっかり当てて、副作用はなるべく少なくできるよう進化しています。

●3D-CRT(3次元原体照射法):立体的にがんの形に合わせて当てる

●IMRT(強度変調放射線治療):ビームの強さを部分的に変化させ、がんに集中させる

●VMAT(回転強度変調放射線治療):機械が回りながら、短時間で効率よく当てる

●IGRT(画像誘導放射線治療):照射直前にCTやX線で位置確認して、毎回ズレなく当てる

 ※福岡和白病院は全てに対応しています

Q8. 治療を受けるにはどうしたらいい?

A.まずは主治医に相談してください。リニアック治療に向いているかどうかを調べ、治療方針をチームで決めます。リニアックは専門の設備がある病院で行うことができます。


中野先生から一言

 「リニアック」という名前は聞きなれないかもしれません。でも、体を切らずにがんを治療できるやさしい選択肢のひとつです。技術は日々進歩していて、副作用を抑えつつ効果を高める工夫がされています。

もしもご家族やご自身ががんと向き合うことになったら、リニアック治療について担当の医師に相談してみてください。

 

------リニアックついてのお問い合わせ・ご質問------

福岡和白病院 放射線科 放射線治療リニアック室
TEL:092-608-0001(代表)
担当:放射線科 リニアック担当事務(内線 9483)

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