【フォトジェニックなパンさんぽ】広川町
「フォトジェニックなパンさんぽ」
昨年サイトオープンしたちくご「パンさんぽ」
筑後エリアは県内屈指の人気パン屋があつまる激戦区。
昨年はエリアのパン屋+市町村の魅力を発信!
今年は筑後15市町村のパン屋とフォトスポットを
パンさんぽ編集部が取材し皆様にお届けします!
<広川町編>
ナビにしたがって進むと、田んぼの中を抜け住宅街へ。「本当にこっち?」という若干の不安を持ちつつ進むと「隠れ家パン屋さん」と書かれたのぼりを発見。

笑顔で迎えてくれるのは、パン作りのすべての工程から販売まで一人で切り盛りしている中島智子さんだ。「中島の“しま”、家の横につくった工房が箱型、パンはお餅屋さんがお餅を並べていた木箱を使っているので『しまのはこぱん』なんです。小さい子でも読めるようにひらがなにしたのですが、どこで区切るのかわからない方もいらっしゃるみたいです(笑)」。

中島さんがパン作りを始めたきっかけは、お子さんたちのリクエストから。「子どもたちから『お弁当にパンを持っていきたいなぁ』と言われたので、『じゃあ、やってみるか』と、初めてメロンパンを焼いてみたんです。

私は食べるのが大好きで作るのも大好きなんです。特にお腹にたまるものがいいですね。小さなお菓子じゃなくて(笑)」。そして、10年ほど前に『しまのはこぱん』はオープン。こちらの店舗での営業は土曜のみだが、地元の幼稚園に届けたり、近隣の郵便局で無人販売を行なっていたりしているそうだ。人気ベスト3は『メロンパン』『高菜そぼろ』『パニーニ』。『メロンパン』はプレーン、抹茶、醤油、チョコ、紅茶の5種類もある。

「初めはプレーンだけでしたが『こんなの作って』という要望があって増えていきました。醤油メロンパンはみたらしみたいな風味で焼き戻していただくと醤油の香りがして美味しいですよ!」。

近くの専門学校に通う学生さんたちの人気No.1は、まあるいパンの中に豚肉とキャベツで包んだ半熟ゆでたまごが入った『たま三郎』(230円)だ。「お腹にたまるし、お得です(笑)」。

25種類ほどのパンを手がけているという中島さん。店頭の木箱の中には様々な種類のパンが1〜2個並んでいる。すぐに売切れてしまいそうだが…「一度にたくさんの種類を見ることができて、選んでいただきやすいようにこのスタイルにしました。

すぐに補充するから大丈夫なんですよ。すべてのパンを自分で作って、自分自身で対面販売。このスタイルが好きなんです。みなさんに食べていただいて『美味しいよ』と言っていただくとうれしくてうれしくて(笑)。学生さんもよく来てくださいますから、買いやすい価格にしています。家の横でやっているし一人だやっているし、人件費削減してがんばってます(笑)」。


お子さんたちのために焼いたメロンパンから始まった中島さんのパン作り。パンに込められたやさしい心はずっと変わらない。
パンさんぽ編集部が
オススメするフォトスポットをご紹介📷
『しまのはこぱん』から車で20分ほどの静かな逆瀬谷(さかせだに)集落に建つ『逆瀬ゴットン館』。



広川町には古来から多数の水車があり人々の生活を支えていたことと、この集落には青石(蛇紋岩/じゃもんがん)を使用した青石垣が多く見られることから、「水車と青石垣の里」として平成7年(1995)にオープンした。

丸太造りの建物の横では直径7mの大きな水車がゆっくりと回転している。同町に在住し、水車大工として全国的に有名だった故・中村忠幸氏設計の伝統技術を保存するため、本人設計による水車を設置しているのだ。

水車は、少し離れて見ても存在感があり、近寄ってみると迫力満点。ずっと眺めていたくなる水車の回転にも、山間に響く“ゴットン、ゴットン”という音にも心休まる。力強さとやさしさをあわせ持った水車は、角度によっておもしろい写真が撮れそうだ。

隣接する『水車そば さかせ』では水車で挽いたそば粉と逆瀬谷薬師堂の地下水を使用した手打ちそばを味わうことができる。また、近隣では4月下旬にヤマフジ、6月にはアジサイ、7月にはウバユリといった花が季節を彩る。
『逆瀬ゴットン館』
[所]福岡県八女郡広川町水原2777-1
[電]0943-32-5555(広川町観光協会)
[P]あり
[料]見学無料