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糸島の気になる”植”人 その2 『寺山造園』 プランツの新しい可能性を創出。 庭師が手掛ける世界観が感性を刺激する

   

街なかのあらゆる店で見かける、「植物のPOPUP SHOP」。いったいどんな人たちがやっているんだろう?糸島で活動するこんな二組に話を聞いた。

 

   

 

 

プランツの新しい可能性を創出。 庭師が手掛ける世界観が感性を刺激する

 

花や植物の特集をするなら取材してみたい……以前からそう思っていた気持ちが結実したのが今回紹介する『寺山造園』だ。実店舗は持たずに、これまでに『ステレオコーヒー』や『バスキングコーヒー』、『ニヨルコーヒー』などの人気カフェをはじめ、無印良品、岩田屋本店、博多阪急など、いたるところでさすらうようにポップアップを展開し、その名を徐々に広げている存在だ。公式サイトの紹介文には「釣り、キャンプ、音楽、サーフィン、ファッションが大好きな様々なバックボーンを持つ集団です。もちろん、それと同じくらい”庭づくり“が大好きです」とある。その実態を探るべく、糸島にあるアトリエを訪ねてみた。

 

『寺山造園』は’61年に創業された空間づくりや庭づくりのプロ集団。現在は寺山剛功さんが三代目として旗を振り、撮影ディレクションの経験を持つ妻・英里さんがプロダクトの制作・販売を担当している。「若い頃は造園業に魅力を感じず、それまではアート関係の仕事をしていました。10年前から跡を継いだのですが、人と同じことをやっていてもしょうがないし、迎合するのも好きじゃないので、時代を先取ることを意識しながら新しいことにも取り組んでいます」と寺山さんが話す通り、『寺山造園』が手掛けるものはどれもクリエイティブでアート性が濃いものばかり。「庭の一角を切り取ってみよう」という発想で作られた、直立する円柱型をした”手に取って持つ庭“の『NIWAMO(庭面)』は代表的なプロダクトで、コンクリートのポットを突き破るようなデザインの花や植物からはみなぎる生命力が感じられる。球体型の『UROKU(生緑)』を含め、このまま美術館に飾られても違和感がなさそうな、どこかカルチャーの匂いがする佇まいに思わず目を奪われるはず。もちろん、本業である造園や作庭においても「庭の定義を広げたい。家の中にも庭ってつくれるんです」と、庭づくりがしにくい個人の邸宅に向けたオーダーメイドを提案・受注している。

 

  仕上がりやデザイン性は偶然に左右される部分も大きいという『NIWAMO(庭面)』や『UROKU(生緑)』は、どれも手作業の一点もの。商品というより「世界観を提案しています」というこれらのプロダクトに触れれば、きっと既存のグリーンのイメージが拡張していく感覚が得られるはずだ。

 

   

 

 

 

寺山造園
[所]糸島市志摩久家(アトリエ)
☎092-328-2300
【Instagram】terayamazoen
【Instagram】terayama_zoen

 

 

 

 

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