【インタビュー】Fuku Spo – アビスパ福岡 / 奈良竜樹

DF 奈良竜樹(Nara Tatsuki・背番号3)

タイトルに手を掛け続けられる
チームの中心に僕がなれたら
開幕戦をはじめ多くの試合で先発出場し、キャプテンとしてチームをけん引していた昨季ですが、6月に以前から痛めていた左ひざの手術を受けました。全治は10カ月以上で地道なリハビリを続け、完全復活しようしている彼は今どんな思いなのか新監督を迎える今季についても聞いてみました。
難しいシーズンだった昨季
でも、チームは崩れず戦った
昨季第1 6節から戦列を離れた彼にチームの戦いぶりはどう映っていたのでしょうか。「2023年にタイトルを獲得した結果を踏まえ、昨季は難しいシーズンになると思っていました。その中で良い時期と難しい時期がくっきりと分かれたシーズンになりました。それでもチームは崩れず、ホーム最終戦でそれまで築いてきたサッカーで勝ちました」。
個人としては6月に手術を受け、多くの時間をリハビリに費やすこととなり、この大きな決断をどう思っているのか。「自分で決めたことなので。プレー中にケガをする方が悔しいだろうし、僕は自分からクラブにお願いしたので悔しさはありませんでした。それよりもうまくいかない状況でプレーする方が歯がゆい思いや苦しさがあります。人生には良いこ
とも悪いこともありますし。良い時に良い方に変わるだけじゃなく、辛い経験や悔しい思いなどの中からも良い価値観が生まれることもあると思うので、自分で決めたからにはネガティブに考えないようにしています」。
僕らの働きかけから
それぞれが行動を起こしてくれたら
長く地味なリハビリの合間に時間を作り、新たな活動もスタートしました。それが『ROOT PROJECT 』。アビスパ福岡が福岡の街に根付いて(ROOT)ほしいとの思いが込められています。「アビスパに来て、そこで感じた課題やこのクラブやこの地域が持つポテンシャルなどいろんなものを考えた時に、クラブがより強く発展して、さらに上のステージに行くために大事なことはピッチでの結果だけじゃないのでは?と思ったんです。きっかけはケガをしたからかもしれませんが、復帰してからも続けたいと思っています。サッカー選手としては、いずれ終わりますが、サッカー選手の前に社会で生きる一人の人間としても成長したいという思いがありました。
ルートプロジェクトでいろいろやりますが、サッカーをやっている子どもたちだけじゃなく、サッカーをやっていない子どもたちやサッカーに関係ない職場や課題のある場所などに自分たちから関心を持ってアプローチしていきたい。アビスパを応援してもらうだけじゃなく、こちらから福岡県の子どもたちや自分でアクションを起こせない人たちに働きかけていきたいと思います。ルートプロジェクトを通して、それぞれのやりたいことに向けて行動を起こし、結果的にアビスパに興味を持ってくれたらいいですね」。
これまで築いた武器に
新監督のスタイルを上乗せする
1月6日に始動した今季のアビスパですが、金明輝新監督が率いる新たなチームはどんなサッカーを見せるのでしょうか。「それは新監督の目指すスタイルに依存することになると思いますが、これまで長谷部監督が築き上げた武器に誇りを持って出し続け、磨いていきたいです。それにプラスして、新しい監督の理想のスタイルを上乗せしたいですね。現状維持は衰退の始まりという言葉もありますから、新しいものを積み上げ、ピッチで表現する。そして、サポーターのみなさんが興奮したり、思いを乗せられるサッカーができたらいいなと思います。
サッカー選手として楽しいことより辛いことの方が多かったんですが、それも含めて、その価値をピッチの内外で提供したい。選手としては、もう1回タイトルを目指し獲得する。そして、何度もタイトルに手を掛け続けられるチームの中心に僕がなれたらいいと思います」。
奈良選手のプライベートに迫るQ&A
Q.以前、子どもと自転車で行きつけのパン屋に行きたいと話されていましたが。
A.『フルフル』には、なんだかんだで車で行っちゃいますね(笑)。でも、近所の公園には子どもと自転車で一緒に行くことはありますよ。
Q.ヘアスタイルのこだわりは?
A.こだわりというか、いちいちセットするのが面倒臭くないですか? この髪型だと、美容室に行って髪型をどうするか悩まなくていいんですよ。今の髪型はみんながほとんどやっていないので気に入っていますよ。サポーターの人から「子どもがマネしました」と言われました。この髪型は、子どもにはかわいくて似合うと思うので、広まっていけばいいですね。
